■アジア男子サッカー2008最終予選（北京オリンピック2008最終予選）
11月17日（土）21：15／ベトナム・ハノイ
U-22ベトナム代表 vs U-22日本代表
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TV中継はテレビ朝日系列で20：58〜23：21、NHK−BS1で21：05〜23：20生放送！

11月21日（水）19：20 キックオフ（予定）／国立
U-22日本代表 対 U-22サウジアラビア代表
★チケットは現在好評発売中！
★TV中継は19：00〜21：24 テレビ朝日系列、19：00〜21：20 NHK-BS1にて生放送！
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攻撃陣の確認がテーマの一つであったはずの緊急合宿、２日目に行われた順天堂大学との練習試合は、なんとスコアレスドローに終わった。順天堂大学は関東大学サッカーリーグ１部で１２チーム中８位のチーム。天皇杯では４回戦まで進出し磐田に敗れたばかりとはいえ、同世代が中心の格下チームだ。さすがに試合後は、U22日本代表の選手たちから緊張感のようなものが感じられた。
「ぴりぴりしたものは感じる」とヤマザキナビスコカップＭＶＰを獲得している安田（G大阪）も、表情を引き締めた。これから試合ま
での１０日間、何が出来るのか、何をしていったらよいのか。そんなことに頭をめぐらせていただろうか、選手たちは重い口調で今日の試合を振り返りバスに乗り込んでいた。

練習試合は５０分×２本。２本ともラスト５分は平山（F東京）を意図的に投入。前線の枚数を増やしたパワープレーを試していた。メンバーは以下の通り。
◆１本目　
ＧＫ：西川周作（大分）
ＤＦ：内田篤人（鹿島）、青山直晃（清水）、水本裕貴（千葉）、安田理大（G大阪）
MF：ボランチ青山敏弘（広島）、伊野波雅彦（F東京）、攻撃的MF柏木陽介（広島）、本田圭佑（名古屋）
ＦＷ：カレン ロバート（磐田）、李忠成（柏）
交代：２５分カレン→岡崎慎司（清水）、４５分伊野波→平山相太（F東京）

◆２本目
ＧＫ：山本海人（清水）
ＤＦ：内田、小林祐三（柏）、河本裕之（神戸）、本田圭、
MF：ボランチ、伊野波、上田康太（磐田）、攻撃的MF枝村匠馬（清水）、梅崎司（大分）
ＦＷ：平山、岡崎
交代：１５分岡崎→興梠慎三（鹿島）、２５分内田→安田、平山→カレン、４５分枝村→平山

最終予選４戦を終えているが、ここまでの直前練習を見ていると、試合の先発メンバーがそのまま紅白戦などで起用されていることがある。今回は、不参加選手もいるため１００パーセントではないが１本目のメンバーはベトナム戦のメンバーに近いもの、ということになりそうだ。
試合前にもベトナム対策の、特に守備的な指示がされたという。「ベトナムはカウンターのチームなので、くさびが入ったらそこはつぶすことと言われていた」と、西川は話し、相手の２トップに対してはセンターバックが常に２枚残る形を取っていた。

１本目、２本目ともゴールに迫ることはあるのだが、なかなか決定機と呼べるほどの形には至らない。「どことなく重く、疲れているように感じた」と西川が話しているように、体を張り切れずどこか軽いプレーも続いた。だが、問題はどうしても攻撃が形にならないことだ。「FWのせいにされることが多いけど、決してそれだけではない。全体に間延びしているし、ボールを持てても位置が低いから運んでも距離が
長かったりして効果的な攻撃になりきらなかった」と振り返ったのは内田。全体が絡んだ、人とボールが動くような攻撃は見られず。布陣が守備的だったこともあるが、満足のいく形は見られなかった。
また、前後半ともにパワープレーの時間も設定したが、肝心の平山はサイドに流れてクロスを上げるなど、ゴール前でのパワーにはなりきれずに終わる。アピールしたかったカレン、興梠 も悔しげな表情を見せた。中でもこの週末に天皇杯で順天堂大学と対戦し、２得点を挙げたばかりのカレンは「この間やったときよりも順天堂大学を強く感じた」と下を向いた。

合宿のポイント、狙いについて反町監督は話さなかったが、攻撃にあったのは間違いないだろう。森島康仁（C大阪）、家長昭博（G大阪）の２人が出場停止で欠けるだけでなく、予選突破は最終的に得失点差で決まる可能性も高く、それを勝ちきるしかないのが現状なのだ。６日の実戦形式でも繰り返しゴール前の形を試していたのもそのためだ。
この練習試合で、それは成果としては出なかった。だが、逆にこれでチームは一つとなるはずだ。そうでなかったら、わざわざ急遽集まった意味がない。「勝点３を取って帰ってくることを約束したい」と言い切った反町監督の言葉を信じたい。

以上

2007.11.07 Reported by 了戒美子
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※ベトナム戦のメンバー発表は9日（金）の予定です。