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【J1:第31節 名古屋 vs 磐田】レポート:ゴールが遠い名古屋は4戦無得点。数的有利も行かせず、磐田にドローへ持ち込まれる。(07.11.11)

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11月10日(土) 2007 J1リーグ戦 第31節
名古屋 0 - 0 磐田 (16:03/豊田ス/17,529人)

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名古屋は、中盤の金、本田が出場停止、さらに軽い故障を抱えている大森も欠くというハンディキャップを負っての試合となった。GK楢崎、DFは米山を中央に、右に吉田、左に阿部、中盤はボランチに吉村、右に小川、左に渡邉、中央には中村と久々の先発となった藤田、そしてFWはヨンセンと玉田という3−5−2の布陣。対する磐田は、前週の天皇杯からGK川口が戻り、ベストメンバーがピッチに立った。

主力を3人欠いて、不安材料があった名古屋だったが、開始早々からチャンスをつくるなど、試合を支配していく。DFラインを押し上げ、コンパクトなポジショニングでパスをつなぎ、ワイドに展開した小川と渡邊が磐田の中盤を分断。さらには、ボランチのファブリシオを中心に、中盤でボールを奪っては攻撃につなげていった。ボランチのファブリシオ、エンリケ、そしてトップ下の上田ら中央の選手を使ってポスト役の前田に当てて攻撃の糸口を掴もうとする磐田に対し、名古屋はきっちりそこを抑え、決定的な仕事をさせなかった。

30分を過ぎるあたりまで幾度もチャンスを作り、磐田ゴールにシュートを浴びせる名古屋。いつゴールが生まれてもおかしくない展開だった。そんなとき、渡邊が負傷交代、津田が右に入り、左には小川がポジションチェンジする。そんなアクシデントがあったものの、前半は磐田には1本のシュートを許したのみで、完璧な試合運びだった。しかし、7本のシュートを放ちながら結局ゴールは生まれなかった名古屋。守備でも、また攻撃でも大きく貢献していた渡邊がいる間にゴールが生まれなかったことが、後半に響くこととなる。

後半、磐田はファブリシオを下げ、成岡を投入。そのことで上田をボランチに下げ、トップ下に成岡を置く。この采配がズバリ的中し、序盤から中盤を支配してペースをつかんでいく磐田。しかし58分、この日2枚目のイエローカードをもらった茶野の退場で、状況が一変する。磐田はすぐさまカレンを下げ、大井を投入し、茶野の抜けたDFを補強。数的不利で防戦一方の展開に、ワントップの前田を使ったカウンター狙いの戦いを強いられることとなる。

ところが、数的有利で押し込みながらも、なぜか攻撃を急ぎすぎ、フィニッシュを決めることができない名古屋。そこで「ゴールを奪って勝ちたいという選手の気持ちが伝わり、監督としてもリスクを冒す形になった」というフェルフォーセン監督がとった秘策は、DFを1枚削り、攻撃の手数を増やすことだった。69分、米山を下げて杉本を投入。吉田と阿部、若い2人のDFにはボランチの吉村が臨機応変にカバーに入り、前線は玉田をトップ下にした3トップ。ますます攻撃に拍車がかかるが、それでもゴールが生まれない。そうしているうちに刻々と時間は過ぎ、残り10分を切った頃、逆に磐田へカウンターから攻め込む時間帯を与えてしまう。

82分。守備を修正すべく、名古屋が動く、玉田を下げ山口をボランチに、藤田をトップ下へ、さらに吉村がよりDF寄りの布陣をとって、磐田のカウンターに対応。そうすると87分に、今度は磐田が太田を下げ、林を投入して攻撃の手を増やして追い込みをかけてきた。残り5分は一進一退の攻防。ロスタイム、藤田が最後に放ったシュートは枠外に外れ、試合終了。

前半のリズムと後半の数的有利を生かせず、またしてもノーゴールで終わってしまった名古屋。前後半合わせて18本、磐田のおよそ倍のシュートを放ちながら4試合連続無得点という結果に。安心して残留を決めるところまで来ていない名古屋にとって、課題と言われ続けてきた得点力不足がリーグ終盤で大きな影を落としている。1点取れば勝てた試合をドローに持ち込まれたということより、ゴールできないという事実の方が重大だ。試合後、選手たちは「次は勝つ」と口々に言い残していた。勝つためにはゴールしかない。誰もが望んでいる名古屋のゴールだが、遠いゴールを引き寄せることは、選手たちにしかできない。

以上
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