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【J1:第31節 横浜FM vs 鹿島】レポート:横浜FM、早い時間帯の先制もむなしく鹿島が相手のスキに乗じて逆転勝ち。1分けを挟んで5連敗の横浜FM、残るホームゲームはラスト1。(07.11.11)

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11月10日(土) 2007 J1リーグ戦 第31節
横浜FM 2 - 3 鹿島 (16:03/日産ス/21,109人)
得点者:2' 大島秀夫(横浜FM)、24' 野沢拓也(鹿島)、48' マルキーニョス(鹿島)、52' マルキーニョス(鹿島)、80' 坂田大輔(横浜FM)

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 リーグ戦、5試合勝利のない横浜F・マリノスだったが、この試合では久々に前半からプレッシングサッカーがはまった。前からボールを奪いに行ってはリズム良くパスをつないで、鹿島アントラーズのゴールを何度も脅かした。前半2分、早いリスタートから大島秀夫のワザありのヘディングシュートで先制点をあげると、その後もゲームの主導権を握った。だが、24分に野沢拓也のゴールで追いつかれ、後半は3分、7分と立て続けにミスから2失点。ややトーンダウンして、その後は単調な攻撃に終始してしまうのが、これまでのパターンだった。この日は終盤に1点を返し、最後まで粘りを見せたが、追いつくことさえかなわなかった。
 
 これで、横浜FMはリーグ戦、4連敗のあと1引き分け、そしてまた1敗。プロ野球ふうに表現するのなら『1分けを挟んで5連敗』となってしまった。
 
「全然負けるような内容じゃないです」(田中裕介)
「結果がすべてだと思う。いいゲームをしても勝てないと意味がない」(清水範久)
 5連勝中の鹿島を相手に互角以上のゲーム。選手たちにしても、負けを認めたくない内容。だが「チームがいいときなら問題はないが、今の(連敗中の)状態では結果が欲しいわけだから」と清水も言ったように、敗戦という事実は強く認識しなければいけないだろう。
 
 後半3分、鹿島はセンターラインをわずかに超えた右のサイドでフリーキックを得た。蹴るのは、もちろん小笠原満男。速いスピードと、裏に飛び出していくマルキーニョスの動きにズバリ合った絶妙のキック。右足で合わせたマルキーニョスのゴールで、鹿島が逆転した。
 さらに4分後。今度は横浜FMの連係ミスから。那須大亮のゴールキーパーへのバックパスが弱く、焦って飛び出したGK榎本哲也のキックミスを誘う。これを拾ったマルキーニョスが、躊躇なくキーパーの頭を越すシュートを決めた。
 
 わずかの時間帯で、立て続けに2失点。しかも、3点目は完全に流れを相手に渡してしまった。普通だったら、ここで意気消沈してしまうところだが、この日の横浜FMは違っていた。鹿島のヨコパスをことごとくインターセプトして、反撃につなげる。スピードに乗った左サイドの田中裕、右ハーフの清水が中に預けてサイドから崩しにかかる。
 24分にはルーキーの斎藤陽介、34分には194センチの長身・ハーフナーマイクを投入。すると35分、狩野健太のクロスに、マイクが競ったボールがこぼれ、鹿島のDFがクリアし切れず、坂田大輔が押し込んで1点差に迫る。さらに2分後、田中隼磨の右クロスに合わせた斎藤のシュートは、逆サイドのゴールポストを直撃。後半に放ったシュートは13本、90分トータルでも24本のシュートを浴びせたが、わずかに1点及ばなかった。
 
 試合後、横浜FMのサポーターからは厳しいブーイング。だが、内容としては決して批難されるべきゲームではない。もちろん、サポーターも承知のことだろう。だからといって、結果は結果。「内容では負けていなかった」と健闘を称えていられるような状況でもない。今シーズン、残るホームゲームは24日の新潟戦だけなのだ。
 
 この試合前に、一つのアクシデントが起きた。横浜FMの攻撃の核をになってきた山瀬功治が、古傷のヒザに違和感を覚え、急遽メンバーから外れてしまったのだ。今季、警告累積で出場停止の1試合を除けば、山瀬功が出場できないのは初めてだった。それでも、山瀬功抜きのチームは見事に機能した。攻めの気持ちを持って、高い位置からのプレッシング、フリーランニングというハードワーク面でも連動していた。
 だが、ディフェンス面でスキを見せ、そこを相手に衝かれてしまった。
「鹿島にはいいキッカー(小笠原)がいるのに、安易なファウルを与え、マークにも付き切れなかった」と河合竜二。「一番注意しなければいけないマルキーニョスにやられてしまった」と田中裕。
「鹿島との差はちょっとしたことだが、その差を皆で認識しないといけない。ミスが起きたのは全員の責任。誰かしら、どこかで関わっているから。優勝争いをするチームの一員を目指すからには、一人ひとりがプレーを練習から突き詰めないと、毎年この順位で終わってしまう」。キャプテン・中澤佑二の目は厳しかった。

 一方、6連勝で浦和の最短でのリーグ優勝にストップをかけた鹿島だが、「負けたら終わりだという状況は変わっていない」と岩政大樹。「でも、これで来週はホームだし、次にはレッズとやれる。この後、何が起きるか楽しみになってきた」
 
 依然、長いトンネルから抜けられない横浜FMだが、気持ちだけは切らせてはいない。「下を向いてもしょうがない。次は、誰が見ても勝たないといけない」と田中裕。この日、4月14日(第6節の磐田戦)以来久々のスタメンに名を連ねた田中裕だったが、「F・マリノスのユニフォームを着て試合に出る以上、恥ずかしい戦いはできない」と臨んだ。
 連勝街道から一転、迷い込んだ連敗という魔のサイクル。それも、ほんの切っ掛けがあれば好転するだろう。サポーターも、愛するチームのサッカーを信じて応援を続けてきたはずだ。選手もサポーターも、自分たちを信じて最後まで“やり切る”しかない。
 
以上
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