11月24日(土) 2007 J1リーグ戦 第33節
F東京 1 - 2 大宮 (14:00/味スタ/20,749人)
得点者:47' 石川直宏(F東京)、49' 藤本主税(大宮)、89' レアンドロ(大宮)
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●佐久間悟監督(大宮):
「まずはじめに勝点3を取れたこと、そして第一のハードルだった自動降格を脱出することができたことに関して、サポーターの皆さん、大宮アルディージャを支援していただいているスポンサーの皆さん、そしてフロント、スタッフ皆さんに、心から感謝を申し上げたいと思います。まだ自動降格だけですが、そこを乗り切れたことをご報告させていただきたいと思います。
前節甲府と引き分けて勝点1、残りは川崎と東京ということを考えると、今日のFC東京戦は我々にとって、自力で残留を決め入れ替え戦を回避する最後のチャンスかもしれないということを選手たちに話して、この試合に臨みました。この味スタはピッチがやや特殊で、またFC東京は個の力が非常に強く、バトルしても東京のほうが強いのかなと思い、マンツーマンの対策と、セカンドボールの拾いあいでは徹底的にバトルする、絶対に負けないということを準備してきました。前半は吉原をスタメンで使いましたが、DFラインの背後を意図的に突くということで起用しました。前半は0-0で、FC東京相手にアウェイであればOKなのかなと思っていました。
前半の途中から、東京のプレッシャーが少し弱くなったところがあった。またルーカスと馬場のコンビは非常に脅威でしたが、馬場君が下がって平山選手が出てきたところで、バイタルエリアを崩されることはなくなったかなと考えました。ただセカンドボールでは東京が勝つ可能性が高くなるので、斉藤を入れて4-1-4-1という形で拾いにいきました。
失点が後半の3分弱とあまりに早く、どうやってアタッキングシステムに切り替えていこうかと考えていたところに藤本選手の同点弾が生まれた。それはプランどおりの、金沢選手が上がったスペースを吉原が使うという狙い通りでした。
非常にタフな試合で、森田、藤本、小林慶はコンディション的にも難しかったが、最後にレアンドロが決めてくれて、途中出場の桜井、橋本と、斉藤もそうですが自分の役割をよく理解して戦ってくれました。斉藤と2人のCBのところでトライアングルをつくり、フリーマンをつくってボールの支配力を上げようという狙いでした。ゲームコントロールは思い通り出来たんじゃないかと思います。
この勝点3は、アルディージャの歴史にとって非常に大きな意味を持つんじゃないかと思います。また僕は思想家でも宗教家でもありませんけど、やはりサッカーの神様というのは存在して、毎日毎日一所懸命努力して、前を向いて頑張っていれば、今日のような神様のご加護というか、そういったものがあるのかなと思いました」
Q:大宮といえば組織的なサッカーというイメージがあるが、得点は組織を崩して攻めたところで生まれたように思うが、それについては?
「ご指摘のとおり、大宮は組織的な守備をするチームだが、今日の試合で言えば個で打開する力は東京のほうがあるのは否定できないと思います。この10年来、私がトップチームから下部組織まで統括して、オランダの哲学、ダッチビジョンとうことで体系的なトレーニングを行ってきた弊害というものも、もしかしたらあるのかもしれません。組織力の中に、サイドの局面をアグレッシブに突破していくとか、自由というか、ただそれにはまずはそういうタイプの選手を獲らなくてはと思います。それは来季、今後にむけてのことなので、次節の川崎戦は今までどおりの大宮のやり方がベストかなと思います。出来ない選手にそれを求めても仕方がない」
Q:大分、甲府戦は気持ちが感じられないように思ったが、今日は気持ちの入ったゲームが出来ていたと思うが?
「残り2試合が川崎、東京ということを考えたときに、やはりこの試合が自力で降格を脱出する最後のチャンスかもしれないということを言ってこの試合に臨んでいましたが、大分、甲府戦についても動機づけは100%されていたと思います。それば大宮の伝統なのか、今おかれている環境のせいなのか、また僕自身もゲームを手堅く戦いたいというところがあるためかもしれません。格闘技なので論理的に戦う必要はないかもしれないですがが、僕はなんでもかんでも行け行けで、勢いに任せてというよりは、90分間のゲームをマネジメントして戦いたいと思っているので、まわりからは『大宮は大切に、大事に戦っているな』と見えるのかもしれません。メンタルということに関しては、選手たちは自分が監督になってからの16試合、キャプテン藤本を中心にアルディージャにささげてくれたと思います」
以上
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