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【J1:第33節 大分 vs 磐田】レポート:大分vs磐田。大分を救うためにやってきた鈴木慎吾のFKで残留を決める。(07.11.25)

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11月24日(土) 2007 J1リーグ戦 第33節
大分 1 - 0 磐田 (14:05/九石ド/23,381人)
得点者:15' 鈴木慎吾(大分)

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大分残留のためにやってきたこの男が決めた。背番号11番、MF鈴木慎吾。前半15分、35メートルからのFKは相手DFの頭をかすり、ゴール右側に吸い込まれた。これには日本代表の磐田・GK川口能活も全く反応できなかった。
繰り返し練習してきた無回転シュート。「練習でも成功することは少なかった。でもあの距離から打ったら面白いかもと思ってチャレンジした。」(鈴木)という。FKのチャンスを得た際も梅崎司に「自分に蹴らせてくれ。」と自らにプレッシャーをかけた。鈴木は今年7月、大分の降格の危機を救うために新潟から期限付き移籍してきた。「京都に在籍していた時、J2降格を味わった。自分は期限付き移籍だったので新潟に帰ったが、落としてしまったという責任は感じていた。だから、今回は絶対落としたくないと思って大分に来た。」(鈴木)その思いが全てこのFKに込められていた。このゴールで大分の残留は確定した。

大分は勝てば残留決定だった前節の名古屋戦では、意識するあまり全体的にプレーがちぐはぐで全く自分たちのサッカーができなかった。しかし、もう後がない。「最終節にもつれ込んだら大変なことになる。」(FW山崎雅人)今週の練習では選手同士で話し合い、プレシャーをかけるタイミング、マークの受け渡しなど、「連動性」をキーワードにしっかりと対策を行った。

それが功を奏し、立ち上がりから磐田に全く仕事をさせなかった。パスでつなぐアグレッシブなサッカーが持ち味の磐田だが、大分の激しいマークによりパスの出しどころもなく攻めることが出来なかった。前半15分にカレンロバートの決定的なシュートチャンスを迎えたが、ポストに当たり跳ね返された。大分はその直後に先制ゴールを決めた。

大分は今シーズン、6位以内という目標を掲げてスタートした。当初獲得したブラジル人3人のうち、2人は途中でブラジルに帰国し、1人はケガで長期離脱。その他もケガ人が続出するなど、前半戦は全く計算が狂ってしまった。このままではJ2に降格してしまう。危機感を感じたフロントは早々に補強に踏み切った。広島から前田俊介を期限付き移籍させ、フランス・グルノーブルから梅崎司を呼び戻した。中断期間中にはエジミウソン、ホベルト、鈴木慎吾を獲得。この補強したメンバーがそれぞれ、しっかりと期待に応え大分残留の手助けをした。シャムスカ監督も目標設定を、「6位以内」から「J1残留」に変え、明確にこの目標のためだけに戦ってきた。

「勝ちたいという気持ちが磐田よりも強かっただけ。ただそれだけです。」と試合後にDF上本大海がこう語ったが、来季は毎試合、この気持ちが持続できるよう頑張ってもらいたい。

以上
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