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【J2:第51節 京都 vs 仙台】仙台プレビュー:2001年と状況は異なるが、賭けるものの大きさは変わらない。多くのサポーターの後押しを受け、仙台いざ「負ければ終わり」の決戦へ。(07.11.25)

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11月25日(日)J2 第51節 京都 vs 仙台(13:00KICK OFF/西京極
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「冬」、「京都」という単語が並べば、自ずとサポーターの頭にあの光景が巡ってくるほどに、2001年の体験はクラブが語り継ぐべき最も歴史的な光景の一つとなっている。
 いわずと知れた「西京極の奇跡」―最終節直前に昇格圏外の3位(当時)に後退し、昇格が2位山形の結果次第という状況に追い込まれながらも、奇跡の大逆転を信じ西京極まで駆けつけた約1,500人のサポーターに後押しされた仙台は、0−0で迎えたロスタイムに財前が決勝ボレー。直後に、山形が延長に持ち込まれたとの報が伝わり、その結果仙台の大逆転昇格が決定。アウェイの地でチームは、感極まってスタンドから飛び出したサポーター達と、終わることのない歓喜を繰り広げた―あの日の出来事だ。

 今年、このタイミングで西京極でのマッチが組まれたことを知った仙台のサポーターは、再びこの西京極での一戦が、シーズンにおける何らかのクライマックスになることを想像、もしくは期待していただろう。結果的にそれは叶ったというか、今年(リーグ戦における)アウェイ最後の試合となった今節は、仙台の2007年の行方を決める一戦となった。だが、周囲が煽るほど、2001年と状況が符合しているかと言えば、むしろ季節とロケーション以外、あの時よりも苦しい状況にいると表現したほうが正しいのかもしれない。

 まず、相手である京都の状況が大きく異なる。2001年時の京都は仙台戦の前にJ2優勝を決定しており、ある意味での余裕を持って仙台を迎えていた。だからこそきっと、試合後に歓喜に咽ぶゴールドの集団をも温かく見守ってくれていたのだろう。実際に全てが終わったスタジアムの外では、仙台と京都の両サポーターが、互いのJ1での健闘を願う光景もあった。だが今回は京都も尻に火がついた状況だ。3位と4位の間を挟んだ勝点2差での直接対決ゆえに、仙台が勝利すれば順位は逆転。2001年のように「双方が勝者」となることはまずあり得ない。

 また戦力に関しても、仙台は大きなハンデを背負っての戦いが待っている。昇格時の京都戦で、仙台の出場停止者はゼロ。しかも負傷を抱えて欠場を続けていた岩本輝雄、村田達哉の両主力が強行出場するなど、考えられる最高の戦力を仙台は西京極まで連れて行くことができた。しかし今回の仙台は、開幕から今までチームの中心であり続けた萬代、千葉のセンターライン2名を出場停止で欠く。今季、2人同時にメンバーから外れたのはわずか2試合で、結果は1分1敗。京都にもパウリーニョなどケガで出場が微妙(あくまで「微妙」なのは気になるところだが…)な選手がいるものの、仙台にとっては試練の90分となる。

 その一方、今回の対決を「2001年の再現」とさせるべき状況もある。西京極のアウェイサポーター席は現時点で1,200席が完売、それ以外の座席の仙台サポーターも数に入れれば、昇格時の1,500に迫るかそれ以上の後押しを仙台は得られそうな様子である。「全てのゲームにおいて、自分たちの大きな力となっていた」と望月監督が讃える仙台サポーターも、この一戦に賭ける意気込みはもちろん高い。

 今節に向けた仙台の一週間。例年より早く降り積もった雪がスケジュールを若干狂わせたが、練習前に選手たち自身が雪かきを強いられるといったハプニングもむしろいい気分転換になったようで、トレーニング自体は毎週と変わらず有意義なものをこなすことができた。

 特徴的だったのは23日のゲーム形式練習。レギュラー組の相手となったビブス組には、本来より3人多い13人のフィールドプレーヤーが。「前がちょっと張り気味に(前線に)残ることがある」(望月監督)と分析した京都の戦い方を再現するための策だったが、千葉に代わりボランチでの出場が予想されるジョニウソンが「前に人数をかけて攻めてくる相手の攻撃を再現できて、いいトレーニング」と語るなど、強力な攻撃陣を抑える予行演習としては申し分の無いものになった。

 また、その後の紅白戦では、選手からしきりに「(今の布陣は)点取りに行くやり方やぞ!」(岡山)といったような、時間帯や得点差を想定したような声が飛んでいた。「ゲームの入り方や終わり方を強く意識しないといけないし、いろんなシチュエーションを想定した中で、こっちから(積極的に)行かなきゃいけない時もある。そういったことを選手が思ってやれている」と望月監督。今節はこの監督采配も含めて、勝負の時間帯というものがおそらくやって来るだろう。そしてその「勝負」は、文字通り今季の運命を決めるものとなる。

 先ほど、2001年との差異について書いたが、最も大きな、そして最も重要な差異を忘れていた。当時は勝っても山形の結果待ちという「他力」の状況だったが、今年は違う。この京都戦も含め、残り2戦を連勝で終えられれば間違いなく3位以内には入れるという「自力」の芽がはっきりと残っているのだ。その意味で今年は、2001年よりも恵まれた状況にいる。

「ユアテックに帰ってこれれば、勝てる自信はある」(岡山)という選手たちの気持ちもあるし、来週の徳島戦で万全のサポートを…と、多くのサポーターも仙台で待っている。だがその想いを無にするもしないも、まずは西京極での90分だ。

 京の街で、朽ちるわけにはいかないのだ。

以上
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