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【FCWC特集】アフリカ代表エトワール・サヘルのあるチュニジアのスースを紹介!世界遺産にも登録されている美しい町(07.11.28)

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 チュニジアの人々は、とんでもなく人懐っこい。町を歩いていれば笑顔で「コンニチワ〜」なんて挨拶してくる人が多いし、道を尋ねれば聞きたいこと以外のことだってどんどん教えてくれるし、駅やレストランで隣の人に話しかれられて思わず長話なんてこともしょっちゅう。「じゃあ明日!」、の約束は忘れられてしまうことも少なくないけれど……。どこかのんびりしていて、人間味あふれる国である。

 1987年に無血クーデターで大統領に就任したベン・アリー氏が20年に渡って安定した政治を続けていること、また豊富な農作物と地中海・砂漠による観光収入で財政が豊かなこと、そしてなによりイスラム教国家ながら比較的戒律が緩やかなことなどが、チュニジアの人々に笑顔をもたらしているに違いない。イスラム教国家の中では最も早い1956年に女性の権利が憲法で制定され、現在は大学進学者の半数以上、医師や研究者、議員などの2割以上を女性が占めているという。ただし夕方の涼しい時間帯に、カフェでミントティーを飲んでいるのは、ほとんどが男性だけれど!

 たっぷりのミントと松の実の入った甘いミントティーやら、オレンジやジャスミン、バラの花のエッセンスを数滴たらした優雅なコーヒーやらを飲みながら、男性たちがおしゃべりに花を咲かせるというのは日本人からみればちょっと不思議な風景だ。これはイスラム教では飲酒が禁止されているからなのだが、一応チュニジアでは、イスラムの休日である金曜日以外はお酒の売買が認められている。サッカーの試合があった土・日の夜などは、よくよく探してみれば、バーでビール片手に楽しむ男性の姿を見つけることだってできる。しかも紀元前に国北部で大帝国を築き上げたカルタゴの時代から、チュニジアはワイン作りで有名。フランスの植民地だった時代にさらに醸造技術が磨かれ、今ではフルーティーでまろやかななワインは世界の愛好家たちに賞賛されている。

 日本人は海外サッカーをよく見ていると言われることもあるが、チュニジアの人々だって負けてはいない。地理的にヨーロッパと非常に近く、紀元前にローマ帝国に侵略されてから1956年にフランスから独立するまで欧州文化に慣れ親しんできただけに、欧州サッカーへの傾倒は半端ではない。マンションのベランダにはパラボラアンテナがずらりと並び、スポーツニュースには欧州サッカー情報が溢れている。ちなみにエトワール・サヘルのサポーターズマフラーに「FORZA!」と織り込まれていることからも分かるように、チュニジア人が特に好きなのはイタリア・セリエA。

 このエトワール・サヘルが本拠地を構えるのは、首都チュニスから南東に140kmほど離れた地中海岸のスース。人口17万人のチュニジア第3の都市は古くから「サヘルの真珠」(サヘル地域=チュニジア東海岸線一帯のこと)と呼ばれ、町の北側には白い砂浜が続き、なだらかの丘の上に広がるメディナ(旧市街)は1988年にユネスコ世界遺産に指定されている美しき町である。高級ホテルやレストランが立ち並ぶビーチには、欧州から太陽と青い海を求めてたくさんの観光客が訪れる。緯度は日本の東京とほとんど変わらないが、冬でも平均最高気温が20度前後と暖かいだけに、寒い冬が大嫌いな人たちの避難場所にはぴったり。例えばフランスから首都チュニスまでは飛行機でわずか2時間半、チュニスからスースまでは電車で2時間程度なので、日本人がちょっとグアムやハワイまで……なんていう感覚に近いかもしれない。

 さて、日本のサッカーファンにとっては、チュニジアサッカーと言われて真っ先に思い浮かべるのはやっぱり2002年FIFAワールドカップだろう。日本代表が1勝1分で迎えたグループリーグ第3戦、大阪・長居スタジアムで日本サッカー史上初の決勝トーナメント進出がかかった試合だった。もちろん試合後には、道頓堀に歓喜の日本サポーターたちが次々と飛び込むお祭り騒ぎとなったのだが、スタジアムに訪れた数少ないチュニジアファンたちが笑顔で日本を祝福してくれたことは忘れられない。一方、戦いの舞台となった大阪の町も、なんとも大阪らしいやり方でチュニジア代表を歓迎していた。ギネスブックにも乗るほどの世界一大きな「クスクス鍋」を作って、「クスクス」を市民にふるまったそうなのだ。

 クスクスとは小麦粉で作られた小さな粒状パスタ(スムール)に、ニンジン、カブ、ズッキーニ、ひよこ豆などのたっぷり野菜と羊・鶏肉や魚などが入ったスープをかけて頂く北アフリカの名物料理。中でもチュニジア風はトマトベースのさっぱりしたスープを使うため、意外と日本人の胃袋にも馴染みやすい。辛いのが好きな人は、食べるときにスパイスのアリッサをたっぷり入れる。最近は日本でもクスクスを食べられるレストランが増えてきているようだから、ぜひこの機会に、エキゾチックな味に触れてみてはいかがだろうか。

Reported by 宮本あさか

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