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【J2:第52節 C大阪 vs 東京V】C大阪レポート:今季を象徴するかのような後半の粘りでドローに持ち込んだC大阪、指揮官は早くも来季の昇格を誓った。(07.12.01)

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12月1日(土) 2007 J2リーグ戦 第52節
C大阪 2 - 2 東京V (12:04/長居/13,126人)
得点者:14' ディエゴ(東京V)、33' 飯尾一慶(東京V)、36' ジェルマーノ(C大阪)、76' 小松塁(C大阪)

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「サポーターの皆さんに来年期待してもらえるようないいサッカーをして1年を締めくくろう。それがサポーターへの感謝の表し方だ」。試合前、レヴィー・クルピ監督は選手たちにこうゲキを飛ばしたという。前節の敗戦でJ1昇格の可能性が消え、モチベーションの保ち方が難しかったC大阪。プロのプライドにかけてホーム最終戦でいいゲームをしようとした監督の思いは、なかなか選手のプレーには乗り移らなかった。

 立ち上がりから攻勢に出たのはJ1昇格(J2での2位以内)をほぼ手中におさめた東京Vのほう。前節同様、1トップに入った船越優蔵に2列目から早めにボールを入れてこぼれをつなぐ攻撃に、C大阪ディフェンスは何度も脅かされた。14分にはCKからフリーでヘディングシュートを決められてリードを許した。「相手のシステムの中から、相手の特長で攻められてしまった」。DF江添建次郎が振り返ったように、C大阪はその後もピンチの連続。18分、24分、29分と立て続けに攻め込まれた。

一方の攻撃陣は、リードしてじっくり守ってきた相手を攻めあぐんだ。せっかくのマイボールもミスから失うなどちぐはぐなプレーに終始し、26分に得たFKもゴールに結びつかなかった。33分に早くも2失点目を喫すると、大量失点の予感すら漂い始めた。そんな悪い流れが少し変わったのは、FW小松塁の思い切ったドリブル突破から。このプレーで相手のファウルを誘い、PKを得るとジェルマーノがこれをきっちり決めて1点差に。このあと東京Vのブロックがやや緩んだところをついて、44分には香川真司、ジェルマーノが立て続けにシュートを放ったが、ゴールにはならなかった。

 後半に入って運動量の落ちた相手に対し、「若さのセレッソ」が次第に本領を発揮。76分にはそれまで全くと言っていいほど機能しなかったサイドからの攻撃が結実した。左サイドバックの丹羽竜平が深くえぐり、折り返したボールを小松が頭で決めて追いついたのだ。その後も押せ押せムードで勝ち越しゴールを狙ったC大阪だが、結局3点目は奪えず。「決定力の差が出てしまった」(香川)結果になった。
 
 しかし、ホームのサポーターは温かかった。一時は下位に低迷し、浮上の兆しすら見えなかったチームが、第3クール、第4クールに見せた猛追撃は見ごたえがあった。結局、目標は達成されることはなかったが、5月に交代就任したクルピ監督の手腕、そしてそれを信じて自分たちのサッカーに徹した選手たちの姿は、見るものの心を動かした。劣勢を強いられた前半、後半に盛り返して引き分けに持ち込み、勝利まであと一歩に迫る――結果的に東京Vの優勝を阻止する形になったこの最終戦は、まるで今シーズンを象徴するかのようだった。

 試合後のセレモニーで、大きな拍手に迎えられたクルピ監督は、「来年は皆さんといっしょに勝ち続けるセレッソを作っていきます。J1めざして頑張りましょう」と声高らかに“続投”を宣言。記者会見ではリーグ3位以内のチームを称えたあと、「来年はセレッソが昇格する年に必ずしてみせます」ときっぱり。選手たちも口々に「来季こそ」と語った。シーズン終了と同時に、C大阪は早くも新たなスタートを切ったのである。

以上
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