12月1日(土) 2007 J2リーグ戦 第52節
愛媛 2 - 1 湘南 (12:04/愛媛陸/5,314人)
得点者:36' エドワルドマルケス(湘南)、79' 近藤徹志(愛媛)、80' 赤井秀一(愛媛)
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「追いつくまでは行っていたが、その次の一歩まで行けていなかった」と愛媛の望月監督が試合後に振り返ったように、前節の東京V戦や前々節の鳥栖戦も含めて一時は同点に追いついても最後は突き放され、今季は逆転勝利がなかった愛媛。
この試合に関しても36分、湘南の速攻に最後はFWエドワルドマルケスに先制ゴールを許し、追いかける展開に。「疲れもあって後半立ち上がりもギアが入らなかった」と望月監督が指摘したように、前半よりもシュートチャンスが減った後半の序盤はむしろ試合の流れは湘南に傾きかけていた。
これまでなら、このままタイムアップを迎えていた今季の愛媛。しかしこの一戦に関しては、水曜に天皇杯で浦和を撃破したことやリーグ戦を連敗のまま終われない意地、愛媛をJへと導いたGK羽田の引退に花を添えなければならないこと・・・試合後に愛媛の選手達が口にした様々な要因が彼らを奮い立たせた。
そして迎えた79分。カウンターからボランチ宮原、FW田中と繋いだシュートはGK金のファインセーブに阻まれたものの、直後のCKからDF近藤がヘディングで同点に。するとその興奮が冷め止まぬ80分、再び宮原を起点にFW大木、田中と繋いだ折り返しを今度は赤井が右足を思い切って振りぬき、逆転ゴールを湘南ゴールに叩き込んだ。
するとその直後には湘南にPKを与えたものの、MF加藤のシュートを「羽田さんのためにもなんとしても止めよう」とGK川北が見事なファインセーブ。連敗を6で止めた愛媛は、「終わりよければ全てよし!」のスローガン通りに今季の最終戦を終えた。
この劇的な勝利の後、笑顔に満ち溢れた愛媛のサポーターの涙を誘ったのは『「ケイスケ」愛媛にJをありがとう』の横断幕がゴール裏に掲げられた羽田敬介の引退セレモニー。愛媛のサポーターはもちろん、湘南のゴール裏からも羽田コールが沸き起こった最高の瞬間にまたひとり、愛媛にJをもたらしたヒーローがピッチを去る時が訪れた。
そしてまた、平塚からプロの道を歩み始め、最後は湘南で外池大亮がこの日ユニフォームを脱いだ。「ベルマーレが大きくなるきっかけを今日はサッカーの神様が与えてくれた」と湘南にとっては試練を与えられたラストゲームを振り返ったが、こちらも試合後には湘南ゴール裏の客席でサポーターと現役最後のひと時を過ごした。
勝利の喜びの後に訪れた一抹のせつなさ。最終戦独特の雰囲気に包み込まれたスタジアム。「Jリーグのある暮らし」が愛媛に誕生して2年。ひとまず今日そのJの舞台は幕を下ろした。しかし愛媛にはまだ残された戦いがある。羽田敬介を元日へ・・・愛媛は最高のモチベーションで来週の天皇杯5回戦・横浜FC戦に臨む。
以上
2007.12.02 Reported by 近藤義博
J’s GOALニュース
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