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【TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2007 エトワール・サヘル vs CFパチューカ】プレビュー:南米王者とアフリカ王者の直接対決。実力的には拮抗する両者。勝敗のポイントは先制点(07.12.08)

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12月9日(日)TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2007 エトワール・サヘル vs CFパチューカ(14:45KICK OFF/東京)

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メキシコ最古のクラブとして知られ、2005年には福田健二(現ヌマンシア)も在籍したパチューカと、チュニジア国内リーグ制覇9回を誇るエトワール・サヘル。実力的に拮抗すると見られる両者が明日9日14時45分から東京・国立競技場で激突する。
卓越した個人技をベースに小気味いいサッカーを展開する北中米カリブ海王者と、スピードとアグレッシブさを前面に押し出すアフリカ王者。その対戦は今から非常に興味深い。昨年は3位決定戦でアルアハリ(エジプト)とクラブアメリカ(メキシコ)が戦い、アルアハリが2−1で勝利を収めているが、果たして今年はどちらの大陸チャンピオンが勝つのだろうか。

まずはボカ・ジュニアーズのロッソ・ミゲル監督が「次の相手」と見据えるパチューカ。簡単に概要を紹介すると、彼らは1901年に発足。国内リーグ優勝回数は最多タイの5回を誇る。メキシコリーグは日本ではマイナーだが、Jリーグ発足当初のような熱気に満ち溢れているという。スタジアムは常時満員となり、選手の年俸も高い。この環境をよしとするスター選手たちは欧州移籍の道を選ばない。ワールドカップ決勝トーナメント常連国でありながら、メキシコ代表選手が欧州ビッククラブにほとんどいないもの、こうした背景があるからだ。
今大会に向けて、パチューカは4日に来日。6日にはジェフユナイテッド千葉と非公開で練習試合を行うなど調整を続けてきた。国内リーグ終盤戦からチーム状態が悪く、千葉との試合も2−4えで敗れるなど不安要素がないわけではない。しかしエンリケ・メサ監督は8日の公式会見で「来日してから国内リーグの疲れも取れ、いい状態になった」と強調。チームの大黒柱であるGKカレロが負傷から復帰したことについても「もし大丈夫でなかったら、彼を連れてきていない。チーム全体が彼の復帰を歓迎している」と前向きに語っていた。
予想される基本布陣は3−4−2−1。1トップに入るのがメキシコ代表の若きエース・カチョだ。持ち前のスピードとゴール前での老獪さで相手守備陣を切り裂く。その背後に陣取るアルゼンチンFW ヒメネス、同FWアルバレスらが背後から飛び出す。ヒメネスのボールコントロール能力は傑出しており、彼の動きは相手も手を焼くだろう。彼らの華麗な攻めが機能すれば、先制点もそう遠くない。標高2600mの高地にホームがあるだけに、選手全員の心肺機能は高く、走力もずば抜けているはず。それもパチューカの武器だ。豊富な運動量を生かした組織的守備にも注目したい。指揮官の前日コメントによると、マンスール、ロペス、ピントらがディフェンスラインに入る模様だ。

一方のエトワール・サヘルだが、2年連続でFIFAクラブワールドカップに参加していたアルアハリを下して初参戦を果たした。アルアハリは10月のエジプト代表戦(大阪・長居)に主力9人を欠場させてまでアフリカ王者のタイトルに固執していた。そのチームを撃破したのだから、決して侮れない存在に違いない。同クラブ概要を説明すると、チュニジア第3の都市であるスースに本拠を置く。クラブ発足は1925年。チュニジアでは国内リーグ制覇20回を誇るエスペランサの方が知名度は高いが、今回は堅守と高い決定力でここまで勝ち上がってきたという。
今大会に向けて、彼らもパチューカ同様、4日に来日。試合前日の8日は非公開練習で最終確認をした。マルシャン・ベルトラン監督は「どこのチームよりも一番準備ができている。ここまでありとあらゆる強豪チームを倒してきた。我々は若いが情熱的でモチベーションも高い」と自信をのぞかせた。爆発的な身体能力を武器とする多くのアフリカ諸国と違い、チュニジアは組織力を重視する。指揮官は「我々のサッカーは戦術でもテクニックでも欧州に近づいている。ブロックで守備を固めていく戦いをするのがチュニジアだ」とも語っており、モダンなスタイルで試合に挑むだろう。
エトワール・サヘルの予想システムは3−6−1。最も注目すべき存在は19歳でチュニジア代表入りしたFWシェルミティ。スピードを生かしたキレのあるドリブルで敵陣を切り裂いていく。彼が1トップに入るだけに、パチューカとしてはより守備を固める必要がありそうだ。その背後に位置するベナン代表のオグンビイ、カーボヴェルデ代表のジウソンらはフィジカルが強い。チュニジアのよさである組織力を生かしつつ、要所要所でテクニックや身体能力など個々の能力を発揮する…。それがこのチームの特徴といえる。

明確なスタイルを持つ両者。それを頭から前面に押し出せればいいのだが、いかんせん、どちらも大舞台の経験がない。だからこそ、いち早くリズムをつかみたいところ。7日のセパハン対ワイタケレ・ユナイテッド戦でセパハンが開始5分足らずで電光石火の2点を奪って試合を決めたように、先制点は勝敗を左右する大きなポイントになる。両チームともそのことを肝に銘じながら戦う必要があるだろう。
北中米カリブ海とアフリカのサッカーがどう進化しているのか…。どちらが実力的に上なのか…。このゲームは多くのサッカーファンの謎を解く絶好に機会になりそうだ。

以上
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