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【第87回天皇杯5回戦 神戸 vs 川崎F】レポート:川崎Fが前半のうちに3得点を奪って快勝。神戸は退場者を出してバランスを崩し、今季終了。経験の差が結果にそのまま出た試合に(07.12.08)

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12月8日(土) 第87回天皇杯5回戦
神戸 0 - 3 川崎F (13:01/神戸ユ/4,702人)
得点者:2' 森 勇介(川崎F)、31' 鄭 大世(川崎F)、35' 鄭 大世(川崎F)
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 神戸の松田監督曰く、「川崎Fと比べての、チームの体力の差というか、選手層とか、個人個人の大きさ、経験を積んでいることを含めての体力差とかが出た」。試合は、神戸に退場者が出たことでほぼ一方的な川崎Fのペースに。結局、鄭大世の2ゴールなどで35分までに3点を奪った川崎Fが神戸を下して、元日の国立の舞台に向けて一歩前進した。

 これまで今季2度顔を合わせた神戸と川崎F(18節: /jsgoal_archive/result/20070100010720070630_detail.html 、2節 /jsgoal_archive/result/20070100010320070311_detail.html )。2試合には共通項がふたつあった。ひとつは前半、もしくは後半早々に川崎Fの伏兵、村上が先制点を挙げていること。もうひとつは、退場者が出て、数的不利となったチームが苦しんだこと。奇しくも今回の一戦でも、同じような展開が待ち受けていた。

 快晴のもと13時1分にキックオフされたこの試合で、先制点はまたも早々の2分に決まる。ただし、得点者は村上ではない。左MF村上から中央の鄭大世とつなぎ、そこからフリーで待ち受けていた右MF森にボールが渡る。すると森は、クロスではなく、ペナルティーエリア外からミドルシュートを選択。フリーで右足を振りぬくと、ボールはファーポストに当たりながらゴールし、今回も伏兵が叩き出した得点で川崎Fが主導権を握った。

 しかし、神戸にもすぐに絶好機があった。5分、中央の田中からのループパスに反応した大久保嘉が川崎FのDFに倒されたかのように見えたが、これはノーファウルでPKとならず。このあたりから、神戸の選手に苛立ちが見え出す。そして、若干荒れたプレーが目立ちだした15分以降には、双方の選手が警告を受けることに。17分の田中、25分の村上、そして27分のボッティ。立て続けにイエローカードが示されたことで、なにか不穏な空気が漂うと、予感はすぐに現実のものになる。
 29分にボッティが村上へのファウルでこの日2枚目の警告を受けて退場に。早い時間帯でチームの「心臓」を失った神戸は、27分にセンターバックの一角として先発したエメルソン トーメがケガで交代を余儀なくされたことも響き、チームのバランスを崩してしまう。そして31分、35分と続けざまに鄭大世にゴールを許した。神戸はひとり少ないなかで前半のうちに3点のビハインドを背負ってしまった。

 後半に入っても川崎Fの勢いは止まらず、シュートも後半だけで14本を記録。ただし、「できるだけカードをもらわないようなプレーをしようと。3-0なので最後の局面だけいく」(中村)ということで川崎Fが無理をしなかったこと、そして「後半は4-4-1という形にして、きちっと戦おうと」(松田監督)修正を施した神戸の守備がなんとか粘り、スコアは動かず。神戸にも時折カウンターでチャンスは訪れたが決めきれず、結局そのまま3-0で川崎Fが勝利を収めた。

 神戸はこれで今季の戦いがすべて終了。決して層の厚くないチーム構成のなか、J1リーグ戦終盤に来て故障者が続出し、この試合も主力ではGK榎本、DF河本、茂木、MF栗原、FWレアンドロと5人がケガで欠場。「リーグ戦を戦い抜いて、ある意味いっぱいいっぱいだったかな」(松田監督)という状態だったなか、10人で戦いながら後半を失点ゼロで乗り切ったことは来季につながるものになるだろう。
 一方の川崎Fは、点差の開いた後半にゴールこそ奪えなかったものの、落ち着いてプレーし、今季のACLで培った経験などを十分に発揮しての貫禄勝ち。「国立の舞台に行くという気持ちが大きく、こんなところでは負けたくないという気持ちも強かった」と鄭大世がいうように、タイトル奪取に向けてのメンタルの強さがチーム全体に現れていた。今日のような試合ができれば、初の天皇杯制覇も夢ではないはずだ。


以上


2007.12.08 Reported by 前田敏勝
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