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【J1・J2入れ替え戦 広島 vs 京都】京都レポート:敵地で築いた牙城を最後まで明け渡さず! 18本の矢を退けて、掴んだ京都、J1昇格っ!!(07.12.09)

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12月8日(土) 2007 J1・J2入れ替え戦
広島 0 - 0 京都 (16:04/広島ビ/23,162人)

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タイムアップの笛がなる。はじけんばかりの歓喜。泣き出す選手・監督・スタッフ・フロント陣。そしてそれを熱く、激しく、早くスタンド前に来させようとさらに声を上げるサポーター。
昇格だ。京都は昇格を果たした! 一年で昇格した、昇格したんだっ!

耐えて、耐えて、猛攻をしのいで掴み取った結果。「艱難(かんなん)、汝を玉にする」そんな言葉が思い浮かぶ。最後、昇格を引き寄せたのは指揮官の、選手の背中を押しだす勇気だった。
相手の猛攻は凄まじかった。駒野友一、槙野智章の右サイドは圧倒的な攻撃を作った。服部公太は左サイドを抑えきった。森崎和幸はフォローに周りボールを回した。
京都は3バックが5バックになり、斉藤大介、石井俊也のボランチはサイドの対応で遅れを取る。相手は、ストヤノフまで攻撃に加わる、10人全員が攻撃する。逆に京都は3バックで佐藤寿人、ウェズレイに対応するため、単純に一人足りない状態を作られる。そして、止まらず周るボール回しに守備が後手になる。何度も、何度もゴール前に運ばれる。それでも前半、京都は耐え切った。

後半、京都・加藤久監督が打って出た。4バックにして、角田誠を上げて中盤を3枚に。
相手の中盤にプレスをかけることで、プレッシャーをかけ、ボールを奪えば早く攻撃する。これまでの京都のフォーメーションだ。ただ、守備は佐藤寿人とウェズレイを、森岡隆三と手島和希で守ることになるリスクもある。
加藤監督はメッセージを送りたかったのだ。「攻撃しよう」と。
そして後半、京都は攻撃に転じる。前半のシュート数1に対して後半は9で相手と同数。交代選手もアンドレ(56分)、徳重隆明(67分)と前線を代えたところを見ても、監督の意図・決意と選手の思い・決意が重なったのが分かる。だが、相手の攻撃も鋭かった。何度もピンチを迎えてしまう。
そして、最後、京都は守りを固める。監督が選手に送ったメッセージは秋田豊の投入。京都でテレビ観戦をしていたサポーターにもその意図は伝わっただろう。秋田は最後、京都選手の背中を支え、勇気と勝利への執念を教えてくれた。ありがとう、秋田豊――。

そして、試合終了。
敵地で築いた砦を最後まで相手に明け渡さなかった。京都昇格!

だが、相手の猛攻もすごかった。球際、ボールへの集中、この試合に賭ける意気込みは敵ながら賞賛に値すると思う。
広島は強く、そして素晴しいチームだ。

二戦通じての内容は互角、とは言えず京都が押されていたのではないだろうか。だから、最後、決着をつけてくれたのは勝負の運だったではないか。
サイコロの目が京都に出ただけ。ただ、あまりにも大きな偶然で、納得がいくかどうかは別だが……。

なんであろうと京都は昇格を掴んだ。ここまで結果を出してきた選手、最後に選手に強いメッセージを出して勇気を送った監督、そして、勝利への意思を教えてくれた秋田、しっかりと、サッカー選手らしく、ピッチの上で自分たちの全てをサポーターに見せてくれた。本当におめでとう!

今は、喜びだけでいいだろう。J1という舞台での戦いはもう始まっているが、まだ、昇格を決めた余韻を楽しみたい。9日(日)には17:00から京都市役所で「昇格内定報告会」が予定されている。まだ今は選手とともに昇格の感動を共に――。
で、いいでしょう!

以上

2007.12.09 Reported by 武田賢宗
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