12月9日(日) FCWC
エトワール・サヘル 1 - 0 CFパチューカ (14:45/国立/34,934人)
得点者:85' ムサ・ナリー(エトワール・サヘル)
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●マルシャン・ベルトラン監督(エトワール・サヘル):
「このような結果になってほしいと思うようになった。これには大変満足している。我々のチームは非常に若く、25歳以下の選手が沢山いる。そこはパチューカとは違う。相手は経験豊かで25歳以下の選手は1人くらいじゃないかと思う。ビデオを見てメキシコサッカーの情報やパチューカの情報を得て分析していたが、強いチームだと知っていた。我々はできる限りの準備をし、後は選手たちを信じるしかなかった。しっかりブロックを作り、団結し、集団の力を出すこと。組織でいければと思っていた。実際、その通りになった。支配力や技術は彼らの方が輝いていたかもしれないが、我々は諦めなかった。アフリカチャンピオンズリーグでいろんな相手と戦い、今日も85分にゴールできた。それはうれしいことだ」
Q:非常に守備的な戦いをしていたが、もっと攻めようとは思わなかったのか?
「攻撃面のいいやり方が見つからなかった。今のサッカーでは攻撃的でいいやり方がない。パチューカの力を過小評価し、こっちが攻撃的に行けると思うと、ボールを取られ、ディフェンスが崩れてしまう。そんなにたくさんの戦い方があったわけじゃない。我々の選手たち、GKのバルブーリにしても、メキシコのチームが強いことを前々から知っていた。しかしサッカーは必ずしも強い方が勝つとは限らない。今日の結果はその証拠ではないですか」
Q:ボカと試合をするが、プレッシャーもなく戦えるのか?
「いえ、今日もプレッシャーはなかった。我々はチュニジア、アフリカのサポーターの支援も受けていたし。パチューカとボカの違いもあるし、ボカはもっと強い。ここ1週間、ボカの試合をしっかりと見た知人がいて話を聞くと、とても強い印象だ。攻撃のポテンシャルも高いし、司令塔もしっかりしている。しかしエトワール・サヘルもアフリカチャンピオンズリーグを勝ってきた。カイロでも勝利し、今回のFIFAクラブワールドカップに参加している。チュニジアのチームが参加することは、国としてもクラブとしても非常に意味のあることだし、沢山の国とも戦える。チームとしての信念が力を与えてくれる。今日もアグレッシブに競技者としてサッカーをお見せできたと思う。本気で戦う者は勝つ。そういうポリシーでつねに一貫した形でチームを作っていかなければいけない。今、残っている5チームはもっと強いし、そういう相手からボールを取ることは大変だ。でもボールを支配すればいいというわけでもない。ボール支配率がいくら高くても、それでいいわけではない。我々が生き残るためにはそうするしかない。この美しい日本にあと1週間残れることは非常にうれしい。ボカはマラドーナがいたクラブ。私の友人もプレーしていた。そこと対戦できることは大変うれしい。その後の対戦相手がACミランだということを夢見てしまう(笑)。僕はヨーロッパの人間なんで、ミランと当たることを夢見てしまうのだ」
Q:エトワール・サヘルのエンブレムの星の意味は?
「沢山のクラブがエトワールという名前をつけている。これは輝く星。今日、サヘルの星が輝いたということ。そこが一番重要だ。エンブレムはチュニジア国旗に似ている。1925年にチームが発足した時、まだチュニジアはフランスの植民地だった。ナショナリズムということでこの星をつけた。クラブができた時にエンブレムを決めたのだ」
Q:今日はボールを持つ方が勝つとは限らないという印象が強いが、チュニジアサッカーが新たに台頭したということか? チュニジアはどこのスタイルに似ているのか?
「我々はしっかり全体のフィールドをカバーするサッカーをしている。南米のサッカーは選手がついついボールを持ちたがる。しかしヨーロッパは中盤でボールを持とうとするやり方をしている。パスを5〜6回、回すとゴールが決まらないという統計もある。2〜3回のパスでゴールは決められる。あまりボールを支配しすぎてもダメなのだ。そしてゴールを決められるのは10対10の状況でもない。4対5とか3対4とかにして、何とかスペースを探してやろうというのが、ヨーロッパ式サッカーだ。我々もチュニジアでやった試合で75%の支配率で負けたことがある。パチューカもそうだ。あまりに支配していると対戦相手が待っていて、ボールを失ってしまう。そんな状況に陥ると逆に勝てないということになりますよね」
Q:ボカとの試合も今日と同じ戦い方をするのか?
「ビッククラブなので、ポテンシャルがまた違う。技術が高くてもっと攻撃的なチームだ。パレルモもいる。彼はまさにスター。ヘディングで何点も取っているし、しっかりチェックしなければいけない。あとカルドーゾもいるし、ディフェンスも強い。オーガナイズの面でもパチューカとは違う。しかし、あまりボカのことを考えすぎてはいけない。パチューカのことばかり考えてもいけない。今、パチューカとの試合が終わり、次はボカだということでいい。この大会にはビッグネームも出ているし、最終決戦は南米対ヨーロッパということになるのだろう。ここ2回は南米が続けて勝っている。それだけ強いし、才能もある。ボカとミランはハイレベルなのだ。我々にしてみれば、そういう相手と戦えるだけで幸せだ。私が6月に指揮を執るようになってから、サブでプレーしていた選手も加えてチームを作り直した。途中、バイエルンやチェルシーに引っ張られた選手もいる。今いる選手たちもシェルミティが20歳、べジャウィが21歳。GKのバルブーリも若い。彼らがハイレベルとはこうなんだと分かることが大切だ。彼らはアフリカチャンピオンズリーグで世の中のことを知ったばかり。今もまるで夢の中を生きているようなものだ。ボカは今まで世界の大きな舞台で試合をやってきた経験ある選手ばかり。我々とは全然違うのだ」
Q:相手が強いと言われているが、どういう部分が強いと思うのか?
「選手の経験、クラブの経験。まずはそこが違う。パチューカはとても強い。ボール回しの技術もセンスもそうだし、選手たちもパラグアイ、コロンビア、メキシコのインターナショナルな選手ばかり。個人の資質もあって、最近、メキシコスーパーカップやコパスーパーアメリカーナなど4つのタイトルを獲ったばかりだ。アルゼンチンとも対戦して勝っている。ボカに近い力を持っているのがパチューカだと思う」
Q:ボカのミゲル監督はパチューカが勝ち上がると思っていたようだが、それはチームのモチベーションになったのか?
「つまりボカはパチューカの力を知っていたということだ。メキシコの試合も見ているし、強いとわかっていたからそう言ったのだろう。対戦したこともあったと思う。ここで我々が上に勝ち進んだんだから、いいことをしてあげたんじゃないか。我々もせっかく日本まで来たのだから、1試合やっただけじゃもったいない。1試合のために飛行機に乗ってくるのも対戦だ。これで3つ試合ができることになった。3つやることで情熱も注げるし、日本に滞在できる。我々は日本に来る前に6日間、韓国で合宿を張ってきた。気候の変化や時差に対応するように努めてきた。だからこそ、ボカと対戦できてうれしい、最大限の力を出していきたいと思う」
以上
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一覧へ【FCWC エトワール・サヘル vs CFパチューカ】マルシャン・ベルトラン監督(エトワール・サヘル)記者会見コメント(07.12.09)















