●TOYOTA プレゼンツ FIFAクラブワールドカップ ジャパン 2007 3位決定戦
12月16日(日)エトワール・サヘル 2-2(PK2-4) 浦和(16:00/横浜/53,363人)
得点:5' サブール・フレジュ(エトワール・サヘル)、35' ワシントン(浦和)、70' ワシントン(浦和)、75' アミン・シェルミティ(エトワール・サヘル)
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浦和がPK戦(4-2)の末にアフリカ王者エトワール・サヘル(チュニジア)を振り切り、アジア勢最高位となる3位でFIFAクラブワールドカップを終えた。
勝利の立役者は、この試合を最後にチームを離れることが決まっていたワシントン。「最近は頭で決めていなかったけど、最後に決められてよかった」と珍しいヘディングシュートを2本、気持ちでねじ込んだ。
そのワシントン、PK戦でもひとり目のキッカーとして確実にゴールネットを揺らすと、浦和はその後も阿部、永井、細貝が連続して成功。一方、エトワール・サヘルは一番手アリナフハが失敗すると、4番手のメジディのシュートがGK都築の好守に阻まれた。
開始5分、連携ミスから相手にPKを献上し、先制を許す苦しいスタートとなった浦和は、その後も1点を取ったことで極端に消極的な戦いを見せる相手を崩し切れず、苦しい展開を強いられる。
それでも、30分過ぎに行なったポジションチェンジが功を奏すことに。この日トップ下で先発していた山田が右サイドに出て右の細貝がボランチへ、そしてボランチの長谷部がトップ下に上がったことで、ボール回しにリズムが生まれ、攻撃が活性化した。
すると35分、右からのサイドチェンジのボールを左の相馬が受けると、中央へクロス。このボールにゴール前のワシントンが豪快に飛び込み、1対1。直後には、再びワシントンにチャンスが訪れるも、エリア内で放った右足のシュートは惜しくもクロスバーに嫌われ、同点のまま前半を折り返した。
後半もやや浦和がボールを支配する形で進み、迎えた70分。永井のゴールライン角度のないところからのFKにワシントンが頭で合わせて、浦和が2対1と勝ち越し。しかし、粘りを見せるエトワール・サヘルも75分、再び浦和守備陣の緩慢なプレーをエース・シェルミティが見逃さずに、2対2の同点とした。
3位決定戦は大会規定より、90分で決着が付かなければPK戦となる。ただ、その後は両者攻め合いの様相を呈したものの、結局、追加点は生まれなかった。
「(1点目のPKを与えた場面について)勝ったからいいけど、あれは完全に僕のミス」(坪井)
「2点目はやってはいけないゴールだった。相手が早かったが、僕の不注意」(都築)
PK戦の末に勝利は手にした浦和だが、いずれの失点も不注意によるものだったのは悔やまれる。
また、同点に追い付かれたなか、勝ち越し点を狙うべく選手交代も期待されたが、最後までベンチが動きを見せないなど、浦和らしさも窺えた。これに対しオジェック監督は、「ケガ人はいたが、今日の11人が現在のベストメンバー。エトワール・サヘルのような相手には、Jリーグで多くの経験を積んできた選手でなければ、プレッシャーには耐えられないと思う。だから、メンバー交代はなかった。私の判断は間違っていなかったと思う」といつもと変わらぬコメントを残している。
対して、敗れたエトワール・サヘルは終了直前に、「チュニジアではPKのスペシャリストとして有名」というベテランGKジャウアシを入れるなど最善を尽くしたが、残念ながら望んだ効果は得られなかった。
正直、決勝の前座となった3位決定戦が各方面でやや熱を欠いたことは、否めない。ただ、そんななか開催国のチームに転がった勝利という結果は悪くないのではないだろうか。浦和が本当に世界3位の実力かは別にして、何か特別で大きな経験を得たことは間違いないだろう。
以上
2007.12.17 Reported by 栗原まさお
J’s GOALニュース
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