2月19日(火)U-23日本代表 アメリカ遠征
U23日本代表 2 - 0 U23グアテマラ代表(08:00KICK OFF/ロサンゼルス・Home Depo Center)
得点者:23'山崎亮平(日本)、58'青山直晃(日本)
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先のチーバスUSA戦、そしてこの試合と誰よりも輝いていたのは間違いなく18歳の山崎亮平だ。磐田でレギュラーを獲得しているわけではないが、1月末に行われたカタール国際で得点王に輝く活躍で、五輪代表としてこの米国遠征の座をつかんだ。同じ学年で、同じく飛び級招集されている香川真司(C大阪)に比べてクラブや、代表での経験値もまだまだ低く、表情は幼い。だが、これまでこの反町ジャパンではあまり見られなかったタイプのフォワードだ。これまではスピードであったり、フィジカルであったり、もしくは守備に体を張れるといったその選手個人の特性が強いタイプが招集されてきたように思う。山崎は、本人も認めているとおり特にドリブルのテクニックに長けている訳でも、体が強い訳でもない。ただ、柔らかさを伴うボールタッチや、相手ディフェンダーとの駆け引き、ウラに抜け出す一瞬のスピードを武器にゴールに向かう姿はとても新鮮に映る。今年に入り、すでに一つの大会を終えていることからフィジカルコンディションが明らかに他よりもよいことを考慮しても、この合宿ではなかなかおもしろい存在であることは間違いない。今まで視察やビデオでプレーを確認してきた反町監督も「まだまだ、子供のプレーをする。(だが予想以上の出来か?)予想以上って言うこともできる」と認めざるを得ない状況だ。
さて、試合そのものだが、対戦相手のグアテマラが五輪への最終予選を残していることもあり、先日に比べ歯ごたえのある相手だった。結果は2-0だが、決してラクに勝てたわけではない。
布陣は互いに4-4-2。先日のチーバス戦との違いは、かなりのプレッシャーを相手が欠けてきたことだ。中盤や、うしろでこそボールは回せるものの、なかなか攻撃に入る際のスピードアップ、リズムの変化がつけられない。このあたりが、先日から反町監督が言う「工夫が必要」というあたりだろうか。
だが、そうは言いつつも主導権は徐々に日本が握る。22分、上田康太(磐田)が左サイドの低い位置から、逆サイドでディフェンスのウラへ、絶妙の動きを見せた山崎亮平へ好クロス。これを山崎がゴールへ流し込み先制。以降は危なげなく前半を終える。
後半に入ると、13分に左CKから追加点。寺田紳一(G大阪)のキックはディフェンダーにあたってこぼれ、これを青山直晃(清水)が右足で押し込んだ。
だが、反町監督も「がくんと落ちた」と話すとおり、防戦一方となる。特に後半30分過ぎにはピンチの連続から合計3枚の警告も受けたことは反省要素だろう。「最後に押し込まれてばたばたしてしまった」と後半から出場した林彰洋(流通経済大)は振り返ったが、そうは言っても無失点で試合を終えた。
チームとしての形作りよりも、個人や底上げといった側面が重要視されるこの合宿。山崎以外にも、アシストを見せた上田康太、結果にこそならなかったが随所にセンスあるプレーを見せた中山博貴(京都)、プレースキッカーとして貢献した寺田紳一など個々にアピールを見せていたことも印象的だった。
以上
2008.02.17 Reported by 了戒美子
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