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【東アジア女子サッカー選手権2008 決勝大会 なでしこジャパン vs 韓国女子】レポート:荒川と大野のゴールで韓国を下したなでしこジャパン。最終戦で優勝をかけて中国と対戦!(08.02.22)

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2月21日(木) 東アジア女子サッカー選手権2008 決勝大会
なでしこジャパン 2 - 0 韓国女子 (18:00/中国・重慶/人)
得点者:16' 荒川恵理子(なでしこジャパン)、57' 大野忍(なでしこジャパン)
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 東アジア女子サッカー選手権、初戦で北朝鮮を破ったなでしこジャパン。第2戦は韓国との対戦。前半に荒川、後半に大野と、ツートップがしっかり得点を決め、2−0で勝利、2連勝で今大会優勝に王手をかけた。

2月21日。この日は、この大会が始まって初めて、太陽が雲の隙間からうっすら見えるほど、連日の冷え込みが少し和らいだ。電光掲示板に表示された試合前の気温は、17度、少し肌寒いと感じる程度だ。試合前は、開幕戦ほどのにぎわいは見られなかったものの、試合開始直前には、徐々にスタンドにも人が集まり始めた。永川の街のあちらこちらには、大会のバナーや飾りつけが施され、この大会を成功させたいというムードに包まれている。

 なでしこジャパンのスタメンは、GK山郷、DF中地、岩清水、豊田、矢野、MF近賀、加藤、澤、宮間、FWには大野と荒川。北朝鮮戦に比べてスタメンを5人入れ替えてのぞんだ。大会当初から佐々木監督が明言しているように、「今大会は全員で戦う」ということと「全メンバーをそれぞれ適材適所に起用することで、検証したい」という狙いから。
これも今大会の位置づけが、なでしこジャパンにとっては、北京オリンピックにむけての重要な検証のチャンスでもあり、準備の場でもあることからだ。
なお、阪口、宇津木は体調不良のため、ベンチ入りが見送られベンチ外(次の中国戦に全メンバーを万全の体調で揃えるためもあり、大事をとって休養させたとのこと)となった。

 ともに4−4−2をフラットに戦う日本と韓国。マッチアップする中で、どちらが主導権を握るか。佐々木監督は試合前、選手たちに対し、「北朝鮮に比べると韓国はだいぶプレッシャーも落ちると思うし、そういった意味では今日はもっと自分たちのやろうとしているサッカーをやらなくちゃいけないし、球際ももっと厳しくいかないと」と強調。前戦で出た課題などを、ミーティングやトレーニングだけでなく、ホテルのエレベーターなど見えるところに張り出して、意識づけをしたという。

試合開始早々からなでしこジャパンは、チームとしてのこの試合の狙いを意識していたように、全体を高いラインを保ち攻撃を仕掛ける。16分、右のタッチラインぎりぎりでボールを受けた近賀がセンタリングをあげると、手前の大野がスルー、その後ろから荒川が頭で合わせ、見事に先制点を決めた。

しかし次第に「ボールの動かし方に、立ち上がりよりミスが多くなってきた。そして、相手もこちらのボールの動かし方に対応し始めた。(佐々木監督)」ことや、韓国の11番のパク・ヒヨンと9番のチャ・ヨンヒのツートップが縦に並んだことで、「その二人が縦に並んで、一人が1.5列目とかのポジションをとられて、そこをボランチとうまく受け渡しができなくて、しっくりいかなかった(岩清水)」とそれぞれ振り返ったように、主導権を握りきれずに時間が過ぎ、1−0で前半を折り返した。

 後半に入る際、佐々木監督はツートップへの対応を指示し選手たちを送り出す。韓国より少し早くピッチに出てきた選手たちは、攻撃へ持ち込む場面やタイミングなどを大野が回りの選手たちに要求するように、ジェスチャーを交えて話し続けた。“次の1点がどちらに転ぶか…“、これが勝負を大きく左右する。ともに集中して後半を迎える。前半開始前に比べるとずいぶん気温も下がり、電光掲示板には13度の表示。

後半の立ち上がりから日本にビッグチャンス、5分、大野がドリブルで持ち込んでトライするも相手DFとGKに阻まれる。続いて11分、“次の1点”はなでしこジャパンのもとに。澤が中盤でボールを持つと、すぐ大野に長い距離のパスを送り、それを少しドリブルしてシュート。これが決まり大野はガッツポーズを見せる。流れを自分たちのものにするべく貴重な追加点を挙げた。次第に韓国の選手たちの動きも鈍くなり、試合のイニシアティブを握り始め、自分たちのサッカーを展開しやすくなった日本。

ひとつひとつ、自分たちの目指すサッカーを確認しながら、そしてピンチになると全員で厳しく球際にいくなど、リードする中でも気持ちのこもったプレーを見せ続ける。
「韓国のパワーが落ちた中、そこでボールを動かす、相手のボールを奪うということが数多く出来ていたなと思います。」と佐々木監督も評価。

後半は、矢野に代えて柳田、荒川に代えて丸山、さらには相手との接触で痛んだ大野に代えて安藤をFWで投入した。「検証」という意味も含め、それぞれの適材適所でのチャレンジをさせている佐々木監督。

結局2−0のまま試合を終えた選手たちは、それぞれ笑顔を見せピッチで喜びを分かち合った。自分たちの意図していたサッカーについて「今日は、サイドへの展開でいうと、右は使えたけど、もっと左のあや(宮間)を使っていくという展開を、次はやっていきたい。もっとあやを使って、あやが仕事をすることで、流れも大きく変わるから左右の展開を考えたい」と澤は振り返り、次への課題を挙げた。

北京に向けたチーム作りを着々と進めるなでしこジャパン、試合後とに新たな課題に直面し、新しいやり方での経験値をあげている。次は地元中国との対戦、大アウェイでの戦いとなるが「勝って優勝をしたい(岩清水)」という気持ちも、この連勝で一気に高まった。同日行われた中国vs北朝鮮は0−0の引き分けとなり、なでしこジャパンは最終戦、中国を相手に、引き分け以上で今大会の優勝を手にすることが出来ることになった。

以上
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■2月24日(日)
東アジア女子サッカー選手権2008 決勝大会
なでしこジャパン vs 中国女子(現地時間17:30KICK OFF/中国・重慶)
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