2月24日(日)2008Jリーグプレシーズンマッチ C大阪 vs F東京(12:00KICK OFF/高知陸)
★2008春のJリーグ・プレシーズンマッチ予定
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チーム全体の始動は2月4日と、J1、J2の33チームでもっとも遅かったC大阪。さらに指揮官であるレヴィー・クルピ監督の来日はそれから遅れること4日の2月8日。しかし、「開幕まで1ヵ月あるのだからパラダイスだ。ブラジルなら1週間の準備で臨むんだから」(レヴィー・クルピ監督)と余裕しゃくしゃく。2月10日に1次キャンプの地・宮崎入りし、フィジカルを中心にしたトレーニングを続けた。17日からは高知県春野に場所を移して戦術トレーニングを開始。C大阪にとっては、このF東京戦が今季初の対外試合となる。
今季のC大阪は、昨季途中から指揮を執るレヴィー・クルピ監督が続投したことで、戦い方のベースは変わらず、選手補強も監督の意向に沿ったピンポイントなものになった。主な新戦力を紹介すると、まずは即効的な得点力アップを狙ったFW、カレカの加入。そしてGKには川崎Fから期限付きで相澤貴志を獲得した。監督自身が補強したいと話していた左サイドバックには尾亦弘友希が加わった。いずれも即戦力であり、F東京戦では揃って先発することになりそうだ。
当初、あまりにも遅い始動を不安視する声もあったが、C大阪はここまですこぶる順調にトレーニングを積んできた。U-23日本代表遠征に参加している森島康仁、香川真司の2選手は不在だったが、大きなケガ人はゼロ、「いいトレーニングが出来ている。選手たちの集中力、ハードワークの様子を見ていると、自信を感じる」とレヴィー・クルピ監督。古橋達弥も、「監督からは『(練習は)量より質』だと言われている。今までやってきたことに自信を持って、ネガティブにならずに前向きにやっていきたい」と語る。
試合前日の23日午前、C大阪は試合会場である陸上競技場に隣接する球技場で約1時間のトレーニングを行なった。ハーフコートを使った11人同士のゲームでは、CKやFK、スローインからのプレーを攻守にわたって確認した。予想される布陣は、バックラインが柳沢将之、前田和哉、江添建次郎、尾亦弘友希の4バック、ボランチがアレー、羽田憲司、ジェルマーノ、古橋達弥と柿谷曜一朗がトップ下、1トップにカレカという4-3-3。レヴィー・クルピ監督は、「ベースとなるメンバーでスタートして、いろいろなオプションを試したい」としており、ほかの選手たちにもチャンスが与えられることになりそうだ。
注目は2列目に入ることが予想される柿谷。F東京の城福浩監督は、昨年までU-17日本代表で指導を受けた、いわば「師弟関係」になる。「城福監督は恩師みたいな存在だけど、明日は自分がチームでこれだけやれているんだ、というところを見せたい」(柿谷)と強く意気込んでいる。18歳ながら今年でプロ3年目を迎える背番号11番のプレーが楽しみだ。
一方のF東京は、1月下旬からグアムでキャンプを行い、2月13日からは宮崎県都城に場所を移して2次キャンプを行なった。実戦も数多くこなしており、今季就任したばかりの「城福スタイル」がどれくらい浸透しているかが最大の見どころになる。「ムービング・フットボール」を旗印に、ボールをつないでゴールを目指すサッカーで、システムは4-3-2-1がベース。日本代表の今野泰幸と羽生直剛、U-23日本代表の平山相太、梶山陽平、長友佑都を欠いているが、ほかの選手たちがどれだけ存在感を見せるかも注目だ。
新しい監督のもとで新しいサッカーにチャレンジしているF東京と、「去年のベースにプラスアルファすることを考えている」(レヴィー・クルピ監督)というC大阪。好対照なチーム同士の対戦は、24日の正午に高知県春野陸上競技場でキックオフされる。
以上
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