2月24日(日)東アジア女子サッカー選手権2008 決勝大会 なでしこジャパン vs 中国女子(17:30KICK OFF/中国・重慶)
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★TV放送:BS-iとTBSチャンネルで17:20〜生中継、21日24:50〜TBS系列にて録画中継(※一部地域を除く)
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2月24日(日)、東アジア女子サッカー選手権の最終戦、なでしこジャパンは開催地の中国と対戦する。スタジアムは第1戦、第2戦と同じく、重慶の永川にある永川スタジアム。キックオフは現地時間の16時30分(日本時間17時30分)。
今大会、北朝鮮に3−2、韓国には2−0で勝利と、ここまで2連勝。勝点6の首位で迎える中国戦に勝つか引き分けで、なでしこジャパンは公式大会での初タイトルを手にすることが出来る。一方、対戦相手の中国も1勝1分けの勝点4で2位、こちらも勝てば優勝の可能性を残している。
なでしこジャパンは、北朝鮮を相手に試合終了間際、ロスタイムのまさに最後の最後で澤がゴールを決め勝利。しかし結果は手にしたものの課題が多く残る試合となった。
そこで、出た課題を整理し、修正をはかり臨んだ韓国戦。力の差もあり2−0の勝利。いくつかの課題を修正し、自分たちの戦い方を、「このレベルでは出来た(佐々木監督)」と、確認することも出来た。しかし、やりたいことが出来た手ごたえと同時に、当然課題も残る。この2日間、「ミーティングでは、いい場面を見せずに、反省する部分だけを特化して見せて、こうあるべきだとかこうじゃないかとか、個別でポジション別に呼んで密にはかった(佐々木監督)」という。
対戦相手の中国は、かつてはアジアのトップ、そして世界でも強豪といわれる実力だったが、前回の東アジア女子サッカー選手権あたりから、世代交代もあり少しその様子は変わってきていた。しかし、2006年に開催された女子アジアカップでは優勝。昨年、上海を中心に開催されたFIFA女子ワールドカップでは、グループリーグ突破のベスト8と、その勝負強さや突破力はいまだに健在だ。昨年の10月に就任したElisabeth LOISEL監督が指揮を執る。
その中国のここまでの2試合をスタジアムで視察した佐々木監督は、「この1月から国際ゲームをかなり経験していて、試合巧者であることには間違いはありません。でも試合をやっている割には、攻守にわたってそんなにバランスがいいチームだとは感じていない。ただ試合慣れしているからか、彼女たちは相手への対応能力というのは個々にできている」と印象を語る。その上で「勝機はある」と自信を見せた。
今大会のなでしこジャパンは、コンディションなどを考慮したうえでメンバー入りした選手全員が出場すること、そして適材適所でそれぞれの選手を検証することなどを目的としている、中国戦でもいろいろなトライや組み合わせが見られるだろう。スタートから右サイドに大野を置き、2トップに永里と荒川の組み合わせ。これまでの2戦をベンチで見てきた池田のスタメンなどもありそうだ。
2列目の右サイドでのスタートが濃厚な大野は「サイドでは、自分が前向きで仕掛けられるという点に関して言えばやりやすいと思う。そう意図もあると思いますし、あと前のがんちゃん(荒川)と永ちゃん(永里)はしっかりボールキープできるので、そこで収められたら、澤さんとか自分とかあや(宮間)とかを含めて、前向きでボールを持てる選手がいる。そこで自分の特徴を生かせたらなって思いますね。」と言い、「完全なアウェイの環境だけど、その中で勝って優勝して帰りたい」と意気込む。
「2試合ベンチから見ていて、すごく普段考えないようなことをたくさん考えました。それに、試合に出ることの大変さというか、神聖な場所に立つということの意味や大事さをすごくいろいろ感じました。いつでも、『自分だったらこうするだろうな』とか、そういうふうには置き換えて見ていました」と言う池田は、「90分間しっかり、特にディフェンスラインでの連携と、中盤との守備のバランス関係。その辺を気をつけてやりたい。出来るだけその都度いい判断をして、後ろからしっかり、見えていない相手とかに対して指示を出す。そういうところが自分に出来るところだと思うので、しっかりやっていきたいと思います」と試合へのポイントを語る。
いよいい迎える最終戦、相手はホームの中国。日曜日の開催だけに、完全なアウェイの環境下となることが予想されるこの試合。
「北朝鮮、韓国といろんな意味で積み上げてきたものを選手たちに表現してほしいと思っています。いい表現ができれば勝利に結びつくと思っています。失敗とか勝敗をおそれず、みんなが今持っている力、我々がやろうとすることにチャレンジすることが大きな目標になってきます」選手たちへの期待もこめて力強く語る指揮官。
ともに優勝を争う同士の直接対決となった、なでしこジャパンの中国戦。
アウェイの中で、堂々と自分たちのサッカーを見せ、勝利とタイトルを手にして北京オリンピックへの弾みにしたい。
以上
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