3月20日(木)ヤマザキナビスコカップ 川崎F vs 千葉(13:00KICK OFF/等々力)
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シーズン前の予想と、ここまでの試合内容が大きく違うチーム同士の対戦、というと語弊があるだろうか。
川崎Fは強烈な3トップを擁した超攻撃的な布陣に注目が集まっていたが、実際にシーズンが始まってみるとリズムを作れず、また北朝鮮代表でブレイクした鄭大世の不調もあって、自慢の攻撃力を発揮できずにいる。
開幕の東京V戦では連動性に乏しい試合内容を見せてしまい、追加点を奪えないまま後半ロスタイムに同点ゴールを喫してしまった。また前節の神戸戦では「出足鋭い」(森勇介)組織的な神戸の守備によってリズムを狂わされ、また代表招集されていたこともあるのか、思うように能力を発揮できずにいる中村憲剛の動きの悪さも重なって完敗。いいところのない試合を見せてしまった。
対する千葉は、代表クラスの選手が大量に移籍したこともあり、シーズン前の予想は悲観論に支配されるものだった。ところが、いざ蓋を開けてみるとチームの組織性は維持されており、十分に戦える戦力を保持している事を証明。昨季に引き続き、手強い相手としての敬意を受けるに値するチームに仕上がっている。
そんな両者の対戦だが、バーレーン戦に向けて招集された代表選手が抜ける中での戦いであり、見どころは多い。川崎Fのポイントは、中村が抜けた中盤をどう構築するのか、という点にある。養父雄仁を起用して谷口博之と組ませるのか。それとも菊地光将が初先発の舞台を踏むのか。
また関塚監督が17日に発言した「フォーメーションについては再考しているところです」という言葉をそのままとらえると、2トップにトップ下という布陣を試してくる可能性もある。そうなると、大橋正博の起用も視野に入ってくる。あらゆる戦術的なオプションが考えられる中、関塚監督がどのような布陣を採用してくるのか、注目したいところだ。
対する千葉は、川崎Fと同様、開幕から1分1敗と苦しい状況だが前述の通り試合内容自体は悪くはない。下村東美のバランス感覚や、長身のボスナーの攻守に渡る活躍。そして起用される若手選手の頑張りもあって、表面上の成績からは見えてこない、いい試合内容を見せている。
そんな両チームの対戦だが、ポイントは川崎Fの個人技が千葉の1枚目のディフェンスを破った後の局面という事になるのではないか。簡単で申し訳ないが、千葉の守備陣の中で人がずれる時、勝負の行方を分ける状況が出てくるものと考えている。
共に今季未勝利のチーム同士。リーグ戦とカップ戦との違いはあるが、どのタイミングで1勝目を手にするのかは、チームの結束を保つ上で重要である。もちろんヤマザキナビスコカップの予選突破という大きな目標もある。6試合しかない予選リーグの初戦、という点でも、大きな意味を持つ試合だという事が言えるだろう。
以上
2008.03.19 Reported by 江藤高志
J’s GOALニュース
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