3月20日(木)ヤマザキナビスコカップ 新潟 vs 大宮(16:00KICK OFF/東北電ス)
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新潟は、リーグ戦2連敗の悪い流れを断ち切ることがテーマになる。2試合で5失点と守備が不安定。立て直しの切り札として投入されるのが、GK野澤洋輔だ。公式戦は一昨年9月のリーグ戦第22節磐田戦以来。「新潟の顔」として絶大な人気を誇ったかつての守護神にとって、チームの連敗ストップと自らの定位置奪回がかかる重要な一戦になる。
大宮は、ホームでのリーグ開幕戦で新潟に2-0で快勝した。今後の対戦を優位に進めるために、ヤマザキナビスコカップ初戦のアウェイを勝利で飾りたい。
淡々とした表情は普段通り。ただ、胸の内には固い決意がある。「ここで勝って流れを変えないと」。野澤はスタメン濃厚な大宮戦の大切さを十分に理解している。
18日の実戦形式の練習。開始から主力組に入った。サブ組のGKが、リーグ戦開幕から2試合スタメンの北野貴之、黒河貴矢と替わったのに対し、主力組のGKは最後まで野澤だった。「試合当日にならないと分からないよ」と、自らの出場に対しては慎重な言葉。ただ、もちろん準備はできている。
「ここまで1対1の場面を作られてやられている。相手にそうさせないために、相手の攻撃を遅らせるように指示を出すのが僕の仕事」。リーグ開幕戦の大宮戦は0-2、次節のホーム、F東京戦は2-3。新潟は2試合で5失点。守備陣がミスから破たんした。ベンチで見ていてもナーバスになっている様子が分かった。ピッチに立った場合を想定して、まず味方を落ち着かせることを第一に考えていた。
練習では攻撃から守備に切り替わる直前から、守備陣に指示。シンプルで的確に行う。「指示が分かりやすい。守備範囲も広いので、最終ラインの負担が減る」。右サイドバックの内田潤は野澤への信頼感を話した。鈴木淳監督も「守備を安心させられる」と評価する。
その期待に応えることが、今後の自分に大きく影響してくる。公式戦出場は2006年9月9日の第22節磐田戦以来。ホーム戦は同年4月15日のリーグ戦第8節名古屋戦以来になる。昨季は公式戦出場ゼロ。J2時代は新潟の守護神として君臨した。昇格後も2004年から3年連続でオールスターに出場した。そんな「チームの顔」も、一昨年途中から後輩の北野貴之に定位置を譲っていた。
それでもモチベーションは下げなかった。オフはこれまで時間を割かなかったウエイトトレーニングに取り組んだ。体のキレとパワーをつけ、キャンプを順調に消化。「いつ出番がきてもいいように」と、好調を持続していた。
「試合に出て活躍する野澤選手が見たいです」。サポーターからはこんなメッセージが多く届いた。その声を励みにして準備を整えた。ようやく巡ってきたチャンス。「僕は一日一日が勝負」。ホームで連敗を阻止し、そしてチャンスをつかむ。20日はそのために力を注ぐ1日になる。
大宮は、ここで新潟を下せば、苦手意識を植えつけることができる。前回の対戦は出足の鈍い新潟に対し、攻守ともにボールに素早く反応して中盤を支配。ペドロ・ジュニオール、小林大悟のゴールで快勝した。樋口靖洋監督が掲げる前線からプレスをかけてボールを支配する戦い方が浸透していた。特に流動的に動く前線の攻撃力が光る。
ただ、リーグ戦第2節京都戦では1-2で逆転負けした。プレスが甘く、ロングボールに頼る展開になった。一度リズムを崩すと立て直しに時間がかかる部分も見え隠れする。プレスの掛け合いが予想される試合展開の中、どれだけ相手を押し込め続けられるかがポイントになる。
その点は新潟も同じ。後手を踏むと、前回の二の舞になる。どちらにとってもボールに対する仕掛けの速さが明暗を分け、攻守のリズムの基盤になる。
以上
2008.03.19 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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