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【J1:第3節 F東京 vs 京都】レポート:ロングボールの応酬でシーソーゲームに。両チーム痛み分けのドロー。(08.03.30)

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3月30日(日) 2008 J1リーグ戦 第3節
F東京 3 - 3 京都 (14:04/味スタ/19,233人)
得点者:2' 吉本一謙(F東京)、18' 角田誠(京都)、44' 赤嶺真吾(F東京)、57' 渡邉大剛(京都)、80' 田原豊(京都)、87' 今野泰幸(F東京)

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「中盤が大味なゲームをしてしまった」とは城福浩監督の試合後の弁。F東京は序盤こそ、主導権を握りボールを運んだが、後半は京都のロングボール策に付き合う時間が多くなり意図する展開に持ち込むことが出来なかった。

ゲームは、羽生直剛の第一子誕生を祝う吉本一謙のユリカゴダンスで幕を開けた。

F東京は開始直後の2分、大竹洋平の右CKが京都MF角田誠に当たってこぼれたボールをファーサイドの吉本が右インサイドで押し込み先制点を挙げる。「羽生さんに子どもが生まれたのでゲーム前からやろうと決めていました」と話す吉本にとってもプロ入り初ゴールのメモリアル弾となった。

京都も前半18分、セットプレーから同点に追いつく。徳重隆明の左CKをファーサイドで待ち構えた角田が頭で合わせて1−1に。だが、F東京は前半終了間際に、再度セットプレーから赤嶺真吾のゴールで京都を引き離し1点リードで前半を折り返す。

京都は後半、システム変更でチャンスを掴む。加藤久監督は、パウリーニョに代えて田原豊を後半開始のピッチに送り出すと、56分には角田に代えてアタリバを投入する。そこでシステムを最終ラインにシジクレイが入る3バックへと移行させる。すると渡邉大剛、平島崇の両ウイングバックの攻撃参加が増えて京都が息を吹き返す。前半単発に終わっていたロングボールのこぼれ球を拾えるようになり攻撃に厚みが生まれた。

そして57分、渡邉がミドルレンジでボールを持つと、右足を振りぬきゴールネットを揺らす。京都はゲームを振り出しに戻すと、さらに80分に田原のゴールでリードを奪う。中盤でボールを奪ったアタリバが田原へ縦パスを通す。田原は倒れながらも、追いすがる東京DF吉本に身体をあずけて右足ボレーで逆転ゴールを突き刺した。

だが、ここでゲームは終わらない。後半43分、F東京DF徳永悠平のクロスを京都GK平井直人が弾くと、そのボールに今野泰幸が頭から飛び込む。F東京が土壇場で同点に追いつき、一進一退のシーソーゲームは痛み分けのドローで終わった。

京都はベンチワークがはまった。3バックへのシステム変更や途中出場の田原や、アタリバが得点に絡むなどゲームの中で上手く修正を図った。セットプレーから2失点するなど、課題は残ったがアウェーで価値ある勝ち点1を獲得した。F東京は序盤に見られた小気味良いパスワークが、ゲームが進むにつれて尻つぼみになっていった。「京都は前線から激しくプレッシャーをかけてきていた。リスクをかけて回すよりもある程度、プレスにくるところをすかす狙いもあった。ただ、後半はカウンターの応酬になってしまって少し分が悪くなってしまった」と語ったのはF東京GK塩田仁史。繋がる確立が50%のボールの応酬では、ゲームがどちらに転ぶか分からない。決してロングボールが悪いわけではないが、2−1の時点でマイボールの選択肢として繋ぎながら運ぶことを最優先させたかった。ただ、けが人が多い中、金沢浄をボランチ起用するなど、公式戦で新たなトライができたことは今後に繋がる収穫といっていい。F東京にとっても実りある勝ち点1だったのかもしれない。

以上

2008.03.30 Reported by 馬場康平
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