今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第7節 新潟 vs 京都】レポート:新潟が今季初勝利。京都は退場3人と不運な展開(08.04.19)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
4月19日(土) 2008 J1リーグ戦 第7節
新潟 1 - 0 京都 (16:00/東北電ス/27,115人)
得点者:4' アレッサンドロ(新潟)

----------

新潟が京都を1-0で下し、待望の今季公式戦初勝利を挙げた。
前半4分、アレッサンドロのリーグ戦2試合連続ゴールで先制。京都に退場者が3人出るなどの荒れた試合の中、最少リードを守りきった。
 敗れた京都は最終的にシジクレイ、アタリバ、増嶋竜也を退場で欠いた。それでもシュートは新潟の倍以上の11本を放つなど、最後まで気迫をみせた。

アレッサンドロの一発が、初勝利の前にあった重い扉をこじ開けた。左サイドから松下年宏が上げたクロス。ニアサイドの矢野貴章が頭で合わせに行った上を、ボールが通過する。そのすぐ後ろからピッタリのタイミングでヘディングシュート。
「松下がいいボールを入れてくれた」。リーグ戦では2戦連続、ヤマザキナビスコカップを含めて3戦連続ゴール。新潟の一員になってから持ち続けていた「勝利に貢献したい」というストレートな思いをかなえたヘディングだった。前節のG大阪戦でもヘディングで先制点を奪っている。「本当はヘディングで取るタイプではないんだ」と苦笑いする。

普段の練習後、ピッチに居残りクロスへの入り方を繰り返し練習した。タイミングではなく位置を重視。シュートポイントを確実に捕らえることを意識した。「トレーニングで考えながらやってきたことができてきた」。いい形でクロスを上げればなんとかしてくれる選手。チームにとって、アレッサンドロはそんな存在になりつつある。それもゴールが勝点3に直結したからだった。

もっとも、試合自体はもろ手を挙げて喜べる内容ではなかった。「まず勝ててホッとしました」と千代反田充。寺川能人は「1つ勝つのは大変。いろいろあるのは分かっているので、今日はこのくらいにしておきましょう」と険しい表情。京都が前半41分のシジクレイに始まり、合計3人の退場者を出した。それでも新潟の得点は1。放ったシュートは京都の11本に対して5本。開始から数的有利だった後半はシュートゼロだった。田原豊ら京都の攻撃陣に攻め込まれる場面もあった。
「相手にプレーをさせてしまった」(千代反田)、「後半はどっちの人数が多いのかわからない試合」(矢野)と、勝利を喜ぶ前に反省を口にする選手がほとんどだった。鈴木淳監督は「勝つには勝ったが、今までの自信のなさが出てしまった」。リードはわずか1点。それを失わないための慎重さと絶対的に有利なゲーム状況を生かす大胆さ。2つの要素を試合内容にリンクさせるまでには至らなかった。
それでも勝点3が大きいことは間違いない。「連勝できるように雰囲気を作りたい。1週間空くので、調整もできる」と千代反田。勝点3の重みを知ったことが、今後の土台になる。

京都の奮戦ぶりは不運にかき消された。3選手に加えて、後半38分には、加藤久監督がコーンをピッチにけり入れたことと、レフェリーへの抗議で退席処分になった。数的不利と指揮不在。それでも集中力は途切れなかった。
立ち上がりこそ新潟のテンポの速い攻撃の前に押し込まれたが、その後は落ち着いてボールを捌いた。中盤でのボールの奪い合いに競り勝ったときは、左右のサイドを使った攻撃。前線が最後の1本を打ちやすい状況を作った。
数的不利になったことで威力が半減しても、攻撃の手を緩めなかった。後半は棒立ちになった新潟の守備のすきを突いて、サイドから効果的に攻める。最終的にフィールドプレーヤーが7人という状況になっても、プレスをかけた守備と攻守の切り替えの速さを忘れなかった。「新潟が守りに入った時点でうちの勝ち」。佐藤勇人の言葉は負け惜しみではなく、確かな手ごたえだった。

新潟は勝点3を意味のあるものにすること、京都は両センターバックら主力不在の戦いをしのぎ切ること。すっきりとは終わらなかった試合を経て、ともに次節のがテーマ明確になった。

以上

2008.04.19 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着