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【J1:第9節 G大阪 vs 大宮】レポート:圧倒的な試合展開も、大宮・樋口監督の采配の前に終盤、まさかの2失点。G大阪が早くも今季3敗目を喫する(08.05.01)

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4月30日(水) 2008 J1リーグ戦 第9節
G大阪 2 - 3 大宮 (19:03/万博/10,081人)
得点者:11' ルーカス(G大阪)、38' 吉原宏太(大宮)、68' 中澤聡太(G大阪)、84' 藤本主税(大宮)、89' 森田浩史(大宮)
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 DF加地が右サイドバックで今季初先発を飾り、MF明神とMF橋本がダブルボランチを組む。若干の顔ぶれこそ違えど、昨年、何度も目にしたG大阪の4-4-2システムは立ち上がりから機能した。
 いや、機能どころか、序盤の戦いを見る限り、圧倒できる試合だと信じられる前半だった。DF陣のラインコントロールも安定を見せ、高い位置にラインをとって守備から攻撃までをコンパクトに敷き、相手の守備網を縫うように1タッチで芸術的にパスを繋ぎ、ゴールまで運ぶ。11分にMF遠藤の右からのクロスをFWルーカスが頭であわせて先制した際は、久しぶりにゴールラッシュの予感さえしたもの。実際、この圧倒ぶりは、引いて受け身に回った大宮の戦いを見れば一目瞭然だったし、更に元G大阪の大宮FW吉原にオフサイドラインぎりぎりに抜け出され同点弾を許しても、流れは決して悪くはなかった。

 後半も立ち上がりからペースはG大阪が握り、立ち上がりから多くのゴールチャンスを作り出していた。65分、DF安田のゴールライン際からのドンピシャな折り返しを、FWバレーがフリーでありながら枠を外したり、その直後、FWルーカスのスーパーミドルが大宮GK江角の好セーブに弾かれても、コンスタントにチャンスを作り出す展開からして「いつか獲れる」という雰囲気は漂っていた。そんな中、待望の追加点は68分。セットプレーから生まれる。MF遠藤の左コーナーキックをDF中澤が頭であわせ、2-1。中澤のJ初ゴールで勝ち越しに成功し、完全に流れを引き寄せたかに見えた。

 ところが、ここから徐々に流れが大宮に傾いていく。といっても、大宮が圧倒した訳でもないが、ややラインが下がり、受け身になったG大阪に対し、ビハインドを負った大宮は、前がかりに試合を進めていく。加えて、大宮・樋口監督による選手交代も的中したと言わざるを得ない。68分のペドロ ジュニオールの投入後、72分にMF金澤に代えてMF藤本、82分にMF小林大に代えてFW森田と、攻撃的能力の高い選手を投入。『ゴール』に対する意識を強く感じさせる布陣を敷くと、84分にはそのMF藤本が同点弾を、89分にはFW森田がセットプレーからの逆転弾を叩き込んだのだから。

 これに対しG大阪も、同点にされた後の87分にFWバレーに代えて約1ヶ月ぶりの戦列復帰となるFW播戸を投入。4分のロスタイムを活かし、なんとか追加点を奪いにいこうとするが、ゴールチャンスはおろか、FW播戸自身もほとんどボールを触る機会がなく。ほとんどの時間帯を優位に進めたゲーム展開、DF中澤のJ初ゴールなど、ホームスタジアムで完全に勝ちムードの様相を呈しながら2−3と、まさかの逆転負け。昨年は22節まで喫することのなかった『3敗目』を、わずか9試合で喫する結果となった。

以上

2008.05.01 Reported by 高村美砂
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