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【J2:第11節 広島 vs 山形】プレビュー:山形・小林監督の知略に「自分たちのサッカー」で堂々と立ち向かう。そんな広島の躍動が見られるか。(08.05.02)

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5月3日(土)J2 第11節 広島 vs 山形(16:00KICK OFF/広島ビ
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 広島の3勝1分。それが、過去のリーグ戦での対戦成績である。広島は山形に対して負けたことがない。
 こう書けば、「広島有利」という四文字が浮かぶかもしれないが、それは間違いだ。まず一つは、この対戦成績は5年前、2003年時のことであり、当時とは互いに監督も選手も変わっている。
 そしてもう一つ、この時の4試合の内容を思い返せば、いずれも「どちらに転がるかわからない」僅差。広島が危なげなく勝利したのはたった1試合。残り6分で2点を入れて逆転した試合もあれば、ロスタイムにミスから同点にされ、その直後にミスした選手が勝ち越し弾を入れるという劇的な試合もあった。

 当時の印象を思い起こせば、広島にとって山形は「やりにくい」チーム。最終ラインと中盤の8人でしっかりとブロックをつくり、スペースを消す。鋭いプレスをかけ、ボールを奪った後の速攻でチャンスをつくる。組織がしっかりと整備されているから、選手たちのプレーに迷いがなかった。

 その印象は、2008年の山形に対しても変わらない。確かに爆発的な得点力はないが、全員でしっかりと守り、チャンスではやはりチームで攻撃にかかわる。その意思統一が、ここ6試合で3勝3分と無敗、失点わずか2という安定した戦いにつながっているのだろう。

 また、小林伸二監督の采配も柔軟。前節の湘南戦は、4-5-1のシステムを今季初めて採用、宮本卓也をボランチに起用し、アジエルをはじめとする湘南の中盤を潰しにかかった。相手の良さを消し、試合展開に合わせて形を自在に変化させる采配に、選手たちがしっかりと呼応する。そういうやり方は、相手にとって何とも戦いにくい。

 しかし、前節の徳島戦でチームを劇的に変える働きを見せた森崎和幸は、力強く言い切る。

 「相手がウチを研究し、やり方を変えてくるのならば、それをしっかりと受けて立てばいい。分析されて、対応されて、そこでやられてしまうのならば、所詮はそれまでのチーム、それだけの選手ということ。相手の対策の上を、自分たちがやれぱいいだけのことです」

 その自信の裏には、まず森崎和自身のコンディションの向上があげられる。昨年末から左足の付け根を痛めていた彼は、天皇杯の間は痛みをこらえてプレーし、準優勝に貢献。年明けから治療とリハビリに務めていた。が、一向に痛みがおさまらず、トルコキャンプでもずっと別メニューが続く。状況が好転しない状況を見たペトロヴィッチ監督が「ドイツには、この痛みの治療経験が豊富なドクターがいる」と、森崎和にドイツでの手術を提案した。

 身体にメスを入れるのは、選手にとって勇気がいるもの。しかし、森崎和は決断、2月13日に手術を受けた。それから約2ヶ月後の熊本戦で今季初出場を果たすと、前節はボランチとして攻守に大車輪の活躍を見せた。
 「立ち上がりから10分間、積極的に行こう」と彼は試合前に選手たちを鼓舞し、アグレッシブなチームの姿勢を導きだす。途中、試合の流れが悪くなると、単純な横パス・バックパスを繰り返しながらポゼッション率を高め、ゆったりとしたパス回しから鋭いクサビのパスを何本も通すことで、相手のラインを下げさせた。ストヤノフが狙われていると見るや、スッと最終ラインに入ってサポートし、守備を固めた上でストッパーのオーバーラップを促す。徳島戦で広島が見せた強さは、森崎和幸のリーダーシップが生んだ産物とも言えた。

 当然、小林監督は徳島対広島戦を分析し、対策を立ててくるだろう。4得点をたたき出した広島の3トップをどう抑えるか。ストヤノフと森崎和幸、ふたつのパスの起点をどう潰すか。研究した上で出した結論は、前からアグレッシブにいくスタイルか、それともブロックを固めてくるのか。知将・小林伸二が仕掛ける戦いのストーリーに対し、徳島戦で一つのきっかけをつかんだ広島は、ホームのサポーターの声援を受けて堂々と自分たちのサッカーで立ち向かうだろう。

 ちなみに小林監督は、広島ユースの初代監督を務めており、広島の前身・マツダで現役時代はプレーしていた。それだけに、小林監督にとって広島は負けたくない相手だろうし、広島にしても小林監督がC大阪を指揮していた2005年、ホームで1-2というスコアながら、内容的に完敗を喫した苦い想い出がある。広島にしても山形にしても、絶対に負けたくない相手。激しいぶつかり合いになることは、容易に予想できる。

以上

2008.05.02 Reported by 中野和也
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