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【J1:第10節 大分 vs 新潟】レポート:大分イレブン、厳しい状況の中、気持ちをひとつに勝点3ゲット。新潟は1点返すが追いつけず。(08.05.04)

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5月3日(土) 2008 J1リーグ戦 第10節
大分 3 - 1 新潟 (13:05/九石ド/19,273人)
得点者:12' 金崎夢生(大分)、38' 松橋優(大分)、51' 小林亮(大分)、78' 矢野貴章(新潟)
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新潟戦を前に、MFホベルト、DF森重真人、FW前田俊介の出場停止3人とFW高松大樹のケガによる欠場で、FW、ボランチ、DFとそれぞれのポジションで主力を欠く中、戦わなければならなかった大分。しかし、気持ちはひとつだった。

立ち上がりから大分ペースで進んだ。大分がしっかりと守備をし、攻撃でも豊富な運動量で新潟陣内を攻めた。新潟はがっちりとブロックを作っているもののアプローチが足りない。大分はいい流れのまま、チャンスを作った。前半12分、ホベルト不在のため、急きょ初ボランチを務めることになったMF根本裕一から、新潟DFの裏へ飛び出したMF金崎夢生へドンピシャのロングパス。金崎はそのパスをワントラップして右足で振りぬいた。シュートはゴールネット左隅に突き刺した。

大分は攻撃のペースを緩めなかった。続いては前半38分、新潟の横パスを奪った金崎がFWウェズレイにパス。そしてウェズレイから左サイドに走りこんだFW松橋優にシンプルにパスが渡り、今季初ゴールを決めた。去年の5月3日にもゴールを決めている松橋だが、インタビューでは「たまたまです。でもずっとFWにゴールがなかったので嬉しかった」と笑みを浮かべながら語っていた。

暑さの中でのハードな試合にも関わらず、大分の運動量は落ちなかった。後半6分、ゴールはまたもや大分。右サイドをドリブル突破したMF小林亮が逆サイドに走りこんだウェズレイにパス。しかしそのパスが相手DFに当たり、跳ね返ってきたボールを再び、小林が左足で決めた。移籍後初ゴール。「2点じゃ、まだ分からないのでもう一点欲しかった」という小林。「大海のためにもどうしても勝ちたかった」と言う。

その後、新潟は反撃をしかけ、後半33分、MF松下年宏のクロスからFW矢野貴章がヘディングシュートを決め、1点を取り返すが、逆転には追いつかず3−1で試合を終えた。

試合後、新潟・鈴木淳監督は、「暑さと移動のハード日程で厳しいゲームとなった」と悔しそうに語った。DF千代反田充も「せっかく守備も整ってきたのに、残念です。一点目の失点は大きかった」とガックリと肩を落としながら帰りのバスに乗り込んだ。

「外から来た僕でも、大分愛というのを感じる。サポーターも、選手も大分のために戦っている。その想いがピッチに表れていると思います」3点目を決めた小林亮の言葉が、ぴったりくる、そんな試合内容だった。

以上
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