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【J2:第13節 熊本 vs 岐阜】池谷友良監督(熊本)記者会見コメント(08.05.11)

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5月11日(日) 2008 J2リーグ戦 第13節
熊本 0 - 2 岐阜 (16:03/熊本/4,608人)
得点者:56' 梅田高志(岐阜)、64' 片桐淳至(岐阜)
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●池谷友良監督(熊本):
「前半は今日のコンディションの中でプラン通りというか、前半は0-0でOKというか、決定的にやられたシーンはなかったと思います。最後に放り込まれるところでも冷静に凌いでいて、後半勝負というプランでしたが、退場が全てだったと思います。ちょっと厳しいかなという判定でしたが、なんとか耐えながらカウンターでということをハーフタイムに皆に伝えて、辛抱強く守って、というプランでしたが、失点してしまった。0-2になってからですが、最後はなんとかアグレッシブに攻撃の形は出せたし、最後まで諦めずにプレーしてくれた選手には、ある意味満足している部分はあります。細かいところは修正していかなければいけないということと、岐阜さんみたいなタテに早いサッカーにちょっと弱いなと。そういうチームとやると、中盤を越されるシーンが多く、そこの対応も今後していかなきゃいけないと思います」

Q:前半は前線にうまくボールが収まりませんでしたが、中盤でのボール回しについてはどうだったと見ていますか?
「今日の前半は、もうしょうがないという判断をしていました。立ち上がりから選手間でも前半は割り切ろうと。とにかくボールを取ったら背後に入れて、リスクをかけずに凌ごうという事でした。岐阜さんもどんどん入れるという感じだったので、それは今日のコンディションを見たら前半はしょうがないかなと。そんな中でも前半は粘り強く守っていたなと思います」

Q:去年の対戦との違いは?
「J2を戦って行く中で、組織として戦い方が徹底しているという印象があります。とにかくタテに、ディフェンスラインでもリスクを負わないという感じは受けました。去年の方がもう少しボールを動かすかなと。速い選手とボールが収まる選手が前にいるので、そこをうまく走らせて、とにかくディフェンスラインから入れるという事と、最終ラインはオーバーラップもしないでバランスを崩さない、そういう堅いイメージがありますね」

Q:前半はしょうがないということで、後半に勝負という事だったのでしょうか?
「そうですね。途中の流れも見て、前半はそれでOKとベンチでも思っていたし、ピッチの中でもそういう判断をしていたということです。選手は風の強さもかなり感じていたみたいで、どっちも落ち着きがない蹴り合いみたいなサッカーだったと思いますし、中盤でボールが動くというサッカーではなかったと思います」

Q:後半はカウンター狙いとおっしゃいましたが、あまり効果的な攻撃もできなかったように感じました。原因は何だったのでしょうか?
「それは人数が1人少ないという事もあると思います。前に収まる事がなかったので。どうしても耐えて引いてしまわざるを得ないし、相手に持たれてという中で、ロングボールも泰(高橋)に収まらないから2列目も出て行けない、ということだったと思います。2点取られてからは守ろうというよりも取りに行こうという判断があったので、そういう中で動きは出てきたと思います。最後みたいに、捨て身で取りに行こうという事になれば、終盤のようなパターンも出て来ると思うんですが、その辺がプランとしては難しかったかなという事です」

Q:後半立ち上がりに取られましたが、入り方が悪かったのではないでしょうか?
「数的に不利なので、そこはなんとか凌いでいかないといけないんですが、あれで失点してしまったのが今日のゲームの全てだと思います。あれを耐えて行ければチャンスが出てくるのですが…。2点目はちょっと、人数をかけたところを外されたカウンターだったと思います。1点取りに行くところでリスクを冒して行かないといけないので、そういうシーンは何回か出るとは思いますが、そこで今日は、うまく守れなかったという事だと思います」

Q:ここまで無失点の試合がありませんが、その現状については?
「チームのテーマとして『積極的な守備』ということでやっているので、その中で選手に伝えているのは、リスクを冒して奪いに行こうということを言っています。やはり、取れなかったり、外されると大きなリスクを背負うことになりますが、それが現状だと思います。でも今はそれを目指してやっているので、その結果失点が多いんだと思います。でもうちのプランとしては、引いて守るのではなく、とにかく奪いに行こうという事でやっています。その中でリスクを背負う結果だと思います。一巡やってみてチームとしてどう考えるのかという事になっていくんだと思いますが。今は積極的な守備から、取れるようにしていきたいなと思います」

Q:同期対決という事に関しては?
「比較されがちだとは思いますが、チームのコンセプトが全く違うと思うので、僕自身は意識していないと言ってきました。逆に皆さんが意識していると理解しているから、そう言ってきた部分もあるんですが。岐阜さんは今年ある程度の順位が必要だと判断したんだと思うんですが、15人ぐらい入れ替えている。そうした(岐阜の)チーム作りと、去年のベースを残して、いろんな意味での見極めやチャレンジ、財産を残そうという(熊本の)やり方の違いが出て来ているんだと思います。クラブの考え方の中で熊本はやっているので、しっかりした財産を残して行きたいし、今日負けたから、勝ったからということでチームのプランや信念を変えて行こうという気は、僕自身はありません。負けたから次はどうしよう、ということにならないように、外部からのプレッシャーもこれから感じてくるんでしょうが、そういうものにも負けないように、1年間、とにかく選手を信じて、自分たちを信じて、積極的な守備をやり続ける事が一番大事だと思います。今年、7位、8位とかいう順位が必要だとは思っていませんし、一つでも上の順位に行きたいし勝負にはこだわっていきますが、5年以内にJ1に行くというチームコンセプトがあるので、どんなことがあっても、それに向けた財産を積み重ねて行くということが、一番このチームにとって大事だと考えていますし、やっていくつもりです。これをやりきれたら、いいチームになると思うし、財産として残って行くかなと思います。極端に言うと、これに2〜3人の補強で大きく変えられるチームにしたいと思います」

以上
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