5月21日(水) AFCチャンピオンズリーグ
G大阪 1 - 1 全南 (19:00/万博/7,160人)
得点者:75' 二川孝広(G大阪)、86' ユ ホンヨル(全南)
-ACL特集コーナー-
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グループリーグ突破を既に確定させていても、G大阪にはこの試合に対する明確な目標があった。それは、「グループリーグを無敗で勝ち上がるこ と」。日本代表とU23日本代表の3選手(遠藤、安田、水本)を欠いても、ケガ人が離脱しても、目指すべきサッカー、目標に揺らぎはない。だからこそ「その目標を明確に捉えられるメンバーで戦いたい」と西野監督は話していた。
スターティングメンバーに選ばれたのは、その請負人となる11人。うちGK松代、DF中澤、DF加地、MF二川、FW山崎はリーグ戦でもスタメンを張って来た顔ぶれだが、それ以外のDF福元、DF下平、MF佐々木、MF倉田、MF武井、FW平井はそのほとんどが今季初スタメンの選手たち。ベンチにも、普段はなかなかチャンスを手に出来ずにいる選手たちが出番を待った。
対する全南も「若い選手に経験をさせたいこと、リーグ中で負傷者が多いこと(ソン・ビョンソンコーチ)」を理由に前回対戦時とは大幅にメンバーを代えた。交代要員もGKはおらず、フィールド選手が4人のみ。リーグ戦の合間を縫ってのハードスケジュールということもあってか帯同選手も最少限にとどめた感が否めなかった。
と、互いに戦力ダウンは明らかだったが、試合はこの一戦を『チャンス』と捉えた選手たちによって立ち上がりから加速した。
ペースを握ったのはG大阪。立ち上がりこそ、ややギクシャクした感もあったが時間が経つごとに落ち着きをみせ、いつもとは違う顔ぶれでメンバー構成しながらも『守備から攻撃』のスタイルを徹底する中で、全南ゴールを攻め立てる。MF二川を攻撃の軸として、MF倉田やFW平井が積極的にシュートを放ったり、右サイドのDF加地が積極的な攻め上がりから好機を見出したり。守っては、DF中澤、DF福元やボランチのMF武井がしっかり真ん中を締めながら両サイドバックも攻守にうまくバランスをとった。
ただ残念だったのは、G大阪が完全にペースを握り、引いて完全に守備的になった全南を圧倒する攻撃を示しながらも、ゴールをこじあけられなかったこと。その課題を後半、いかに克服するかに期待したが、後半も立ち上がり2分のFW平井のヘディングシュートがバーに嫌われたのを皮切りに、なかなか相手ゴールをこじあけられない。相手に攻め立
てる隙も与えることなく攻守にバランスのとれた戦いこそ徹底できてはいたものの、『フィニッシュ』に物足りなさを感じながら試合が進んだ。
その状況に終止符をうったのはMF二川だった。63分、MF武井に代えてMF明神を、FW平井に代えてFWバレーを投入。改めて『勝ち』への姿勢を強めると、75分。ペナルティエリア付近でボールを受けた山崎が“ためて”右サイドをあがってきたDF加地にパス。そのDF加地からのグラウンダーのクロスをMF二川が左足で押し込んだ。さらに、83分にはMF佐々木に代えてFW岡本を投入。前線の枚数を増やし、より攻撃への意識を強めたG大阪だったが、その3分後、逆に一瞬の隙をつかれて全南に攻撃を許すと、ペナルティエリア内へ突破を計ったMFイ・キュロに対しMF二川が痛恨のファウル。与えたPKを全南のFWユ・ホンヨルに決められ追いつかれてしまう。
それでも意気消沈することなく、残る4分、プラス、ロスタイムの3分を活かして何とか追加点を奪おうとしたG大阪だったが、いまひとつ攻撃に鋭さが感じられず1−1でタイムアップ。冒頭に書いた「無敗での勝ち上がり」は実現したものの、出場した誰もが「勝ちたかった」と悔しさをにじませてスタジアムを後にした。
以上
2008.05.22 Reported by 高村美砂
J’s GOALニュース
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