5月21日(水) AFCチャンピオンズリーグ
ナムディン 0 - 4 鹿島 (19:00/ハノイ/1,200人)
得点者:28' 田代有三(鹿島)、48' 興梠慎三(鹿島)、75' 本山雅志(鹿島)、88' ダニーロ(鹿島)
-ACL特集コーナー-
★鹿島、浦和、G大阪のACL決勝トーナメント出場を受けてWEBサイトJ's GOALでは、5月24日にACL決勝トーナメント組み合わせ速報を実施いたします。
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30度を越える中、90分間選手に声援を送り続けたサポーターたちが、汗だくになった顔で尋ねてきた。「北京戦はどうなりました?」。クルンタイバンクが北京国安に勝ち、鹿島のグループリーグ突破が決まったことを伝えると、表情がはじけた。突破のお祝いに記念写真( /jsgoal_archive/photo/detail.php?photo_code=00033513 )。写真に写ったサポーターの顔は、笑みと安堵が入り混じっていた…。
決勝トーナメントを決めるはずだった北京での敗戦。勝点で北京国安に並ばれ、一転して負けられない戦いが続くことになった5月のACL。決戦の場所はベトナムの首都、ハノイのミー・ディン・スタジアム。昨年の7月25日、アジアカップの準決勝で日本がサウジアラビアと戦い、2 - 3で敗れた場所でもある。この日の最高気温は32度。湿度は60%を越えたあたり。気温ほど暑さは感じないが、サッカーをするにも、応援をするにも適した気候とは言えない。
キックオフ2時間前にスタジアム周辺を歩くが、試合があるとは思えないほど人がいない。ナムディンにとっては既に消化試合であり、さらにナムディンの本拠地は、ハノイから車で2時間近く離れており、サポーターが来るはずもない。スタジアムの入口でダフ屋のおじさんが1人だけおり、VIP席を5万ドン(約330円)で売っていたが、残念ながら客はほとんどいない。しかも今日は入場無料!であった。
メインスタンド以外は空席のスタジアム。キックオフ前にはミャンマーのサイクロン、中国四川省の地震の犠牲者に対して1分間の黙祷が捧げられた。そしてキックオフ。鹿島のコールリーダーが声をかける。「今日の目的は一つ!勝って予選突破!」。その声を合図にハノイの空に「鹿島アントラーズ!」のコールが響き渡る。この試合に1-0でも勝てば、北京国安はクルンタイバンク相手に15点差以上での勝利が必要となるため、鹿島の突破は確実となる。
ピッチはスタンドの陰に隠れ日陰。気温は30度あるが、涼しい風が流れていく。観客は1200人と発表されているが、実際にはその半分もいないだろう。鹿島のサポーターは約50人。これにハノイ在住の日本人サッカー少年団の子供や保護者の方などが加わり、150人ほどが鹿島を応援していた。
試合は完全に鹿島が支配するが、得点がなかなか奪えない。ようやく28分に田代がDFラインの裏に抜け出し先制するが、前半はこの1点だけに終わった。ハーフタイムには北京の情報が入り、クルンタイバンクが3-0で北京をリード。あまりに予想外の展開で、こちらも鹿島サポーターもにわかに信じられなかった。これで、もう1点を取れば鹿島の勝利とグループリーグ突破はほぼ確実。
その2点目は、照明に灯の入った後半3分。興梠が決めた。これでサポーターにも安どの表情が浮かぶ。さらに後半30分には本山が決め、とどめはダニーロ。そして4-0でタイムアップ。センターサークルでの挨拶が終わると、照明が落とされていく。少し暗くなったスタジアムで選手がサポーター席に近寄り、勝利を喜んだ。大岩選手はサポーターに「タイにも中国にも来てもらって本当にありがたい。今日の勝利をサポーターに捧げたい。また一緒に戦っていきましょう」とコメント。
これで鹿島はグループF・1位を決め、Jリーグからは鹿島、G大阪、浦和の3チームが決勝トーナメントに進出することになった。準々決勝の組み合わせ抽選会は5月24日(土)。今度、鹿島のサポーターと再会するのは9月。また、アジアの細道でお会いしましょう。
以上
2008.05.22 Reported by 小野寺俊明 in ハノイ(ナノ・アソシエーション)
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