5月25日(日)J2 第16節 山形 vs 熊本(13:00KICK OFF/NDスタ)
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両チームの初顔合わせは第6節( /jsgoal_archive/result/2008/0406/20080200030320080406_detail.html )。4月6日にしては暑い25.5度でキックオフされた試合は、ホーム熊本が1−2というスコアほど内容で劣勢だったわけではない。セカンドボールを拾ってポゼッションでも上回り、シュート数でも前半から圧倒していた。これまで4試合で4得点を挙げていた高橋泰は90分間でシュート1本に抑えられ、結局無得点に終わったが、CKからもう1人のFW中山悟志に移籍後初ゴールが生まれている。それでも勝てなかったのは、山形・リチェーリの2得点があったからだ。前半はその個人技でぶち抜かれ、後半は佐藤健太郎のドリブルに自陣を蹂躙された。
山形にとっては、別の意味で転機と言えるゲームとなった。その翌節には豊田陽平を含む主力3人が負傷で、リチェーリが出場停止で離脱。その後も試合ごとに怪我人が発生する異常事態が続いた。だが第1クールを終わってみれば、新たに起用された選手たちが試合のたびに経験値を上げ、成功体験をつくり、チームの総合力がアップしている。ルーキー4人のうち3人がすでに出場を果たし、前節には右サイドバックに木村誠も1年以上のブランクからようやく戻るなど、怪我人も少しずつチームに合流し始めている。第1クールの勝点は22と積み足りない部分はあるが、7位からどこまでステップアップするか、楽しみな14試合が始まる。
ただ、熊本が勝点12で13位と下位にいるとは言え、簡単に勝てると思うのは早計だ。前節・仙台戦でも2得点を挙げ、ここまで9得点と好調の高橋をいかにして止めるのかは、この試合で大きなテーマとなってくる。シュートや足元でのキープで見せる技術の高さ以上に高橋をストライカーたらしめているのは、その嗅覚。周囲の状況を把握したなかでボールの行き先を察知し、いち早くシュートへと始動している。山形は前節、完封したとは言えDFラインで致命傷になりかねないミスもあった。山形が失点しないためには、そうしたミスをなくすと同時に、高橋の動きを監視し続けなければならない。また、中山もその動きに「得点近し」を感じさせている。中盤でセカンドボールを争っているときに、中山はDFラインと駆け引きしながら、アイコンタクトとともに一気に裏へ抜ける動きを見せている。一発ハマれば決定機。そこまで行かなくても山形のDFラインが押し下げられれば、中盤で熊本優位の状況がつくれる。山形にとっては、リスク管理のなかでいかにコンパクトさを保つかが求められる。
同じことは、逆エンドについても言える。ここ数試合、山形はラインを上げ、高い位置からボールを奪うことでチャンスが増えている。ボランチの位置からの飛び出しや、FWとサイドの絡みなどは、前回の対戦では見られなかったものだ。小林伸二監督も「グループで狙った得点が取れている」と自信を深めるが、そうした山形の厚みのある攻撃やリチェーリのスピードを警戒しすぎて引いた時間が多くなれば、熊本の2トップは孤立することになる。もうひとつ、右サイドハーフ小森田友明が中央でプレーする時間が長く、ボールを失ったあとはサイドを容易に明け渡しているのも気になるところだ。そこで山形の左サイドバック石川竜也に自由なプレーをさせれば、いつゴールを割られてもおかしくない状況が続くだろう。前回同様、山形戦直前にMF車智鎬が負傷したことは痛いが、前節で木島良輔、吉井孝輔が今季初出場とこちらも戦力充実の兆しがあり、第2クールのスタートに期すべきものがあるはずだ。
一度対戦を終えているだけに、相手の出方に対する対策は前回よりも練りやすくなっている。が、それを実行するかどうかは、気象条件も含めさまざまな状況を鑑み指揮官が決定を下す。ゲームプランは蓋を開けてみるまでわからないが、コンパクトさを保ってこその両チーム。揺さぶり、揺さぶられたなかで勝点3をめざす。
以上
2008.05.24 Reported by 佐藤円
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第16節 山形 vs 熊本】プレビュー:どちらがコンパクトさを保てるか。そして勝つのは、前回対戦で2ゴールのリチェーリを擁する山形か?前節2ゴールの高橋を擁する熊本か?(08.05.24)















