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【AFC女子アジアカップ 日本vs韓国】プレビュー:初戦を掴んでスタートダッシュを(08.05.28)

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5月29日(木)AFC女子アジアカップ ベトナム2008 日本 vs 韓国(21:30KICK OFF/Thong Nhat Stadium)
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 現地ベトナムに入って5日め。アジアカップ初戦を翌日に控えた28日、なでしこジャパンは前日練習を行った。アジアカップAグループは試合が始まっているため、この日のスタジアム練習はなし(スタジアム練習は27日に行われた)。トレーニング直前には熱帯モンスーン気候特有のシャワーが小一時間降りはしたが、時間になると雨は止む。暑さが幾分か和らいだ中、最終調整が始まった。

 一様に選手たちの表情は明るい。一週間前に国内合宿での疲労を全身にため込んでいた姿からは想像できない程、仕上がりは順調そうに見えた。軽く体をほぐした後、A、Bチームに分かれてハンドボールゲームでウォーミングアップ。ゲーム形式であればアップであろうと自然と熱が入るのがアスリートだ。声を掛け合いながら早いテンポでボールを回していく。その後ダッシュ、ボール回しを経て本格的なトレーニングはフルコートを使用した実践から入った。

 赤いビブスは明日のスターティングメンバーとして予想される11人だ。守護神は山郷のぞみ、最終ラインは右サイドから近賀ゆかり、池田浩美、岩清水梓、柳田美幸。中盤は安藤梢、澤穂希、阪口夢穂、宮間あや。トップには大野忍と永里優希が入った。15分間のゲーム形式でのトレーニングが始まった。最終ラインの上あたりから前戦までエリアを区切り、この間では2タッチでボールをコントロールし、ゲームを組み立てていかなければならないルール設定となっている。この15分で感じたことは赤ビブスはもちろんだが、黄ビブスを身につけた選手たちの動きがいいということ。佐々木則夫監督も「はっきりと選手に意識づけさせるためにビブスの色分けの意味を明確にしています。いろんな思いがるでしょう。ここ最近、サブに入ったメンバーが日に日によくなっていく。誰を使ってもいいという状態に上がってきている」と納得の表情だ。最後に15分間のシュート練習と自主練習を含めて約1時間半で前日練習を切り上げた。

 明日の初戦の相手は韓国だ。今までも格下とされながらも、日本は常に厳しい戦いを強いられてきた。日韓戦は男女問わず、熱い戦いとなるのはいつものこと。それに加え、韓国はこれまでのカウンター型のサッカーからゾーンをこなすサッカーへと変化し、徐々に実力をつけてきている。もちろんフィジカル面でも日本より一回り大きい。簡単に勝たせてはもらえるはずもない。ケアしたいのはやはりスピードとフィジカルを生かしたロングボール絡みの攻撃だ。この日もDF裏のスペースのフォローを繰り返し練習する姿が見られたが、やはりカウンターは韓国の強みの一つ。サッカーのスタイルは変われど、長所は現在のサッカーにしっかりと引き継がれている。前のめりになりすぎた後のカウンターに要注意だ。

 あとは天候も懸念材料のひとつ。というのもピッチ状況があまりよくない。芝は深く、「雑草も交じってて芝という感じではないんですよね」と大野も語っているように、アジアでありがちなピッチ環境と言っていいだろう。これに水分が含まれればボールタッチの多い日本のサッカーには少なからずの影響がある。そこで今日の「中盤を2タッチで」という指令が出たということだ。中盤で手数をかけずシンプルな攻撃で先制攻撃といきたいところだ。

 北京オリンピックでも初戦が勝負の重要なカギを握る。まさに韓国は打ってつけの相手だ。アジアカップ初制覇を目指し、なでしこジャパンは明日初戦を迎える。

以上

2008.5.28 Reported by 早草 紀子
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