6月15日(日) 2008 J2リーグ戦 第20節
山形 3 - 0 仙台 (16:04/NDスタ/15,422人)
得点者:18' 宮沢克行(山形)、66' 石井秀典(山形)、89' 長谷川悠(山形)
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14日朝に発生した「平成20年岩手・宮城内陸地震」。宮城からダービーのために峠を越えて山形まで向かうことを楽しみにしていた仙台サポーターの中にも、大小さまざまな被害を受けた方がいるに違いない。まずはそうした方々に、この場を借りてお見舞い申し上げます。
そんなサポーターの想いも受けながら、J2開始後今回が30回目のダービーを迎えた仙台だったが、敵地で待っていた光景は驚くべきものだった。
ここまで29回のダービーの中で、敗戦は4度。それも全て1点差での敗戦だったのだが、今回は3点差の完封負け。3失点目となった瞬間、さすがに仙台サポーターからは声が消え、試合後には選手たちに厳しいブーイングが浴びせられた。
試合の立ち上がり、攻勢を掴みかけたのは仙台だった。開始直後のカウンターアタック、中央の梁勇基からのスルーパスを受けた田村直也がペナルティーエリアに持ち込み、GKもかわすという最高の場面が訪れた。しかし田村のシュートは枠を左にわずか逸れてしまう。超がつくほどの決定機を逃した田村は両手で頭を抱えて悔しがったが、これ以上の苦しみが、この先の仙台に待っていた。
守備の陣形をしっかりセットし、山形を待ち構える体制を整えていたはずの仙台だったが、山形の左サイドバック石川竜也からの正確極まりないサイドチェンジなど相手の大きな展開に揺さぶられ、仙台のDFラインはどんどん下げられてしまう。
山形はこの状況から、ロングボールを前線へ。岡山一成が長谷川悠に完全に競り負ける場面はなかったものの、ラインが間延びしているために中盤のフォローが追いつかなかったのか、跳ね返したボールのほとんどを山形に拾われたあたりから、仙台としては雲行きが怪しくなる。
18分、仙台は失点を喫する。スローインからのシンプルなセンタリングだったのだが、ファーサイドから飛び込んできた宮沢克行を梁勇基は止められなかった。
ちなみにこの前半18分という最初の失点時間は、仙台が大逆転を果たした第1クールの対決(14節)での1点目と同じ時間だったのだが、再びの奇跡を呼ぶには、仙台のチーム状況が良くなかった。攻めを組み立てようと中盤で回している状態から、仙台はパスミスを連発。攻撃が単発に終わるばかりか、山形にカウンターチャンスを何度も与えてしまう。
そして後半に入っても流れは変わらず。66分には左のCKから、中央に飛び込んできた石井秀典をフリーにしてしまい2失点目。勢いづく山形を前に、仙台の苦しい時間は続く。
ようやくその2分後、仙台は佐藤由紀彦を投入し、まず中盤をダイヤモンド型にして反攻を始めるも、生きたボールを全然に供給するには至らず。73分には富田晋伍と中原貴之を同時投入し、今季リーグ戦では初めてとなる3バックで最後の反撃に出るが、山形もここでFWに根本亮助を投入するなど辛らつな采配を見せ、スペースが空いた仙台の守備にプレッシャーをかける。そして89分、完全に守備の枚数が足りなくなった仙台のゴール前で山形に面白いようにパスを回されると、最後は長谷川に蹴りこまれて3失点目。仙台にとっては悪夢のような一戦は、こうして終わりを告げた。
それにしても仙台としては、厳しい現実を突きつけられた格好だ。仙台の攻めは、両サイドバックが高い位置を取ってサイドアタックに参加し、細かなパス回しで起点を作っていくものであるだけに、その段階でのミスはカウンターでのピンチを容易に招くことにつながってしまう。まして今回山形はカウンターの際、仙台の両サイドバックが上がった後のスペースを明確に狙っていた。
自分たちが狙うこうした攻めが、何らかの理由によってうまく運ばない際、カウンターを食らいづらい他の攻めのオプションが必要になる。例えば前線に一度当ててのポストプレーから起点を作るなど、他に策や、その策をこなす人員がいなかったわけではない。もし今後も山形のような策を採ってくるチームが現れた際(いや、きっとそういう相手が続くに違いない)、どのような戦いを見せていくのか。監督、選手は「次が大事」と強調していたが、文字通り次節の徳島戦(6/21@鳴門大塚)から、仙台はこうした部分が試されていく。
以上
J’s GOALニュース
一覧へ【J2:第20節 山形 vs 仙台】仙台サイドレポート:自分たちのミスもあり、山形の術中に完全にはまった。悪夢ともいえる3点差の大敗を経て、チームはどう成長していけるのか?(08.06.16)
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