6月25日(水)J2 第22節 岐阜 vs 福岡(19:00KICK OFF/長良川)
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松永監督は第二クールに入り、『現実路線』を敷いてきた。第一クールは自分達のサッカーを最大限に出すために、DFラインを高くし、積極果敢に攻撃サッカーを仕掛けてきた。
しかし、第二クールは相手に研究されたり、選手層の関係で苦戦が必至という状況を踏まえ、前半は徹底したリトリートディフェンスから相手のよさを消し、少ないチャンスをものにして守り勝つというサッカーに切り替えた。
この大きなきっかけとなったのが、第二クール初戦となったホームでのC大阪戦だ。この試合で岐阜は大量5失点をし、大敗を喫した。「セレッソに大敗してから、失点しないように最初からラインをちょっと低くして対応するようになった」と梅田が語ったように、この敗戦が攻撃的なサッカーから守備的なサッカーへの転換を決定付けた。そのため、得点は第一クールと比べ激減したが、反対に失点はC大阪戦以降5試合で僅か2失点という数字を残している。第二クールに入って1勝1敗4分けという数字は立派な数字といえよう。
あくまで結果を追及し、現状にあった戦術を採る。それに対し、選手も現状を理解して、指揮官の意図を汲み取って実践する。チームとしては非常に機能しているといえる。だが、その反面、攻撃面では大きな課題を抱えることとなった。「全然攻められなかった。奪ってから相手のゴールまで早く攻め切れればいいけど、なかなか出来ない。ちょっとずつでもラインを上げるようにしないと」と梅田が草津戦後に語ったように、リトリートディフェンスはうまく行っているが、そこからの素早い攻守の切り替えが出来ていない。奪う位置が低い分、攻撃に転じるには長い距離を走らなければならない。ここのところ連戦続きで、選手の疲労もあり、ハードワークをしきれず、攻め込まれてしまうという悪循環に陥っている。かといって「一通り対戦が終わって相手がうちのチームのことを分かってきた。前はボールを持たせてくれたけど、最近はチェックが激しくなった。自分達の良さをなかなか出せないですね。今は我慢時ですね」と梅田が続けたように、現状を考えると守備を固める現実路線が妥当な策といえる。まさに今はチームにとって我慢の時だ。
一方、「福岡は第一クールとはまったく別のチーム。どう対応するか決めたい」と松永監督が警戒したように、福岡は第一クールこそ波に乗り切れずに苦しんだが、第二クールに入り、復調の兆しを見せている。福岡もまた、『現実路線』をとっている。岐阜同様に失点を減らすべく、徹底したマンツーマンディフェンスを採用。福岡は運動量豊富でハードワークができる中村北斗、屈強なターゲットマン・大久保哲哉がいるだけに、彼らをより近い位置でプレーをさせて、攻撃に厚みを生むためにも、攻守を分業制にして、カウンタースタイルを確立させることがより得策であった。
第一クールでは、アウェイに乗り込んで大量5得点を挙げて、5-1と岐阜が大勝している。福岡にとっては悪夢以外の何者でもない結果であり、この屈辱を晴らさんと長良川に乗り込んでくる。この試合で注目なのは、福岡のマンツーマンディフェンスにどう対応してくるか。岐阜は今1トップと2トップを併用している。福岡はリベロを後方に一枚置いて、その前に3枚を並べてくるため、1トップにして中盤で数的優位を作るのか。それとも2トップにしてDFラインの間やリベロとDFラインの間を突いてバランスを崩すのか。あるいは『目には目を』でマンツーマンディフェンスを採用してはめ込みに行くのか。果たして松永監督はどのような策を採ってくるのか。非常に楽しみだ。
第一クールとは戦い方を変化させた両チームだけに、第一戦のような結果が出るとは考えづらい。現実的には1点勝負となるだろう。共に我慢のときを迎えている両チーム。『我慢比べ』を制するのはいったいどっちだ。
以上
2008.06.24 Reported by 安藤隆人
J’s GOALニュース
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