7月9日(水)J2 第25節 熊本 vs 水戸(19:00KICK OFF/熊本)
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23節のC大阪戦での10試合ぶりの勝利は、同時に今シーズン初となる2試合連続の勝点を熊本にもたらした。前節、首位の広島に追いついて引き分け、3試合連続で勝点を獲得し最下位を脱した熊本がホームに水戸を迎える今節は、仙台、C大阪、広島を相手に掴んだ手応えを、よりいっそう確固たるものとできるかどうかが問われる一戦となる。
“積極的な守備”を掲げて臨んだ今シーズンは、序盤の数試合こそ前からのプレッシャーが機能したが、いずれも後半に入って運動量が落ちるという展開が続いた。それでも第1クールが終了するまでは、基本的に高い位置からのプレスを指向し、あくまで“ボールを奪う”という部分を強調。第2クールに入ってからは「相手によって戦い方を変えることも必要かなと思う」と池谷監督が話していたように、“積極的な守備”というベースは残しつつ、全体のバランスを保った形で少しリトリートするというスタイルにシフトして来た。
19節の岐阜戦で初めての無失点試合を演じて以降、鳥栖に0−1で敗れた試合を挟んで1勝2分。なかなか結果が出ない中でも、選手達の口から聞かれていた「内容は良くなっている」「決定機の数も増えて来た」という言葉が、ようやく勝点という結果に結びつくようになってきたのは、自分たちがやるべきことを信じて取り組んだことの証と言えるだろう。
そこに加速をつけたのが、FWの木島良輔。C大阪戦でPKを呼び込んだ突破、広島から奪った先制点のきっかけとなったボール奪取と、特徴を生かしたプレーが、チームにアグレッシブな姿勢を吹き込んでいる。裏へ飛び出す速さやスピードに乗った重心の低いドリブル、そして積極的な仕掛けは、奪ってからの速い攻撃を狙う熊本にとって大きな武器。前線でコンビを組む高橋泰には16節の山形戦以降得点が生まれていないものの、彼自身がDFを引きつけてスペースを作ったり、クサビのボールを受けてのワンタッチのコントロールで周りを使ったりと、チャンスに絡む場面ではしっかりと仕事をしており、水戸がバックラインの裏に大きなスペースを作るようだと、この2人が逃さないだろう。
対する水戸は前節、湘南を降して4連敗を脱した。順位は熊本の1つ上で、失点は同じ、得点が僅かに多い。また第1クールの対戦でも2−2で引き分けており、力的にはほぼ互角と見ていい。だが熊本としては、ここまでの3試合同様、まずは守備の意識をしっかり持って戦う必要がある。第1クールでは3倍にあたる24本のシュートを浴びているほか、敗れはしたが23節の仙台戦では3点のビハインドを一度は追いつくなど、水戸の攻撃は波に乗せると厄介だ。24節終了時点でJ2最多となる62本のシュートを放ち、ここ2試合連続ゴールと好調の荒田智之と赤星貴文のツートップにも警戒が必要だが、特に注意すべきは左サイドの堀健人。ここでマッチアップする吉井孝輔が、いかに堀の動きを封じることができるか。両ボランチがサイドに引っ張られて中央のスペースを与えないような距離のバランスを保つこと、そして右SBの市村篤司とのタテの関係が、奪った後の速い展開の上でも鍵となる。
ここまでのデータを見ると、熊本、水戸ともに、終盤の15分での得点が最も多く、水戸は同じ時間帯の失点が最も多い。集中、セーフティ、アグレッシブ、継続…。サッカーにおいては当たり前のように聞かれるキーワードではある。だがどんな展開になろうとも、試合終了の笛が鳴る瞬間まで、こうした事を忘れずに戦うこと。10日前の逆転劇を目の当たりにしたサポーターはもちろん、選手達の胸にも、その姿勢の大切さは刻まれているはずだ。
以上
2008.07.08 Reported by 井芹貴志
J’s GOALニュース
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