7月12日(土)J1 第16節 清水 vs 神戸(18:00KICK OFF/日本平)
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現在の順位は、清水が13位、神戸が12位。勝点はともに19で、首位・浦和とは10点差。どちらも潜在能力的には、この順位に甘んじているべきチームではないが、現時点では今ひとつ波に乗れていない。さらに、逆襲のきっかけをつかみ始めているという点でも共通しており、その意味で今節は非常に重要なゲームとなる。
ホームの清水は、再開初戦の京都戦で今季初の逆転勝ちを収め、続くナビスコカップ準々決勝・鹿島戦(1stレグ)ではアウェイで辛抱強いサッカーを展開して、0-0という最低限の結果を得た。ここまでは内容以上に結果を出すことが重要だったので、その意味は十分な成果があった。
ただ、前節の札幌戦では、中2日でアウェイ(鹿島)→アウェイ(札幌)の移動というハードなスケジュールの中、ところどころで良い攻撃が出て2点を奪ったところまでは良かったが、もっとも警戒していたリスタートから2点を奪われて勝点1にとどまる。ここで勝ちきることができていれば、「きっかけをつかんだ」と言えたかもしれないが、まだ波に乗り切れてはいない。
それでも、フェルナンジーニョが移籍したことによる戦力低下が今のところほとんど感じられないのは、非常にポジティブな要素と言える。新たにトップ下に入った枝村匠馬は、相手にとってイヤなスペースを見つけ出す嗅覚に非常に優れており、運動量も豊富な彼があらゆるスペースに顔を出して良い中継点となっているため、相手陣内でのボールの動きがかなり良くなってきた。
抜群のキープ力で起点となるフェルナンジーニョとは対照的な特徴だが、ボールを持ちすぎて攻撃にノッキングを起こさせてしまう場面が多かった今季のフェルナンジーニョに比べれば、枝村のほうが周囲の選手をうまく生かせていることは間違いない。
また、元ブラジル代表のマルコス・パウロもようやくチームに馴染んできて、「球際に強いし、攻守ともにバランス良くやってくれている」と長谷川監督も納得のプレーを見せている。札幌戦では移籍後の初ゴールを決め、精神的にも上向きになっており、チームの課題であるセットプレーでも彼の強さが生きるようになってくれば、欠かせない戦力となるだろう。
というわけで、中盤は中断前よりもグレードアップし、FWとの連携という面でも良くなってきた。となると、あとはマルコス・アウレリオ次第と言っても過言ではない。
彼の技術の高さや調子が上向いてきたことは誰もが認めるところだが、現時点では未だ目覚めていない。1対1で仕掛けた場面でもあっさりとボールを取られることが多く、長谷川監督としてもどこまで我慢して使い続けるべきか、判断が難しいようだ。
そう考えると、彼自身にとっても今度の試合は勝負がかかっている。1点取れれ大化けする可能性もあるので、エスパルス・サポーターとしても何とかアウレリオにきっかけをつかんでほしいと願っていることだろう。もちろんチームとしても、これから上位陣を追いかけていくためには、決定力の高いFWが必要不可欠。彼が覚醒するかどうかは、清水にとっても大きな分かれ目となってくるだろう。
対する神戸は、中断前から再開初戦にかけてリーグ戦で6試合勝利から遠ざかっていたが、前節の大宮戦ではチーム一丸となってようやく勝利をつかみ、悪い流れをひとまず止めた。レアンドロがケガ(鎖骨骨折)から復帰後の初ゴールを決めたことも、大きな収穫と言える。
中盤に関しても「(大宮戦の)4人は中盤の質、量ともに求めるものを発揮してくれて良かった」と松田監督が手応えを口にしており、大宮の猛攻をノーゴールに抑えて勝利。今季のアウェイ初勝利に向けて、日本平にも精神的にかなり良い状態で乗りこんでくるはずだ。
また神戸としては、大久保嘉人とレアンドロの2トップが揃った今、アウェイではしっかりとブロックを作って守り、ボールを奪ったら素早く2トップに預けて得意の「ショートカウンター」という戦い方がしやすくなっている。
清水としては、それがわかっていてもホームで腰の引けた戦いをすることはできない。したがって、相手のカウンターや強力2トップをいかに抑えるかという点と、神戸の厚い守備ブロックをいかに切り崩すかという2点が、勝負を分ける大きなポイントになってくるだろう。
もちろん、どちらが先制点を取るかという部分も試合展開を大きく左右する。1点目が入る前も入った後も、違った意味で非常にスリリングな戦いが期待できるゲーム。どちらのチームにとっても、重要なターニングポイントとなるかもしれない大勝負だ。
以上
2008.07.11 Reported by 前島芳雄
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