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【J2:第26節 福岡 vs 徳島】プレビュー:福岡復活をかけて新体制で臨む徳島戦。スタジアムのすべての力を結集して勝利を目指せ(08.07.13)

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7月13日(日)J2 第26節 福岡 vs 徳島(19:00KICK OFF/レベスタ
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 低迷する福岡が大きな決断を下した。リトバルスキー監督のシーズン途中での解任。そして、チームの生え抜きである篠田善之コーチの監督への昇格。第1クールをまさかの14位という成績で折り返し、システムを変えて立て直しを図ったが、チーム内の一体感を取り戻せなかったことが今回の決断につながった。しかし、残り試合は18。チームの立て直しに割ける時間は少なく、新監督の両肩には重責がのしかかる。

 それでも、若干37歳の青年監督は記者会見で堂々と胸を張った。
「自分のプロのスタートはこのクラブだったし、現役を終えたのもこのクラブ。こういった形で監督になれたというのは、本当に自分は幸せだと思っている。誰よりもこのクラブを強くしたいという気持ちを持っているつもり。監督として果たさなければならない役割をきちんと果たし、選手たちの自信と高いモチベーションを維持させて、残りのゲームを全力で戦いぬく、そういった姿勢をピッチの上で表現出来るように頑張りたい」
 その初戦となるのは第26節の徳島戦。ファン・サポーターの注目は高まる。

 新体制で迎えた初日の7月11日、雁の巣球技場には指示を送る篠田監督の大きな声と、それに応えてプレーをする選手たちの活気があふれていた。新監督がまず手をつけたのはシステムの変更。布部陽功を最後尾に余す4−5−1から、従来のダブルボランチを置いた4−4−2へ戻し、守備もマンマークからゾーンディフェンスへに変えた。「やりたいのは攻撃的なサッカー。両サイドのSBが攻撃に参加できるようにサイドで数的優位を作り、FWにはいい選手がいるので、そこで得点力をアップしたい」(篠田監督)それが狙いだ。

 また、メンバーとポジションにも変更がありそうだ。ゲーム形式のトレーニングを何度も繰り返したこの日の練習では、城後寿をダブルボランチの一角に、中村北斗と中島崇典を両SB、久藤清一を右MFに固定。左サイドでは中払大介とタレイを、ボランチの位置では布部陽功、山形辰徳、タレイらを試した。詳細については未定だが、「全員が横一線。外国籍選手も日本人もない。若い選手で使ってみたい選手も何人もいる」と篠田監督は語っており、フレッシュなメンバーで臨むことになりそうだ。

 そして迎える徳島の布陣は4−1−4−1。中盤を厚くして主導権を握り、攻撃に転ずるや、両サイドの玉乃淳、六車拓也が高い位置へ出て3トップに近い形でゴールを狙う。チームの狙いはサイドアタック。第20節から4連敗と苦しい時期を過ごしたが、前節の湘南戦では両サイドからの攻撃が機能。1点のビハインドを背負いながらも、アグレッシブな姿勢を貫いて81分に途中出場の阿部祐大朗が同点ゴールをゲットすると、その後も、J1昇格を狙う湘南との間で最後まで激しく競い合った。順位こそ14位と低迷しているが侮れる相手ではない。

 湘南と好ゲームを展開した要因は、美濃部直彦監督がメンタル面の強さを要求したという一面もあるが、やはり、新加入の倉貫一毅の活躍が大きい。ダブルボランチのコンビを組む米田兼一郎とともに中盤で時間を作ることで、両SBの攻撃参加を引き出したからだ。福岡が最も警戒しなければならないのもこの倉貫。今シーズンは、相手の中盤の選手を捕まえきれずにピンチを招くというシーンが多くみられるが、勝利をつかむためには、いかに倉貫のプレーを制限できるかがポイントであることは間違いない。

 さて、新体制の初戦を迎える福岡は、突然の体制変更の影響は少ないように見える。むしろ、選手自身が持っている危機感に加えて新たな刺激を受けたことで、選手たちからは、この状況を跳ね返そうという前向きのパワーが感じられる。しかし、それだけで状況が変わるほど勝負の世界は甘くない。また4バックは従来取り組んでいたシステムだとはいえ、それが機能せずに大量失点したというのも事実。細部にわたって戦術を詰める時間はなく、福岡の苦しい状況は変わらない。しかも、後半戦を迎えたこれからのリーグ戦では、ひとつの負けは確実にJ1昇格から遠のくことを意味する。

 そんな状況の中、篠田監督は、今できることを最大限に発揮することで打開したいと語る。そして、ファン・サポーターに向かってメッセージを送る。
「こういった混乱しているチーム状況の中でもスタジアムに足を運んでくださって、応援してくださっているサポーターの皆さんのためにもいいゲームをしたいと思っている。そして、サポーターの皆さんの声援は選手たちの力になると思うので、是非スタジアム足を運んでいただいて一緒に戦って欲しいとお願いしたい」
 スタジアムの力のすべてを結集して戦えるか。それが徳島との戦いの最大のポイントになる。

以上

2008.07.12 Reported by 中倉一志
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