7月12日(土) 2008 J1リーグ戦 第16節
G大阪 2 - 1 川崎F (19:03/万博/20,138人)
得点者:10' ルーカス(G大阪)、19' バレー(G大阪)、61' ジュニーニョ(川崎F)
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「連敗を阻止しないといけないという全員の強い気持ちを感じた、集中力の高い90分だった」
試合後、ガンバ大阪・西野監督が満足げな表情を浮かべたのも無理はないだろう。この日のG大阪は立ち上がりから川崎Fを圧倒。前線からの守備で川崎Fの攻撃を徹底して潰しながら、攻めては、全員がしっかりと運動量を示し、川崎Fゴールを攻め立てた。その中で生まれた2ゴール。前節・柏戦では、ペースを握った時間帯に決定力不足に泣き、先制点を奪えなかったという反省が残ったが、この日は違う。FWルーカスが、FWバレーが力強く、川崎Fゴールを揺らした。
先制は10分のことだった。MF二川孝広の絶妙なパスが、ワンバウンドでFWルーカスの前に。相手DFのマークにあってはいたものの、うまくボールの勢いを殺しながら、右足でジャストミートさせ、左ゴール隅に突き刺すと、19分にはFWバレー。再びMF二川からの絶妙なスルーパスを受けたFWバレーは、相手GKのポジショニングを確認した中で左足で、ゴール右下隅に流し込んだ。
これに対し川崎Fは「横浜FM戦での勢いのままアウェイでも勝点を獲って帰ろうと臨んだ試合だった(高畠監督)」はずが、前半は特に精彩を欠いた。G大阪に完全に中盤を征され、攻撃の糸口を見つけられない。MF中村憲剛、FWジュニーニョのホットラインは完全に遮断され、ボールを奪ったとしても決定的な形は殆ど作り出せない。ラストパスを送る以前にG大阪にボールを奪われ、守備に追われる、といった後手を踏んだ展開になっていた。
後半も、立ち上がりから攻勢に出たのはG大阪だった。
49分には、この日すでに2アシストの活躍を見せていたMF二川が、思い切り良くシュートを放つが、これはわずかにゴール左へ。57分、DF安田理大のシュートも、枠を捉えられない。すると60分、川崎Fが勝負をかけ、FW我那覇和樹に代えてFW鄭大世を、MF菊地光将に代えてMF大橋正博を同時に投入。するとそのMF大橋がすぐさま結果を出し、61分、オフサイドぎりぎりのパスでG大阪DFラインの裏をとると、あわせて飛び出したのはFWジュニーニョ。G大阪GKとの1対1の状況にも巧く対応し、右足でゴールを流し込む。
それでも、2点を先行したことが、心の余裕に繋がったのだろう。全く持って慌てる様子はなく試合を進めたG大阪は、67分にはFW山崎雅人に代えてMF佐々木勇人を投入。3バックに変更すると「1点を獲れば畳み掛ける力は川崎フロンターレにはある。その中で右サイドの活性化とジュニーニョへの対応を考えた」と話した西野采配がズバリ的中。効果的な仕掛けが出来ていなかった右ウイングハーフにMF佐々木を据える中、そのMF佐々木が効果的に右サイドを駆け、再三にわたるクロスボールで攻撃を加速。これにより、停滞気味だったG大阪の攻撃を活性化するのみならず、左サイド、MF山岸智の攻め上がりを含めた川崎Fの攻撃力を失速させていく。欲を言えば、こうして勢いを取り戻した時間帯にG大阪が更なる追加点で川崎Fを突き放せれば言うことはなかったが、残念ながらゴールは生まれず。だが、川崎Fにもジュニーニョの得点以外のゴールを与えることなく、2-1のまま試合を終了。今季2番目の観客動員、20138人を記録したホームスタジアムでG大阪が喜びに沸いた。
以上
2008.07.13 Reported by 高村美砂
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