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【J1:第16節 清水 vs 神戸】レポート:立ち上がりから清水らしいサッカーでゲームを圧倒するも決定機を決めれず、逆に我慢強い戦いを仕掛けた神戸が勝利をつかむ。(08.07.13)

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7月12日(土) 2008 J1リーグ戦 第16節
清水 0 - 1 神戸 (18:00/日本平/14,164人)
得点者:87' 栗原圭介(神戸)
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「試合の内容に関しては、今シーズンの中で一番良い出来だった」という長谷川健太監督の言葉はけっして強がりではない。90分間のほとんどの時間で清水がゲームを支配し、シュートも今季最多タイの16本。神戸の松田浩監督も、もっと攻撃的に戦いたかったが、「相手が強かったから」結果的に我慢の戦いとなったことを認めている。

しかし、結果は1−0で神戸が勝利。使い古された表現だが、「これがサッカーだ」と言わざるを得ないゲームだった。

神戸のスタメンは、手応えのあるゲームができた前節・大宮戦とまったく同じ。それに対して清水の長谷川監督は、なかなか結果の出ないマルコス・アウレリオに代えて、ケガから復帰して好調なプレーを見せる岡崎慎司を2カ月ぶりに先発起用。また左サイドバックには、ベテラン・山西尊裕に代えて守備のユーティリティー・岩下敬輔を起用した。

その選択は、前半から見事に当たる。西澤明訓と2トップを組んだ岡崎が、精力的に動いて後方からのボールを引き出し、受けたボールをしっかりとキープして味方につなぎ、自らも積極的にシュートを狙って攻撃のリズムを生み出す。岩下も攻守に安定したプレーを見せて最終ラインを引き締め、右MFのマルコス・パウロが1試合ごとにプレーの質を高めてきたこともあって、清水が立ち上がりから清水らしいサッカーを見せた。

神戸としてもけっして守備的に戦うつもりはなく、立ち上がりこそ何度か攻勢をかけたが、時間が経つごとに清水に主導権を奪われ、守ってカウンターを狙うという戦いにならざるをえなかった。だが、神戸はチーム全体で守るという意識が非常に高く、とくにゴール前では高い集中力を見せて清水に自由を与えない。逆に清水のほうは、最後のゴール前での精度を少し欠いて、チャンスは作るがなかなかゴールを奪うところまでいかない。

それを象徴したのは、前半32分の場面。神戸の右FKを跳ね返した清水がカウンターを仕掛け、岡崎がよく粘って左に出して、藤本淳吾が早い判断で逆サイドにクロス。DFにマークにつかれた枝村匠馬がこれをスルーして、右から長い距離を走ってきたパウロがフリーでシュート。ユーロ2008でのオランダ代表を思わせるような美しいカウンターアタックだったが、オランダと違ったのは、パウロのシュートが枠に飛ばなかったこと。その他にサイドから攻めた場面でも、クロスが味方にピタリと合う形を作ることができなかった。

後半になっても試合展開はほとんど変わらず、0−0のまま残り時間は少なくなっていく。当然ホームの清水は攻勢を強めていき、展開はよりワンサイドになっていくが、神戸の守備も集中がまったく落ちることはない。

そんな中での後半42分、清水はミスから神戸に久しぶりのCKを与える。この瞬間イヤな予感が頭をよぎったのは、記者だけではなかっただろう。田中英雄の左CKから「点を取るのはここだと思っていた」という栗原圭介に頭で決められ、清水はもっとも注意していたセットプレーから土壇場で先制点を奪われてしまった。

その後も清水が必死に攻めるが、神戸も全員でよく耐えて、4分のアディショナルタイムもきっちりと守りきり、「アウェーゲームとしては最高の勝ち方」(松田監督)で、神戸がアウェーで今季初勝利をつかんだ。

最後まで全員が気持ちをひとつにして我慢強い戦いを貫き通した神戸には「お見事」という賛辞を送るしかないが、清水の立場から見れば、やはり悪夢のような敗戦。運も含めた「流れ」という意味ではけっして良いとは言えないが、清水としては、これで気持ちに迷いが出て悪循環に陥り、内容まで悪くなってしまうという事態だけは避けなければならない。

以上

2008.07.13 Reported by 前島芳雄
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