7月16日(水) 2008 J1リーグ戦 第17節
新潟 2 - 2 千葉 (19:33/東北電ス/30,711人)
得点者:29' 巻誠一郎(千葉)、44' アレッサンドロ(新潟)、54' マルシオリシャルデス(新潟)、65' 青木良太(千葉)
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シーソーゲームの末、2対2で引き分けた。先制したのは千葉。前半29分、谷澤達也のセンタリングを巻誠一郎が胸でボールをコントロールしながらマウスへ流し込んだ。新潟は前半終了間際、アレッサンドロがPKをゲット。リズムをつかんだ新潟は後半9分にマルシオ・リシャルデスのゴールで勝ち越したが、20分、千葉はFKから青木良太が初ゴールを決めて追いついた。
「2対2だったが、致し方ない結果」。悔しさを押しとどめるようなコメントを残した新潟・鈴木淳監督に対し、千葉・アレックス・ミラー監督は「勝点を取れたことは大きかった」とプラスの評価。両チームが置かれている状況が勝点1の受け取り方に微妙な変化をもたらしていた。
新潟は勝ち切れなかった。ここまで3連勝で、ホームで最下位を相手にする一戦。そして7月16日は中越沖地震から1年の日。連勝を伸ばす勢いもモチベーションもあった。
それが始まってみれば相手のペース。4-1-4-1のシステムでスペースを埋め、カウンターを狙ってくる千葉に対し、攻め手を欠いた。運動量を上げながらパスを繰り出す得意のパターンはなくなり、足を止めてパスコースを探すシーンが増えた。
何より響いたのは「集中力の欠如」とDF内田潤は言う。象徴的だったのが、千葉に2対2とされた後半20分の失点。新潟の右サイドよりの千葉・工藤浩平のFK。新潟の守備は千葉和彦、松尾直人、寺川能人と180センチ台の選手が壁に立った。その分、ペナルティーエリア内にはマルシオ・リシャルデス、本間勲、内田と高さを武器としていない選手が入ることに。FKをヘディングでクリアにいった内田の頭上をボールが越え、ゴール正面でフリーになった青木にヘディングを許した。
「あれは全員の判断ミス。チームの決め事はあるが、どういう状況で何が必要かを冷静に考えて、背の高い選手を中に増やさなければならなかった」。内田はいまいなままプレーを始めた状況を悔やんだ。同時に、「みんなで話し合って、解消したい」と次節へ気持ちを切り替えた。
千葉はある程度プラン通りにゲームを進められた。新潟のパスの出どころにプレッシャーをかけて、ボールの動きをとめた。奪ってからはカウンターを仕掛け、ワントップの巻にロングボール。中盤の4人がそのこぼれ球を狙った。
先制点の巻は「何度かいいボールが入っていたので、なんとか得点に結びつけたかった」。勝点を奪うことへの意識の高さをチーム全体が高く持っていた。
この試合の前までリーグ戦2連敗、勝点は10と最下位に沈んだまま。なにがなんでも勝点を上げ続けるしかない。「チーム一丸で最後まで戦おうとみんなで話し合った」。青木が言うように、危機的状況がリードを許した後に追いつく粘り強さにつながった。
手にした勝点1を生かせるかどうかは次節に掛かっている。「連勝は止まったけど負けたわけじゃないので、前は向きやすい」。新潟のベテラン寺川能人は、チームの勢いそのものに手ごたえを感じている。結果が伴った千葉は次節ホームのG大阪戦で真価が問われる。
以上
2008.07.17 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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