7月16日(水) 2008 J1リーグ戦 第17節
京都 2 - 1 鹿島 (19:04/西京極/15,081人)
得点者:11' 柳沢敦(京都)、21' 野沢拓也(鹿島)、84' 佐藤勇人(京都)
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京都大金星!柳沢敦が古巣相手に先制弾を決めれば、佐藤勇人がミドルシュートを決めて勝利を呼び込んだ。
両チーム、不動のメンバーで入ったこの試合。京都が鹿島を強く意識する戦い方を見せた。「スペースを与えてフリーにすればどっからでも決めてくる」(加藤久監督)、と、中盤、最終ラインが集中高く守る。が、鹿島の後方、中盤からのロングボールにラインを押し上げきれず、鹿島に押し込まれる場面が続く。だが、先制は京都。
11分、渡邉大剛が右サイド深く仕掛けてクロスを上げると、中央には柳沢。滞空時間の長いヘディングをゴール右に決めて京都が先制する。
だが、鹿島もすぐに追いつく。21分、野沢拓也が中盤やや右、フリーでボールを受けると右足を振りぬきミドルシュートを決める。野沢のJ今季初ゴールが鹿島を同点に。
ここで加藤久監督が左サイドの中谷勇介、角田誠にマークの指示を出す。鹿島の右サイド・野沢拓也が中央に入る場合に角田にマークをつかせ、その空いたスペースを中谷が埋めるよう指示を出すことで、中盤のスペースを消しにかかったのだ。
後半、鹿島は左サイド新井場徹が積極的に攻撃を仕掛けるようになる。しかし、京都の右サイド渡邉大剛がここをケアし、決定的な場面を作らせない。
京都は54分に警告を受けたシジクレイを少し上げることで、前からのチェックとカウンターに勢いを持たせる。一方の鹿島は59分にダニーロ、72分に興梠慎三を投入し、攻撃の活性化を図る。
共に足が止まり始めた84分、とうとう京都がスコアを動かす。前半、野沢が決めた位置とほぼ同じ位置から佐藤勇人が右足を振り抜き鹿島のゴールネットを揺す。佐藤勇人の渾身の一発が京都を勝利に導いた。
試合後、加藤監督は、対鹿島の準備について数々明かした。
鹿島の両サイドが攻撃の起点になること、ボールの配給元・小笠原満男のマークに佐藤勇人をつかせたこと。佐藤のマークに連動してフェルナンジーニョもマークに入るよう指示していたこと、最重要課題として、スペースを作らせないことを挙げていた。
中谷、角田に出した指示、佐藤の小笠原へのマークと、役割をはっきりさせたことが鹿島のポゼッションに落ち着いて対応できた要因になるだろう。
そして、柳沢敦。岩政大樹へ強いプレッシャーをかけることで、局面では終始優位に攻撃を進めていた。先制点を決めたことも含め、大殊勲だ。
対する鹿島・オリヴェイラ監督は試合後「ミドルレンジからのシュートを生かせれば良かった」と語った。引いて守る相手にミドルシュートで同点に持ち込んだが、追加点を奪うまでミドルシュートの意識を強くさせることができなかった。
逆に京都、加藤監督のハーフタイムコメントにあった「シュートチャンスには打っていこう」という言葉が佐藤の決勝点を導いたといえるはずだ。
鹿島を徹底的に分析し、堅い守りに重点を置きつつ、カウンターを決めた京都。加藤監督の采配も見事だが、それ以上に最後まで集中を切らさなかった選手たちの勝利への執念に拍手、だろう。次節、今季初の三連勝へ向けて、期待が高まる。
以上
2008.07.17 Reported by 武田賢宗
J’s GOALニュース
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