7月19日(土) 2008 J2リーグ戦 第27節
徳島 1 - 2 山形 (18:04/鳴門大塚/3,057人)
得点者:3' 北村知隆(山形)、37' 石田祐樹(徳島)、89' レオナルド(山形)
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プレビューで触れたことだが、徳島にとっては決定力の向上が今節の勝利に不可欠なものであった。だからこそチームも昨日までのトレーニングの中でそのための準備を進めてきた。
しかし、結果は今節もその決定力を欠くことに…。徳島は合計14本のシュートを放ちながら1度しかネットを揺らすことが出来ず、それによって7試合ぶりの勝利も叶わなかった。
特に前半の徳島はそれがハッキリ出てしまったと言わざるを得ないだろう。試合開始早々2分に山形ゴール前至近距離でMF米田兼一郎がシュートミスすると、その後も12分、14分と迎えた決定機にMF石田祐樹が決めきれない。さらにFW菅原康太も積極的にはゴールを狙うが力みが目立ち、山形を脅かすほどのシュートには至らなかった。ようやく37分に右サイドからDF麦田和志が入れた絶妙のクロスを石田が頭で押し込み同点に追いついたが、明らかにポゼッションを握り攻撃のリズムもほぼ完璧に近い状態だっただけに、徳島としてはこの前半で2、3点を奪っておかなくてはならなかったのではないか。事実、その状況を受けて美濃部監督も「ボールは動かせているので最後のところをしっかり決めよう」とハーフタイムにゲキを飛ばしている。
ただ、そんな指揮官の声も届かず、迎えた後半も徳島の決定力は上がってこない。角度があまりなかったとは言えフリーでゴールマウス近くまで侵入しながらDF石原卓のシュートは山形GK清水に弾き出され、途中投入されたMF大島がインサイドで丁寧に合わせたはずのキックもボールは枠の外を通過していった。
この試合を通して、徳島サポーターの歓声が何度ため息へと変わったことだろう。
逆に山形は9本のシュートで2ゴールと効率的に得点。こちらも決定力が勝利へのポイントと思われたが、この一戦においてはその部分をひとまず解決したと言っていい。さらに挙げたゴールが相手の出鼻をくじく開始3分と試合終了直前のアディショナルタイム、しかも決勝点はCKからであったことを考えれば、アウェイで理想的な勝ち方を披露したとも言える。
とは言え「全体的にうちとしては動けていないなという感じがしてならない」と小林監督が試合後振り返った通り、内容に目を向ければチームの出来は決して良くなかった。徳島のプレスが緩んだ後半半ばからはボール支配を一方的に高めてワイドな展開を見せたが、それまではほとんど形らしい形を作れない苦しい状態。前線で起点を作るはずのFW長谷川悠にいいボールも供給できず、攻撃の糸口を見つけられないまま時間を過ごしてしまった。また山形は守備にやや脆さが見られたことも否めない。中でも両サイドのそれは明らかで、この一戦では徳島・麦田に再三突破と折り返しを許したが、このままではいつか遠からず致命傷を負ってしまうだろう。いずれにしても、山形としては攻守両面で早速次の問題解決へ向かうことが必要となる。
そしてここで北京五輪日本代表メンバーに選出された注目の山形・豊田陽平についてだが、久々のスタメン出場も見せ場を作ることなく65分にプレーを終えた。チームを離れる前の最後の試合となるこの一戦で結果を残せなかったのは本人もきっと悔いが残ることだろう。が、すぐに気持ちを切り替えて明日からは目前に迫った五輪本番のために万全のコンディション作りをして欲しいと心底思う。J2を盛り上げる意味でも北京での活躍を願ってやまない。
さて、この敗戦で7試合勝ち星なしとなってしまった徳島だが、もう言うまでもなく決定力を高める取り組みがいっそう求められる。選手個々の努力に期待する他ないだろう。しかしながら、進歩しつつある攻撃の良さがしっかり出ていたことは素直に評価したい。倉貫一毅、米田、ダ・シルバの安定した組み立てに麦田らサイドDFが絡み見せる両翼からの攻めはお世辞抜きに可能性を感じさせてくれるものであった。加えていきなりのデビューとなった新外国人2人もその才能の片鱗を披露。特に得意のドリブルでたびたび山形守備陣を切り裂いたアンドレジーニョはフィットしてくれば大きな仕事をしてくれるに違いない。
結果はなかなか出ないが,こうした明るい材料があるのも事実。徳島には焦らずそれらをひとつひとつ自分たちの力にしていってもらいたいものだ。
以上
2008.07.20 Reported by 松下英樹
J’s GOALニュース
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