7月24日(木) 国際親善試合
なでしこジャパン 3 - 0 オーストラリア女子 (16:00/ホムスタ/9,195人)
得点者:43' 澤穂希(なでしこジャパン)、46' 永里優希(なでしこジャパン)、85' 丸山桂里奈(なでしこジャパン)
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なでしこジャパンにとっての北京オリンピックの初戦、ニュージーランド戦(8月6日)まで、残すところあと2週間を切った。五輪の舞台となる中国入りをする前の壮行試合の1つ、国際親善試合のオーストラリア戦が24日、兵庫のホームズスタジアム神戸で開催された。
日中の神戸は、セミの鳴き声があちらこちらから聞こえ、日差しが肌に痛いほど、暑さが厳しい。まさに真夏の暑さ。キックオフの午後4時の日差しも、まだまだ厳しいままだ。しかし、なでしこジャパンにとって、この暑さも、五輪のための強化に必要な要素の1つでもある。中国での暑さを想定し、その中でどう戦っていくのか、重要なシミュレーションなのだ。公式記録上では、気温30.3度、湿度62パーセントだったが、日中の暑さを考えると、ピッチ上はそれ以上に厳しいコンディションとなっていた。
「今までやってきたことをみんなが中心になって話し合ったりして、相手の流れを読みながら戦ってほしい」という言葉をかけ選手を送り出した佐々木監督。移動も含め本番の第3戦、対ノルウェーを想定して臨む試合となった。
試合開始前、選手、スタッフ、全員で円陣をつくり気合いを入れて試合をスタートさせた。スタメンにはGK福元、DF近賀、池田、岩清水、柳田、MF安藤、澤、阪口、宮間、FWは永里と大野の2トップ。
ピッチ上に屋根がかかるホームズスタジアムのピッチ。前半は、ピッチのバックスタンド側、ちょうど日本にとっての右サイドにはまだ厳しい日差しが残っていた。「思った以上にきつかった」と安藤。「一度スピードを上げてスペースに入っていくと、想像以上に苦しくてしんどかった。試合の入り方もよくなかったので修正したい」と前半を振り返った。
前半、宮間が左から、または中央からチャンスを作り、ゴールを脅かすも、なかなか決まらない。そんな停滞ムードを打ち破ったのは、やはりこの人、エースの澤だった。前半43分、宮間が上げたクロスに対し、中央ゴール前の澤は、オーストラリアのDFに付かれながらもしっかりと合わせ、ヘディングシュートを放ち、先制のゴールを決めた。宮間の正確なキック、澤の能力と、勝負強さが得点を生み出した。“停滞しているムードを、打ち破る”そうした勝負強さをみせた澤。前半終了間際の得点で、1−0のリードで前半を終了。前半、日本が放ったシュートの数は13本、オーストラリアはわずかに2本。
後半に入ると、早々にオーストラリアのカウンター攻撃を受けるが、そこはGK福元を中心にDFが冷静な対応を見せる。その直後の後半2分。安藤が右サイドをドリブルで持ち込み、中央の宮間、「受けたときには永ちゃん(永里)がいい動き出しをしていたので、絶対にそこだと思った(宮間)」と、絶妙なパスを送る。受けた永里は冷静にDFをかわし、切り返して右足で冷静にシュートを放った。「得意な角度だったから、冷静に蹴りました」と満面の笑顔を見せる。2−0となり更に追加点を狙いにかかる。中盤では阪口、澤、宮間がバランスを取りながら、展開を試みる。
「いろいろなトライをしたい(佐々木監督)」という狙いから、65分には大野に代えて原を投入。原を右にし、安藤をFWに。73分には近賀に代えて矢野を投入。矢野はそのまま右サイドバックに入った。そして80分には、GK福元に代えて海堀を投入した佐々木監督。「怪我などで交代するときは、いきなり来るから」というシチュエーションも想定して、海堀にはその交代を突然告げたと言う。まさに本番と同様の状況で、出場機会を与えた。
「最後は、どんなスコアだったとしてもパワープレーがなでしこはうまくないので、試みようと思っていた」と、85分には安藤に代えて丸山を投入。投入直後、ペナルティエリア近くでボールを受けた丸山は「いきなりでびっくりしたけれど、前にドリブルしかないと思った」と、得意のパワーのあるドリブルで仕掛けると、それを止めようとしたオーストラリアDFはペナルティエリア内でファウルを犯しPK。一瞬蹴るのは誰? という間があったが、その位置に進んだのは丸山。「どうしよう…」と戸惑っている丸山に対し、澤は「自分がもらったPKなんだから、自分で蹴りな」と声をかけ、蹴る前に「大丈夫だから!」と勇気づけた。冷静に得意のコースに蹴った丸山が3点目を決め、勝利を大きく手繰り寄せた。
しかし、指揮官のその時間帯での狙いは"パワープレー“。その点ではまだまだ課題が残る。丸山もゴール以外のところでは、もっと自分のやるべきことがあったと、試合後に反省点を挙げた。しかし、「自分の良さを少しは出せたのではないかな。次にもチャンスをもらって、もっと今日の反省点を修正したい」という丸山の表情からは、ここ1〜2年の中であまり見られることのなかった自信が見てとれた。これこそ大きな収穫ではないだろうか。
87分には池田に代えて宇津木を投入。現時点でのコンディションが万全ではない荒川と加藤以外のメンバーをピッチに送り出した佐々木監督。試合後には「彼女たちがいろんな話をしながら今までやってきたことをしっかり出してくれた」という収穫ポイントと、具体的な課題となるポイントをいくつか挙げた。選手個々からも、それぞれが感じた課題、修正点が挙げられた。
次は29日、アルゼンチン戦(16:00@国立競技場)。またいくつかのトライをして、北京五輪の準備を進める。
以上
2008.07.25 Reported by 日々野真理
【U23&なでしこ 北京五輪壮行試合を開催!!】
■キリンチャレンジカップ2008〜ALL FOR 2010!〜
2008年7月29日(火)/東京・国立
<第一試合>
16:00〜(予定)
なでしこジャパン vs アルゼンチン女子代表
<第二試合>
19:20〜(予定)
U23日本代表 vs U23アルゼンチン代表
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