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【J1:第20節 東京V vs 新潟】レポート:『親友2トップ』の活躍で、東京V4−0の快勝!新潟は東京Vに初勝利ならず(08.08.10)

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8月9日(土) 2008 J1リーグ戦 第20節
東京V 4 - 0 新潟 (18:03/味スタ/9,211人)
得点者:9' 飯尾一慶(東京V)、20' 飯尾一慶(東京V)、40' 平本一樹(東京V)、62' 福西崇史(東京V)
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「(平本)一樹との2トップでのスタメンは、天皇杯の決勝以来です」。試合後のミックスゾーンで、飯尾一慶がこう話すのを聞いて、あの日のことを鮮明に思い返すことができた。

2005年の元日、ユース時代からの「親友」の2人は、ヴェルディに8年ぶりのタイトルを、との強い思いを胸に天皇杯決勝の舞台に立った。が、翌シーズンの期限付き移籍が決まっていた飯尾は見事先制点を挙げるも、東京Vに退場者が出たことで、急遽後半はピッチを退くことになる。すると後半開始直後、平本一樹が気迫のこもったドリブル突破から追加点を決め、劇的ゴールでチームにタイトルを呼び込んだ。
「チビ(飯尾)のために絶対点を取りたかった。俺、チビのためならなんでもできますから」
文字にすると陳腐なこのセリフも、その時の平本の真剣な表情を前にすると素直に胸に染み込んできたものだ (天皇杯決勝の試合レポートは【こちら】)。

新潟戦キックオフ前、その親友2人が揃って花束の贈呈を受けた。平本がこの日J1出場150試合達成、飯尾が前節磐田戦でのJ1出場100試合達成のセレモニー。
並んで祝福されることになった記念の試合で、FW大黒将志の怪我もあり、4年ぶりの2トップでのスタメンが実現。2人は試合前、「頑張ろうな」と声を掛け合ったという。
そして実際2人はこの試合で、柱谷哲二監督に「2人のコンビネーションが素晴らしかった。今年いちばんの試合だった」と言わしめる活躍を見せた。

開始9分、まず飯尾が今季初ゴールで試合を動かす。CKからDF那須大亮が繋いだボールを左足で決め先制点。このところセットプレーからの失点が多く、特に注意していた新潟にとって、ダメージの残る失点となった。
そして追加点は2人のコンビネーションから再び飯尾。
20分、飯尾が平本に預けてゴール前に走り、そのまま左足でシュート。「常にやっている狙い通りの形(平本)」という快心のゴールでの2得点目にスタンドは沸き立ち、ベンチからは柱谷監督も大きな拍手を送る。

「あれで集中力が切れてしまった」とは一方の新潟・鈴木淳監督。
新潟は出場停止のマルシオ・リシャルデスの不在も影響してか、攻撃の起点が見つけ出せない。パスミスも多く、マイボールにしても「中盤でボールが収まらず、逆に失って、相手の早い攻撃を受ける(鈴木監督)」苦しい展開。
前半のシュート数は公式記録でわずかに1本と、ほとんど自分達の時間を持てないなか、前半終了間際、さらに「親友」2トップにメモリアル試合お祝いゴールを献上することになる。

40分、今度は平本。飯尾からのボールを相手DFに一旦は奪われながらもすぐに奪い返し、DFの目をかいくぐりながらゴール左側に回りこんで左足シュート。GKは飛び出しており、無人のゴールへボールは吸い込まれていった。
チームに勝利を大きく引き寄せた、飯尾、平本の3得点。
「あいつら、自分達のメモリアルを自分達でお祝いするのがうまかったね」とGK土肥洋一が冗談めかしたが、まさに前半45分間は2人が主役を演じきった。

後半、新潟はあまりボールに絡めなかったMF田中亜土夢を下げ、5月の移籍加入後リーグ初出場となるMFアウグストを投入、攻撃の立て直しを図ったが、リズムは出てきたとはいえ、多少引き気味になった東京VのDFの間に割り入ることはできず、エリア内での勝負ができない。
逆に62分、左サイドから飯尾が切れこみ、中央でシュート、そのこぼれ球にMF福西崇史が詰め、ダメ押し弾。その後も新潟はサポーターの声に後押しされながら、まず1点を目指したが、得点には至らず。結局、試合終盤に福西がイエローカード2枚目で退場処分になるアクシデントはあったが、終始試合の主導権を握った東京Vが4−0で新潟に完勝した。

「2トップが前から追ってくれたから、後ろの負担をかなり減らしてくれた」とGK土肥が話したように、平本、飯尾が無失点にも大きく貢献したことを付け加えておきたい。そしてもちろん、この2人の活躍には「今、見えない信頼感ができている(DF那須大亮)」チームメイト達の存在が不可欠だったことは付け加えるまでもないだろう。
「今日は大黒君が出られなかったけど、チビは代役なんかじゃない。今、誰が出ても同じことができるレベルなっている(那須)」という言葉が、東京Vの成長を物語る。

「ヴェルディ」というチームを愛してやまないユース育ちの平本と飯尾。少し照れ臭そうにお立ち台で並んでヒーローインタビューに答える2人を、クラブスタッフが微笑ましげに見つめていたのが印象的だった。

以上
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