8月21日(木) 北京五輪 女子 3位決定戦
日本 0 - 2 ドイツ (19:00/北京/49,285人)
得点者:69'BAJRAMAJ(ドイツ)、87' BAJRAMAJ(ドイツ)
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最後の戦い。この日は朝から雨が降り続いていた。これでまた日本にとってはスリッピーなピッチとなる条件が整った。あとは力を出し切るのみ。決勝に先駆けて雨上がりの18時(現地時間)に3位決定戦・日本vsドイツ戦が行われた。
スターティングイレブンは安藤梢に変わって原歩が先発した。システムは4−4−2で変更なし。立ち上がりも変更なし。今まで通り相手よりも先にチャンスを生み出すべく素早くパスを回していく。開始早々、宮間あやからのパスが前線へ走り込んだ大野忍に渡るがDFに囲まれ、混戦となる。クリアボールを澤穂希が拾って再び前線へ、永里優季がシュートを狙うがハンドを取られる。大型揃いで守備に定評のあるドイツを向こうに、堂々と張り合う日本。20分を過ぎた頃から宮間、近賀ゆかりらがシュートを放っていた日本は22分最大のチャンスを迎える。宮間のCKに合わせた澤のシュートはゴールに吸い込まれたと思った次の瞬間、BEHRINGERにかき出されてしまう。28分にはゴール前のこぼれ球に阪口が反応するが空振り。幾度となくチャンスを作るも生かすことが出来ない日本。これまでの戦いの嫌なムードが漂う。しかし組み立てにくくなった場合は無理をせず最終ラインに一度預けて、態勢を整え再びパスへと展開していく。41分にはBEHRINGERに強烈なシュートを打たれるが池田浩美が体を張って止める。終了間際にはスローインからPRINZにヘディングシュートを打たれるシーンがあったが、ゴール左へ逸れる。危機を脱した日本は0-0でハーフタイムを迎えることに成功した。
後半に入ると再び雨が降り出す。日本は後押しされるようにパスを回しながらドイツゴールへ近づいていく。ドイツは後半からPOHLERSをピッチに送り出して好機を広げようとしていたが、日本ペースはまだ続いていた。「足が止まってもいい。走れることころまで、いけるところまで行こう!」そう決意してこの試合に臨んでいたなでしこジャパンはそれぞれがパワー全開でピッチを走り回った。少しでもコースが甘くなればパスはカットされ、少しでもマークがずれれば一気にボールをバイタルエリアまで運ばれてしまう。何度も繰り返される攻防戦の度にアップダウンは激しくなる。一刻も早く先制点が欲しいのはどちらも同じだ。
動きが早かったのはドイツ。59分にBAJRAMAJ、64分にはOKOYINO DA MBABIを投入。テンポの早い日本の展開に業を煮やしたドイツはこの段階で3枚のカードを使って勝負に出た。日本の足が止まる時間に合わせての猛攻をしかけようという算段だ。佐々木則夫監督もそれを受けてカードを切る。大野忍に代えて送り込んだのは丸山桂里奈。しかしこの交代の直後、状況は一転する。攻撃力を加速させた両チーム。その結果ゴールを得たのは、ドイツだった。69分、右サイドからのクロスに合わせたのはGAREFREKES。このシュートにはGK福元美穂がセーブするもこぼれ球が左へ流れる。走り込んできたのは入ったばかりのBAJRAMAJだった。角度のないところから右隅へゴール。福元も再び反応していたが一歩及ばなかった。
このままの展開では同点ゴールは生まれない。75分、足がつり始めていた原に代えて荒川恵理子を投入。日本はリスクを覚悟で、ラインを上げて反撃に打って出た。この時を狙っていたドイツはすかさず裏を取り、カウンターを仕掛けてくる。そして87分、またしてもBAJRAMAJにゴールを決められてしまう。万事休すだ。しかし、ここで奮起したのは宮間。1点でもいいから返そう!この試合でも諦めないなでしこの姿勢は貫かれた。残り2分となったところで宇津木瑠美が加わり、左サイドでの攻撃も活性化させようとする。しかしロスタイムはわずか3分。“動けなくなるまで走り続けた”なでしこジャパンは0-2でドイツに敗れた。銅メダルには一歩及ばなかったが、世界4位――。史上初の最高位をおさめて、なでしこジャパンの北京オリンピックは終わった。
以上
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