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【J2:第32節 徳島 vs 仙台】レポート:結果は引き分けも、明暗くっきりと分かれた両チーム。徳島がトンネルを抜け出すのはきっともう間近。(08.08.25)

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8月24日(日) 2008 J2リーグ戦 第32節
徳島 1 - 1 仙台 (18:05/鳴門大塚/3,878人)
得点者:9' 関口訓充(仙台)、83' アンドレジーニョ(徳島)
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80分近くまで試合はアウェイ仙台がほぼ思い通りに進めていたと言えよう。
立ち上がり、ホームで前への強い意識を見せる徳島に上手くボールを持たせながら、バイタルエリア手前ではしっかりとブロックを形成。立て続けのCKこそ与えるもののそれ以上の決定機までは作らせず、巧みに徳島の攻撃をいなしていった。そして経験値の高いチームらしく仙台は一瞬のチャンスを見逃さない。9分、徳島のCKからのこぼれ球を自陣で拾うと、ナジソンのポストプレーを起点にして一気のカウンター。徳島守備陣に組織を整える間も与えず攻め切り、最後はMF関口訓充が得意のドリブルからコースを狙った冷静なフィニッシュであっという間の先制点を奪い取った。

またその後も仙台は落ち着いたもの。徳島の繋ぎに対して狙い所を持ったチェイスをかけ、ボールを危険地帯へ入れさせない。徐々にサイドへと追い込み、徳島に手詰まり状態を引き起こさせた。さらに言うなら、仙台は後半に入り徳島のプレスが弱まってきた60分頃から目に見えてポゼッションも高めていく。中盤で梁勇基、斉藤大介らがセカンドボールを相次いで拾って徳島を自軍ゴール前で釘付けにするほどの波状攻撃も見せ、ハッキリとゲームの主導権を握っていった。

しかし、そんな仙台にもただひとつ思い通りにいかないことが。それは追加点が決まらないこと。先制した後にも何度か決定機を創ったが、自らのシュートミスもあり徳島を突き放すには至らなかった。試合後の会見で手倉森監督も「2点目を取れなかったことがまた勝ち点1になってしまった原因」と悔しがったように、これが結末に大きく影響することとなる─。

83分、やや距離があるように思われた位置からもアンドレジーニョが目の覚めるようなFKを決め、徳島同点。
前半終盤にシステムを3-5-2から4-4-2へ変更、後半からMF六車拓也を投入してビハインドを追いかける徳島。後半仙台に押し込まれる苦しい時間帯は増えたが、それでもチームは徐々に攻撃の幅を広げ可能性を感じさせる攻めを展開し始めていた。加えて、仙台がポゼッションを高め攻め入ってきたことで逆に得意の前へ早い攻撃が出せるようになったとも言えるだろう。倉貫一毅、米田兼一郎らが奪ったボールをスペースへ流れるアンドレジーニョやソウザへ素早く送り込むことで仕掛ける攻撃のスピードが増していったのは間違いない。そして何より徳島のホームで負けられないという気持ちは決して途切れることがなかった。同点としたFK、アンドレジーニョのキックには全員のその想いがきっと乗り移っていたはずだ。

こうして粘り強くドローへと持ち込んだ徳島。確かに12試合ぶりの勝利とはならず、流れの中での決定力欠如など引きずってしまった課題もあるが、それでもこの一戦はチームの成長を証明した戦いであったと言っていい。事実、美濃部監督も「これまでなら追いつけなかったか、もしくは追いついた後にまた引き離されるという傾向にあった。その点、踏ん張り切れたし追いついたことを評価したい」と語り、着実な前進の一歩を感じているようであった。徳島が暗いトンネルを抜け出す時はもう遠くないだろう。

対して追いつかれた仙台にとってはあまりに厳しい結果としか言いようがない。昨日2位の山形が引き分け、この同日鳥栖が敗れるなど上位陣が崩れただけに差を縮めるのには絶好のチャンスだったのだが…。「先にいい事があるのを信じて、このままズルズル下がるのではなく踏ん張ってやりたいです」と梁は顔を上げたが、残り12試合、チームの真価が問われる。

以上

2008.08.25 Reported by 松下英樹
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