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【J1:第22節 横浜FM vs 札幌】レポート:横浜FMが13試合ぶりの完封で降格圏から脱出。札幌は序盤に見せ場を作るも4連敗を喫す。(08.08.25)

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8月24日(日) 2008 J1リーグ戦 第22節
横浜FM 1 - 0 札幌 (18:33/ニッパ球/9,583人)
得点者:54' 小宮山尊信(横浜FM)
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 試合後、雨の中でのヒーローインタビュー。
MOMの小宮山尊信は、インタビュアーから23日に刈ったばかりの坊主頭のことを振られると、「結果を出せない丸刈りは、ただの丸刈りですから。結果を出せて良かったです」と、満面の笑みを浮かべた。
   
 小宮山のゴールは後半9分に生まれる。右CKを山瀬功治がニアへ蹴り、コンサドーレ札幌DFがヘッドでクリア。そのこぼれを小宮山が拾うと、約25mの距離から右足一閃。シュートは相手GKの手をすり抜けゴール右上へと吸い込まれた。ゴール直後、小宮山は、最初に駆け寄ってきた中澤佑ニに青々した頭をバシバシ叩かれ、すぐに他の選手からも文字通りの手洗い祝福を受ける。
 このゴールが決勝点となり、16位の横浜FMは札幌を1対0で下し、順位を1つ上げた。

 横浜FMは前節からスタメンを大幅に変更。田中裕介が3バックの左に入り、ボランチは河合竜二と松田直樹で形成する。FWは坂田大輔を頂点とし、右下に兵藤慎剛、左下に山瀬功が入り、流動的にポジションを変えた。

 札幌は中盤の形を、前節のボックス型からダイヤモンド型にシフトチェンジ。クライトンをトップ下、西嶋弘之をボランチ、芳賀博信を右、中山元気を左に起用する。

 試合は、前半15分ぐらいまでは札幌が中盤で圧力をかけて押し込み、エースのダヴィが個人技を発揮。彼のパスから9分に西嶋、11分にクライトンがそれぞれシュートを放つ。
 しかし、その後は横浜FMが圧倒的にゲームを支配。前半だけで15本ものシュートを浴びせる。主導権を握れたのは今季初めてボランチでコンビを組み、「最初は噛み合わなかった」(松田)という河合と松田の呼吸が合い始めたからだろう。身体能力に優れた2人が中盤で防波堤を築き、鋭い出足でボールを奪取。マイボールになれば、どちらか片方が攻撃参加し、左右やタテへとボールを的確に散らして攻撃のリズムを生む。だが、木村浩吉監督がハーフタイムに「アタッキングゾーンで無理をしないと点が取れない」と指摘したように、前半は結局ノーゴール。

 札幌は守備を立て直そうと後半からクライトンと芳賀のポジションをチェンジし、Wボランチに変更するも流れは変わらない。そして冒頭の決勝弾が決まり、横浜FMはユースの齋藤学を投入する余裕も見せて勝利を飾った。

 横浜FMの期待の高校生、齋藤学のJ1デビュー戦は堂々たるものだった。後半37分には、山瀬の左からのパスをトラップから反転し左足シュート。これは惜しくも相手GKに阻まれた。同44分にはドリブルを仕掛け、意表を突くヒールパスを大島秀夫へ送り、観客を沸かせる。指揮官も「物怖じしないでプレーした」と評した新星に今後も注目したい。

 一方、この日の札幌は、中盤のプレスが甘くタテパスをいいように通され、守備ラインが下がり、武器であるブラジル人2トップへパスを渡せなかった。苦しい状況は続くが、試合後にサポーターが広げた「男なら今を生き残るため戦い抜け」という横断幕を見て、何も感じない選手はいないはず。まずは気持ちを前面に出してプレーする姿勢が求められるだろう。

以上

2008.08.25 Reported by 小林智明(インサイド)
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