8月27日(水) 2008 J1リーグ戦 第23節
神戸 1 - 2 鹿島 (19:04/ホムスタ/13,123人)
得点者:44' 大久保嘉人(神戸)、58' マルキーニョス(鹿島)、59' 興梠慎三(鹿島)
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前半の戦いを見れば、鹿島がリードして折り返してもおかしくはない展開だったが、サッカーとはこういうものだろう。中盤における圧倒的なパス回しをベースに作り出した再三にわたるゴールチャンスを、鹿島のFW興梠慎三をはじめとする攻撃陣が外し続けた後、先にゴールをこじあけたのは神戸のFW大久保嘉人だった。44分、FWレアンドロから絶妙のタイミング、弾道で出されたボールに反応したFW栗原圭介はドリブルでゴール前に持ち込み、鹿島GK曽ヶ端準をひき付けておいて、右から詰めて来たFW大久保へパス。それを受けた大久保は落ち着いて右足を振り抜き、先制点を奪う。ここ最近は、なかなか全体が連動した中でのゴールを挙げられていなかった神戸にとっては理想的なゴール。しかも、首位と勝点2差で3位を走る鹿島から奪った先制点であり、その鹿島の決定力不足に助けられたとはいえ、失点0で抑えての折り返しとなれば、ホームズスタジアム神戸のスタンドが盛り上がるのも無理はない。
ただ、このまま神戸を逃げ切らせないところが、J1チーム最多の得点力を誇る鹿島の強さだろう。後半も、前半同様、中盤を支配しながら圧力をかけ、ジワリジワリと神戸を追いつめていく。
その状況に神戸・松田浩監督が動き、55分にMF馬場賢治に代えてMF田中英雄を投入。中盤を押し込まれていたこともあり、ボランチを預かっていたMFボッティを攻撃的MFに、途中出場のMF田中英雄をボランチに据えて対応するが、その3分後の58分。スローインから途中出場のMFダニーロがゴールライン際で粘り、神戸DF内山俊彦を振り切って中央のFWマルキーニョスへ絶妙のパス。それをマルキーニョスが落ち着いて決め、同点に追いつかれてしまう。しかも、その直後の59分にも、今度は鹿島右サイドのMF青木剛からのクロスをFW興梠に頭であわされアッサリと逆転弾。試合後、松田監督が「鹿島相手に1失点はある意味、不思議ではないのに、その1失点にガッカリしてしまったことが悔やまれる」と振り返った通り、その言葉が全てともいうべき立て続けの失点だった。
その後は、何とか同点に追いつきたい神戸がパワープレーに。攻撃能力の高いMF吉田孝行やFW岸田裕樹を投入し、鹿島のゴールに襲いかかるが、79分、MF田中からの柔らかい浮き球のパスにあわせたFW大久保のヘディングシュートは、ゴール左へ流れるなど、決定的チャンスをものにできず。また鹿島の相手の猛攻にも動じない試合巧者にたった落ち着いた守備も光り、1−2のまま試合終了。
先制した神戸にとっては悔しい敗戦になったことは間違いないだろうが、立続けの2失点を振り返れば、また、前後半を集中して戦い抜いた鹿島の組織力を冷静に評価するなら、内容にふさわしい結果だった。
以上
2008.08.28 Reported by 高村美砂
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