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【AFCチャンピオンズリーグ アル・カラマ vs G大阪】レポート:G大阪が逆転勝利!アウェイゴールを2つ奪い、準決勝進出に王手をかける。(08.09.18)

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9月18日(木) AFCチャンピオンズリーグ
アル・カラマ 1 - 2 G大阪 (04:00/ホムス/17,000人)
得点者:7' アブドルダイム(カラマ)、70' 山口智(G大阪)、77' 山崎雅人(G大阪)
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 キックオフ前から笛、歓声、手拍子。それらによる、地鳴り。予測していた以上にアウェイさながらの雰囲気に包まれたアル・カラマのホーム、ハレド・ビン・アルワリード、スタジアム。ラマダンが明けて間もない時間帯ということもあり、食事を摂り、おなかを満たした元気なサポーターがそれぞれの『チーム愛』をぶつける横で、多数の警官が目を光らせている。スタンドに女性は殆ど見かけない。逆にスタンドのあちこちでタバコを吸っている人を見かけるというのは、日本では考えられない光景だ。
 ここは、アウェイ。そんな思いをより一層強く感じる中で現地時間22時(日本時間4時)、キックオフを迎える。

 キックオフ後は更に凄い歓声が待ち受けていた。G大阪がボールを持つとスタジアム全体で大ブーイングが起きる一方で、アル・カラマの1プレー、1プレーに拍手、歓声の嵐。7分、ショートコーナーから一瞬の隙をついて、アブドルダイムが先制点を奪うと、サポーターは一気に沸点に達し、ものすごい熱気がスタジアム全体を包み込んだ。
 だが、G大阪の選手たちは落ち着いていた。ここ最近の試合の流れから「先制点だけは先に与えたくない」という意思統一をもって試合に入った中で、わずか7分でその先制点を奪われることになっても、だ。

先制をして引き気味になった相手に対し、中盤を起点にしっかりとパスで繋ぎ、ポゼッションをし、ゴールに詰め寄っていく。結果的に前半は無得点に終わったものの、G大阪のパスサッカーは明らかに相手を圧倒し、そして、疲れさせていた。

 そうして引き寄せていた流れを完全に掴んだのは、67分、FWロニーに代えてFW播戸竜二を、DF下平匠に代えてFW山崎雅人を、という2枚のFWを一度に投入し、システムを3バックに変更してから。試合後、西野朗監督は「得点できればひっくり返せると思っていた。ハーフタイムにはつなぎ、パス交換のテンポを上げることと、リスクをかけてでも得点を取りにいくことを指示した。システムを3バックにしたり、2トップを変えたことで変化ができた」と話したが、その言葉通り采配が的中。前半のFWロニー、FWルーカスによる2トップは今ひとつアイデアに乏しく、中に中に切り込んでいっては、相手に跳ね返されて、というシーンを繰り返したが、FW播戸、FW山崎は前線を元気に動き回りながら、積極的に相手のディフェンスラインの裏をとるべくスペースに飛び込み、揺さぶりをかけた。その精力的な動きが、更に一層、アル・カラマを疲れさせ、混乱に導いた。

 起死回生の同点弾は70分。右CKに対しニアに詰めたDF山口智がドンピシャで合わせ同点にすると、アウェイ戦と言えども、完全に相手を圧倒していた自信が選手に拍車をかけたなのだろう。G大阪の勢いは止まらない。77分には西野監督が「特にヤマ(山崎)はアグレッシブに最終ラインに圧力をかけていた」と評したFW山崎が前線からの精力的なプレスが功を奏する形で、ボールを奪い、抜け出すと、一気に前線へ。最後は相手GKとの1対1の状況にも慌てることなく落ち着いてゴールを流し込む。

 1-2。この状況に持ち込めば、あとはG大阪のポゼッションサッカーが輝きを増すばかり。残り時間を伺いながら、危なげなく試合を進め試合終了のホイッスルを聞く。実に、公式戦では11試合ぶりに得た『白星』。しかも、ハードスケジュール、長時間の移動、そして完全アウェイな雰囲気での戦いを征し、かつ、準決勝進出に大きく王手をかけるアウェイゴールを2つ奪っての白星だ。

「勝てたのは自信に繋がると思う。ここから流れを変えていきたいと思うし、これでまた自信をもってやっていける。(FW播戸)」

 ここから、逆襲が始まる。

以上

2008.09.18 Reported by 高村美砂
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