9月18日(木) AFCチャンピオンズリーグ
アル・カディシア 3 - 2 浦和 (04:00/クウェート/人)
得点者:18' Fahed ALEBRAHIM(アル・カディシア)、33' エジミウソン(浦和)、57' BENACHOUR(アル・カディシア)、84' Khalaf ALMUTAIRI(アル・カディシア)、89' エジミウソン(浦和)
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敵地での第1戦、浦和は2対3と1点ビハインドで90分を終えた。
ただ、退場者を出し、一時は2点のビハインドを背負うという厳しい状況に追い込まれていただけに、アウェイゴールふたつを奪っての1点差負けは御の字といえるだろう。
もちろん、昨季は無敗でアジアの頂点に立った浦和にとって、これがACL13戦目にして喫した初の黒星だったことは確かだが、それでも埼スタに戻っての第2戦に望みをつないだことは間違いない。
アル・カディシアはいわゆる中東っぽい、ロングボールを多用するチームではなく、足元で細かくつなぎ、スピーディーな速攻を得意としているチームだ。それだけに、容易にスペースを与えると苦しい展開になる。そのことは、試合前にエンゲルス監督も危惧していたことだった。
ただ、序盤からペースを握ったのはホームの観衆をバックに、積極的な動きを見せたアル・カディシア。日本人のお株を奪うようなアジリティのよさを見せ、サイドから素早く厚みのある攻撃で浦和ゴールに迫った。
そんな中 18分にFKからアル・イブラヒムにヘッドで先制を許すも、浦和も33分に細貝萌のパスに永井雄一郎が抜け出し、最後はエジミウソンが左足で決めて1対1。苦しいなか、イーブンでハーフタイムは迎えた流れは悪くなかった。
一方で、後半は前半とは変わって、浦和が出足のよさを見せたものの、またしても先にゴールを挙げたのはアル・カディシア。57分に1点目のアシストをしていたチュニジア代表のベンアシュールに今度は直接FKを決められ1対2。 そして、84分には速攻からアルモタワに抜け出されると、ペナルティエリア手前ですでに1枚イエローカードをもらっていた堀之内聖が退場覚悟のファウルを冒すと、これがPKの判定となり、浦和は1点を失うと同時にDFをひとり欠くことになった。
10人のうえ、2点のビハインドを背負った浦和。これ以上の失点はしたくないが、できればゴールもねらいたい。残り時間も少ないとあって、あえてDFを補充することなく戦い、それが最後に実った。右サイド深い位置にオーバーラップしていた田中マルクス闘莉王が執念でゴール前にボールを運ぶと、最後はエジミウソンが混戦から右足を振り抜きゴールイン。調子が上がらないリーグ戦ではここ4試合先発から遠ざかっていたブラジル人助っ人が、大事な 試合で2ゴールとチームを救う働きを見せた。
「そのまま1対3で終わっていたら苦しかったが、10人になりながら“エジ”のゴールで2点目を取って2対3にできたのはよかった。もちろん負けは負けだが、あと90分ある。次はホームだしチャンスは十分ある」。エンゲルス監督もそうホッとした表情で振り返った。
阿部勇樹、細貝、山田暢久を3ボランチ気味に起用し、前線では永井が右サイドに張り出すなど、対アル・カディシア戦の対策がうまくいったかといえば、機能していたとは言い難い。相手の攻撃の核、トップ下のベンアシュール(セットプレーで1ゴール1シスト)を捕まえきれずに、苦しめられたことも反省材料として、第2戦での修正が不可欠だ。
それでも、アウェイゴールをふたつ奪っての1点差負けは、決して巻き返せない状況ではない。まだ、アウェイでの前半の90分が終わっただけ。後半はホームでの90分、1点差は射程圏内といえるだろう。
以上
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