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【J2:第36節 仙台 vs 岐阜】プレビュー:大量得点中の仙台vs大量失点中の岐阜。大きく変えてくるかもしれない岐阜から、仙台は冷静に、しかし確実に、まずは勝点3を奪いたい。(08.09.20)

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9月20日(土)J2 第36節 仙台 vs 岐阜(14:00KICK OFF/ユアスタ
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 3得点、4得点と、シーズン途中のゴール欠乏症が嘘のように、試合のなかった節(第33節)を経て、大量得点での完封勝ちを2つ並べてきた仙台。一方で岐阜は7失点、6失点と、ここ2試合で大量13失点中。今節が仙台のホームゲームということを考えても、圧倒的に仙台が有利な状況は否定できない。
 だがそこにこそ、予想を裏切る内容がもたらされる「余地」がある。仙台としてはその隙間を開かせることなく勝ちきること、岐阜としては逆に、仙台が敷いた勝利へのレールをとにかく揺さぶり仙台を慌てさせること、それが試合に臨む両チームの基本線だ。

 第32節の徳島戦をドローで終え、7試合連続の勝ち無しとなってしまった試合後、仙台の主将である梁勇基は「とにかく1つ勝てば変わる」と語っていた。そして実際に、2週間の休みを挟んだ第34節の福岡戦から、チームは梁の言葉が真実であったことを示すかのように連勝。練習などチーム内の空気も一気に明るくなっている。

 おそらく今節も、福岡戦から続くスタメンの組み合わせを入れ替えることなく試合に臨むと思われる仙台にとって、課題となるのは前節に見えた細かな課題の修正だ。事実、前節の熊本戦では、結果こそ大勝ではあったものの、変えるべきポイントが2つ見受けられた。
 一つは攻めの間延び。ゴールへと攻め急ぐあまりに、攻撃の際、仙台の布陣は縦方向に伸びきるものに。その結果自陣に空けたスペースを熊本に使われ、前半は自分たちと同じような数のチャンスを作られてしまった。
 もう一つは、0−3と大量リードを奪った後の守備の緩み。相手へのチェックが曖昧になり、前に出てきた熊本に対してあわやの場面を献上した。GK林卓人の素晴らしいセービングで何とか完封に持ち込むことができたが、昇格争いに競り勝っていく上で勝点だけでなく得失点も重要となっている仙台には、どんなに大量リードであっても、許してよい失点など一つもない。今節に向けての練習では、こうして挙がった修正点のフィードバックが図られている。

 大量失点が続く今節の岐阜戦、大量点のチャンスととらえられなくもないが、まずは勝点3を確保することが先決。「次のホームは、この前のゲーム(熊本戦)よりも手堅く、隙を見せないゲームをしたい」(手倉森誠監督)との言葉の通り、欲しいのは大勝より「(スコア的な意味ではない)完勝」、そしてそれこそが、この先今以上に勝ちを積み上げていかなくてはいけないチームにとって、大きな自信となる。

 さてそんな仙台にとって、今の岐阜はある意味やりづらい。
 6失点となった前節の岐阜vsC大阪戦を見る限り、岐阜の悩みは深く、失点が多いことよりも、その取られ方があまりにまずい。GKを含めた守備時の連携や呼吸の悪さ、単純なマーキングのロストなどが、すべて失点に結びついたといえるのが岐阜の前節だった。あくまで岐阜戦のみの感想であるが、筆者の目には、メンバーを何人か入れ替えることで改善が図られる類のものではないようにすら見受けられた。

 もちろん、当の岐阜の選手たちが抱えている意識の通り、試合に臨む一人一人の改革が求められているのは間違いなく、新たな意気込みを持った選手の起用もあり得るかもしれないが、もしこの仙台戦、まずはチームとして失血死する前に出血(失点)を止めることを優先するのであれば、まずはチームとして戦い方を変え、なりふり構わず失点を減らす選択肢を採ることも考えられる。事実、おそらく岐阜が今節、サプライズを巻き起こすのだとすれば、試合の早い時間での失点だけは絶対に避けなくてはいけない要素だろうから、まず守りを固めるのは理にかなっている。

 問題はその方法だ。仙台絡みで言えば、かつては2006年、FWにブラジル人を3人並べた仙台に対して草津が採った「1スイーパー、3マンマーカー」による変則の4−4−2(最近まで福岡がリトバルスキー政権下で敷いていたシステムもそうだ)、あるいは仙台も、今期第30節に広島をホームで迎えた際、それまでの2ボランチから、守りを優先した3ボランチの4−3−1−2で試合に臨んだことがある。このような奇策を岐阜が採って来ることだって、大いにあり得るのだ。

 あくまでこれは推測での議論なので、いざ蓋を開けてみれば岐阜が、やはりこれまで同様の4−4−2でぶつかってきたとしても何ら不思議ではないし、それもそれで岐阜がチームとして成長するための強い意志が感じられるやり方ではある。ただ並びがどちらにしろ、早い時間にスコアが動くかどうかは、とにかく双方における現状のチーム状況を考えると、今節は普段以上に試合結果にとって大きな要素となる。

 ところで。仙台は前節終了後から、なにやら来季について、ああでもないこうでもないという話が、クラブの外から聞こえ始めている。
 だが当のチーム内はというと、これが動揺など見せるそぶりもない。それもそのはず、J1を手に届く位置に見ながら今こうして戦っているチームは、誰が何と言おうと手倉森誠監督率いるチームなのだから。「テグさんと一緒にJ1に行くという気持ちで今季に臨んだし、テグさんが監督だから、自分はキャプテンを引き受けた」という梁のコメントもある。

 そうだ、試合前にこんなくだらない話は止めにしよう。目の前に広がるサッカー、つまり今季続けてきたチームとしての努力を堪能した上で、試合後に改めて考えればいい。

以上
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