今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第36節 横浜FC vs 広島】プレビュー:昇格内定を目前にした完成形の広島に対して、横浜FCは若手の思い切りあるプレーで決め手を生み出し、一矢を報いたい。(08.09.20)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
9月20日(土)J2 第36節 横浜FC vs 広島(19:00KICK OFF/ニッパ球
-ゲームサマリーはこちら-
-三ツ沢へ行こう! スタジアムガイドはこちら-
携帯でこの試合のダイジェスト動画を見るなら - ライブサッカーJ -
J2勝敗予想ゲーム-新ターン突入!20日13時締切-
20日(土) 〜28(日) はFIFA フェアプレーデー!
----------
 J2は第36節を迎え、横浜FCにとって10試合、広島にとっては9試合を残す段階となった。前節の試合結果によっては、昇格内定決定戦になっていたかもしれない今節のゲームの注目は、戦力の優位性だけでなく試合運びにも磨きがかかってきた完成形の広島に対して、同じ降格組の横浜FCが一矢を報いることができるかどうかだ。

 横浜FCは第3クールに入って1勝1分2敗。山形、湘南という昇格争いをしている相手を相手にすると、内容は悪くないが隙を突かれる形で勝点を失っている。前節の湘南戦も、試合のペースは横浜FCが握っていたが、湘南が後半開始からドリブルを使った攻撃を混ぜ始めると、PKを与えてしまい0-1で敗戦してしまう。三浦知良が「悪いペースではなかったが、今年を象徴する試合」と振り返るように、勝ちきれない今シーズンを象徴するゲームだった。守備もそこそこ安定し、中盤でのポゼッションは湘南を上回る。運動量もあり、バイタルエリアまでは形を作れるが、最後のゴールには結びつかない。全ての面で100点満点中60点ぐらいのプレーはするが、決め手となるプレーが少ないというのが、ピッチ上に表れている現象だ。

 その横浜FCに最近現れている変化は、第34節の徳島戦から、根占真伍と小野智吉のダブルボランチへの変更と、右サイドバックへの吉田正樹の起用により、実質的に若返りを果たしていること。この効果は湘南戦で表れている。流動的なポジショニングからパスコースを作り、ポゼッションを高めてチャンスを作るという、本来目指しているスタイルが、プレスの厳しい湘南相手に90分を通じて表現することができていた。「ボランチで時間を作れていて、ボールをキープできるので後ろから上がりやすい」(太田宏介)というように、ボランチがボールをしっかりキープできる上に、三浦知が中盤を広く動いてボールをさばく役目に徹した。「中盤でボールを当てながら、前に進んで行って、最後は難波に出すという形ができた」(三浦知)というように、チーム全体で手応えを得ている。「あとは、クロスの精度などプラスα、点に絡むところの意識が必要」(吉田正樹)というように、個々の選手が最後の場面で相手を上回るプレーをすることが、試合での勝利、そして選手にとって重要になる。

 横浜FCは、ここまで2回の対戦で2度とも広島に敗れている。第1クールの対戦は、アウェイで集中した守備を見せるものの、終了間際に失点して敗戦。第2クールは、相手を上回る時間を多く作りながら、久保に身体能力の高さを見せつけられるゴールを決められた。両試合とも、戦いぶりについては引けをとっているわけではなく、勝っても不思議ではない展開だった。サンフレッチェに文字通り3本の矢を射抜かれるわけにはいかない。ここで勝って一矢報いるだけでなく、新たな戦い方に関する自信を積み重ねていきたい。

 一方の広島は、最近の3試合で4-1、7-1、4-0、15得点2失点と、勢いに手がつけられなくなってきている。前節の山形戦は、好調同士の対決とだったが、その差は歴然としていた。立ち上がりから、山形がプレッシャーを掛けると、まずはゾーンを下げてプレッシャーを受けとめる。次に、守りのリズムを完璧に構築した後に、得意のポゼッションを高めて行く。山形の攻撃の状況に応じてラインを上下させながら根比べを仕掛けると、33分に中盤のパスミスを奪い、スルーパスに反応した佐藤寿人が抜け出して、そのままゴールを決める。山形の内容も悪くないが、広島の攻守に渡るバランスの良さの前に打開策を見つけられない。そして、後半、コーナーキックから2点目を奪うと、さらに立て続けに2得点。第33節で、横浜FCは山形の完成度を見せつけられたが、その山形を相手に広島は圧倒的な完成度の差を見せつけた。広島の良さは、そのバランスだけでなく、わかっていても止められない決め手となる選手が多数存在すること。横浜FCにとってはうらやましい状況だが、第1クールでの対戦のように、その決め手を抑える戦い方では対抗できない。第2クールでの対戦のように自分のペースの時間を増やすことだ。

 J2で過去最速の昇格内定は、9月26日に残り7試合で昇格を決めた2004年の川崎フロンターレ。この試合で広島が勝利すれば、第37節の9月23日での昇格内定が見えてくる。広島が、勢いを保って昇格街道をばく進するか、横浜FCが足止めを食らわせるか。この週末の関東地方は台風の影響が心配されるが、無事開催されて、終盤のJ2を盛り上げる試合となることを期待したい。

以上

2008.09.19 Reported by 松尾真一郎
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着